3枚の絵を描くだけで作れる立体ダンスアニメーション(DEBUT・Pro・EX版 対応)

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あっとますた

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このTipsでは、DEBUT・Pro・EX版 のversionからでも作れます

◆この解説ではClipstudioPaint EX PC版を使って説明しています。

【STEP1】まずはダンスアニメーションを作ってみよう

◆3枚のイラストを描くだけで作れるダンスアニメーション

新規ドキュメントからアニメーションを選びます。

基準サイズ 幅1080 x 高さ1920 px(1080p)

解像度 144dpi

アニメーション作画設定

演出フレーム 「チェック」有効

作画サイズ 「チェック」有効 倍率x1

余白(任意)解説見本では400に設定

タイムライン

フレームレート「 8 」

再生時間「  」+「 0 」秒+コマ

その他の設定(任意)

 

Point】DEBUT/Pro版のアニメーション機能は、最長で1秒8フレーム3秒間・総フレーム数は24です。

たて1920xよこ1080pxの縦型ドキュメントというのは、一般的なSNS縦画面・ショート動画に扱われている推奨サイズとなっております。


《1-1》3枚のダンスイラストを描こう

ポーズ見本のような ① ② ③ 三枚のイラストを描きます。

キャラクターはカメラ目線で脈動感のあるポーズが良いです。

描く時の注意点として、足の踵(かかと)を上げる(体が上がる)、下げる(体が下がる)、といったリズム感特有のメリハリを配慮するとうまく動きます。

腰の位置を左右どちらかに振り切れるぐらいの勢いで描くと面白いダンスシーンが作れます。

ポーズにもよりますが足先の立ち位置関係は、なるべく地面から両脚の位置(地面と足先の軸線)を変えないで描くと安定したダンスアニメーションになります。

 

 

②と③のイラストを複製し、「ファイルメニュー」から「変形」を使って「左右反転」にして名前を「2R」と「3R」として別名保存します。合計5枚のイラストでアニメーションを作ります。

《1-2》タイムラインでアニメーションを組む

タイムラインパレット画面を呼び出してアニメーションの編集をします。

タイムラインパレットの表示方法

ウインドウメニュー>タイムライン>タイムラインパレット画面

タイムラインの作業は横長にした方が作業しやすいので画面下あたりに配置させておくと便利です。筆者は画面一番下に配置して作業しています。

新規タイムラインを作成します

タイムラインパレットもしくはアニメーションメニューから

新規タイムラインを作成します。

新規タイムラインの作成

タイムラインパレットアイコン>新規タイムライン作成

アニメーションメニュー>タイムライン>タイムラインの管理>新規タイムライン

または

タイムラインパレットメニュー>タイムライン>新規タイムライン

もしくは

~タイムライン>タイムラインの管理管理画面>新規タイムライン

タイムライン設定

フレームレート 8

再生時間 3秒 (秒+コマ)


新規アニメーションドキュメントを作ると

レイヤーパレットにアニメーションフォルダーが出来ているので、アニメーションフォルダを選択している状態(カーソルで選んだ状態)のまま

ファイルメニュー>読み込み>画像

で《1-1》で作った画像5枚を読み込みます。

レイヤーパレットのアニメーションフォルダーに《1-1》で作ったイラスト5枚入っていればOKです。

Point

アニメーションフォルダーを作るにはタイムラインパレットのアイコン、もしくはアニメーションメニューからでも作成できます。

 

《アニメーションフォルダの作成》

アニメーションメニュー>アニメーション用新規レイヤー>アニメーションフォルダー

Point

レイヤー名称が長すぎて読み辛い場合は、アニメーションメニューからトラック編集を選び、レイヤーの順番で正規化を実行すると番号順に変わるので編集作業しやすくなります。

またタイムラインの順番で正規化という事も出来ます。

【レイヤー順番の正規化の方法】

アニメーションメニュー>トラック編集>レイヤーの順番で正規化

 

にすると、すっきり見えやすくなり数字番号順にできます。

セル名を指定してタイムラインに貼っていきます。

リズムを組むコツ

1秒間の8フレームを2コマ飛びに、つまり1秒間に4つ割りしてフレームを挿入していくのですが、挿入の順番に必ず(1)→(2)→(1)…というように(前番号)に折り返すように組み上げるとちゃんリズムが取れます。組み方は好きなように自由に組んでもOKです。

作例見本のセル番号(イラスト)順序

(1)→(5)→(1)→(3)→(1)→(4)→(1)→(2)→(1)→(5)→(4)→(3)→Repeat

作例のダンスモデル5枚を順にフレームアニメーションで動かすとこんな感じになります。これで3枚のイラストから作るダンスアニメーションの完成です。

本当に3枚しか描いていないという、なんという省エネアニメーション!

セル番号順をいろいろ変えても面白い

これに慣れたら3枚から5枚に~といった感じに作画を増やすとアニメーションの動態が今より広がります。

 


《1-3》いろいろなダンスポーズを組み上げて作ってみよう

作画カット数/3枚から5枚に増やして作成。

うち上列・左から2・3・4・5枚の4枚を複製コピーして

それぞれを左右反転します(下列4枚)。

合計9枚(5+4)を使ったリピートダンスアニメーションを作成します。

※セルの順番はタイムラインパレットのフレーム番号順を参考にみてください。

こんな感じで出来上がります。


《公式》アニメーション機能の基礎知識

初めてアニメーションを作るならまずは公式Tipsを参考にすると作成の早道になります。

【STEP2】背景を合成してみよう

カメラで撮影した景色や構造物、自分の部屋、風景画、など気に入ったシーンをアニメーションの背景として使うとユニークで興味深い映像が出来上がります。

《2-1》ダンスポーズをしたキャラクターを3枚描きます

STEP1で解説したアニメーションドキュメントの設定を基に《1-3》で作った5枚のダンスポーズのうち3枚のダンスポーズを使ってリピートアニメーションを作ります。

作成x3枚+複製左右反転x3枚の合計6枚です。


《2-2》アニメーションを組みます

STEP1《1-2》で解説したように3秒間、8フレームのアニメーション・タイムラインを作ります。

作例見本のセル番号(イラスト)順序

(9)→(2)→(5)→(6)→(5)→(9)→(8)→(7)→(6)→(7)→(8)→(9)→(2)→(5)→(6)→(5)→(9)→(8)→(7)→(6)→(7)→(8)→Repeat

キャラクターダンス部分はこれで完成です。


《2-3》背景画像を取り込む

STEP1《1-2》で紹介した画像の読み込みと同様に

背景画像をドキュメントに読み込みます。

自分の気入った背景でもよいですし、自分でスマホで撮った写真景色など。

撮影するうえでキャラクターのパース(角度)をなるべく合わすよう撮影時は違和感のない背景にするのがコツです。

【画像の読み込み】

ファイルメニュー>読み込み>画像

背景を読み込みました。


《2-4》キャラクター影アニメーションを合成する

《2-2》で作ったダンスアニメーションフォルダを複製して影にします。

複製したアニメーションフォルダにレイヤーパレットから画像6枚すべて選んで「透明ピクセルをロック」し画像を黒色で「塗りつぶし」します。

6枚の画像レイヤーの「透明ピクセルをロック」を解除します。

フィルターメニューから「ぼかし」「ガウスぼかし」を選んで6枚の画像すべてに

ガウス値140でぼかします

ガウスぼかし編集画面 (ぼかす範囲/140)

6枚の影イラストにエフェクトを加えます。

レイヤーパレットから

◆合成モードを「比較(暗)

◆不透明度 75%

にします。

Point

複製したアニメーションフォルダーパレットカラーで色分けしたり、フォルダー名を最後にわかりやすく「かげ」と付けておくと作業に便利です。


編集メニューから「変形」を選び、

アニメーションフォルダーを選んだ状態で背景のパースに合わすようにフォルダを変形させます。最終的な影となる位置を決めます。

 

変形

編集>変形>拡大縮小回転・自由変形・遠近ゆがみ

 

などを使って影部分を変形させます。

Point

アニメーションフォルダを複製して作った影フォルダは一度変形させてしまうと戻せないので、もし別背景を変えて使いたい、違うものを作りたい場合のときには、変形前に一度影フォルダのオリジナルを残し複製したもので作業すればやり直しが効きます。

手順通りならば、影アニメーションには加工前のアニメーション情報が残っているので再生するだけで影も同時に動き出します。


《2-5》うしろ向きのアニメーションを背面に合成する方法

まずはキャラクターがうしろを向いた映り込みのアニメーションを作ります。

《2-1》でダンスポーズを3枚描いたイラストを下絵にうしろ向きのイラストを新規に描きます。手順はまったく同じように、3枚を複製して左右反転させ合計6枚のイラストを作ります。

 

 


《2-2》と同じ要領で作業でタイムラインパレットでうしろ向きキャラクターを使ってアニメーションを作ります。

うしろ向きのアニメーションフォルダーを

編集メニューから「変形」「自由変形」を選び、背景パース合わせて変形させ、位置を確定させます。

アニメーションフォルダー合成モード

覆い焼き発光)にして不透明度50に調整します。


位置が決まったら新規レイヤーを作り、背景の映り込み部分のパースに合わせながら直線ツールを使って線を引き、塗りつぶしを作ります。

塗りつぶし部分を「自動選択」を使って選択範囲を作ります。

作った塗りつぶしレイヤーは必要なくなったので「不可視」にして見えなくさせます。

うしろ姿のアニメーションフォルダを選び、

選択範囲状態を保持したまま

レイヤーパレットレイヤーマスク選択範囲外をマスク

を選びます。

 

 

選択範囲以外がマスクになり映り込み範囲だけになりました。

再生すると、すべてのフォルダが連動してアニメーションします。

イラスト3枚描くだけで出来上がるダンスアニメーションの完成です。

 

 


アニメーションにオーディオを組み合わせる方法をあっとますたTipsで紹介しています。ぜひご覧ください。

STEP3 アニメーションの書き出し

◆作ったアニメーションを描きだすには

ファイルメニュー>アニメーション書き出し>ムービー

を選択すると、AVI形式MP4形式の動画ファイルを作ることが出来ます。

形式を選択するとムービー書き出し設定が出るので設定値がこれでよければ「OK」で書き出しが始まります。

Point

アニメーション書き出しメニューでは、そのほかGIF形式、APNG形式(PNG形式)など様々な動画形式が書き出せます。

あとがき

実際にダンスアニメーションを解説するというのは、走っている新幹線を見ながら説明するようなもので(笑)説明したいところがあっても、あっという間に過ぎてゆくわけで、なかなかそこが難しいトコロでした。そして情報量も多い。そんな感じで脳内処理限界点になりつつも今月のTipsが完成しました。フレームアニメーションよりもキーフレームアニメーションで作る方が作業工程と労力的には優しいのですがどうしても表現性に限界があるので、対してフレームアニメーションは自由度と表現性の高い描写を作れますが動かすために中割を数だけ作画用意しなければなりません。キーフレームアニメーションでは前後背面が交差するパースの動きは構築上、表現させるのが難しいのでそこは一長一短というところです。

 

人の造る可能性と創造力は無限大。最後まで御拝読ありがとうございました。

筆者のTipsが創作物において何かしらの助力となれば幸いです。

これからも皆さんの善きクリエイターライフをお祈りしております。

ClipStudioPaint DEBUT/Pro/EX 2025.0705 あきべん

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