絵本みたいなヴィネットイラストと、簡単な水面を描こう!

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みれくらげ/mirekurage

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こんにちは!今回は絵本風、水たまりのヴィネットイラストを描いていきます!

今回は初心者の方に向けて工程をじっくり解説するため、もし水面についてのtipsが知りたい場合は目次から飛んでください!

 

それでは早速いきましょう!

■1.ヴィネットイラストとは?

まず、ヴィネットイラストとは…説明するより見た方が早いでしょうね!

こういった、小さな舞台の上にキャラクターが乗っているイラストや、小さな世界観に詰め込まれたイラストのことをヴィネットイラストと呼びます。

 

今回はミニキャラクターですが、もちろん通常の頭身でも描くことができますよ!

とはいえ小さい方が配置しやすいかもしれませんね。


□1-1.テーマは5W1H!

早速ですが何を描くか決めましょう!

今回は水面を描きたかったので、水たまりを中心的なテーマにします!

 

水たまりというと……色んなものが連想されますね!

  • 雨、梅雨、雨上がり

  • 地面、アスファルト

  • 映り込みや反射

今回は

  • 雨の日に

  • 水たまりのある草原で

  • オリジナルキャラクターが、

  • 傘を差しながら

  • 楽しく散歩している

という絵にしました。

 

……そう、

  • いつ

  • どこで

  • 誰が

  • 何をして

  • どうなる(どうなった)

かが、テーマにおいて大事な要素になります!これを5W1Hと言いますね。

ともかく**細かく決めてあれば、Wが1〜2個抜けても問題ありません!**皆さんも描きたいキャラクターが何をしているのか、じっくり考えてみましょう。

■2.早速描いていこう!

□2-1.ラフを描きながら想像を膨らませていこう!

早速ですがペンを握りましょう!手を動かすと、頭の中だけではぼやけていた考えが、まとまって形になることがあります。というわけでざっくり描いていきましょう!

色々描きました!順に説明していきます。

 

まず、今回は水たまりとオリジナルキャラクターがテーマです。

この子は見習い魔法使いの女の子なのですが、まだ幼く好奇心も旺盛。というわけで水たまりだ〜!と楽しんで足を踏み入れている、そんな絵が浮かびました!

 

また、この女の子は随所に丸を取り入れたデザインにしています。そのため、ヴィネットイラストの土台も円形にし、より丸みを強調しました。植物や傘も丸くデフォルメすることで、さらに可愛さや丸っこさを強めていきます。

 

それから水たまりですから、水面に女の子が反射しているところも描きたいですね!反射というと難しそうに思えるかもしれませんが、今回は手軽に反射を表現するので大丈夫です!


□2-2.何を考えて描けばいい?

……と、手早く説明しましたが、要するに

  • このキャラクターは何をしていて、どう思っているか?

  • 何か**モチーフとなるマークや記号はあるか?**どこに取り入れられそうか?

  • 水面というテーマならではの描きたいものはあるか?

といったポイントを押さえれば大丈夫です!

 

特に「マークや記号」については、デフォルメキャラクターを描く時にとても重要です!

単純な形は認識しやすいので、記憶に残るし見ていて楽しいイラストになりますからね!

 

皆さんも描きたいキャラクターで、上の三点を押さえながら考えてみましょう!

■3.下書きをして絵を詳細にしよう!

色塗り…といきたいところですが、流石にざっくりすぎて描けませんね!もう少し丁寧に絵を整えましょう。

 

といっても、今回は線画(主線)を描きませんから、**根詰めてまで整える必要はありません!**自分が見やすい!これなら描ける!と思うレベルで大丈夫ですよ!

 

ラフ、下書きは以下のペンをお借りしています!


□3-1.ラフを薄めて見やすくしよう!

まず、先程のラフを極限まで薄くします。今回は不透明度4%にしました。

 

ラフは目安にもなりますが、同時に線が迷いやすくもなります!

なので「これはラフであって本物の線じゃないぞ!」というのを頭に理解させるべく、私はギリギリまで薄くすることが多いです。

□3-2.線は思ってるよりもざっくりでOK!

楽しく線を整える時のポイントとしては、線は重なったり、繋いだりしなくても良いということです!

ある程度の線なら、頭が勝手に補ってくれます。

「こういうカーブだろうなぁ」「この線はこう描くんだろうなぁ」という推測をしてくれるので、それが出来る範囲ならざっくりしていても良いのです!

根詰めて線を整えると疲れてしまいますからね!

 

とはいえ、重ねすぎると「あれ?どの線を清書するんだろう……?」と頭が混乱してしまいます。そういう時は一部を消して、線を描き直せば問題ありません!

□3-3.ラフは何枚描いてもOK!

また、絵を描いていると既存のラフでは描きにくいところが出てきますよね。そういう時もレイヤーを追加し、新たにラフを追加してからまた線を描けば良いです!

 

ラフって一度しか描いてはいけないとか、全部を描かなければいけないと思ってしまうかもしれませんが、実際は一部分だけ何回も描いて良いんですよ!

 

今回は足のあたりがよく分からなくなったので、そこだけもう一度ラフを描きました!

□3-4.立体物の簡単な描き方!

ヴィネットイラストの土台も描きましょう!直線ツールや楕円ツールで描いても良いですよ!

 

こういうものはまず

・上だけ描く!

→レイヤーを複製

→そのレイヤーを真下に下ろす!(Shiftキーで移動)

→レイヤーとレイヤーを線で繋ぐ!

と、簡単に立体になります!多分見た方が早いですね!

土台を描いたら、ざっくりと等分線を引いておきましょう。

これは正確性よりも次の工程をやりやすくする目安です!

□3-5.水は角ばらない!

そしたら水たまりを描きましょう!

水たまりは、当然ながら水で出来ていますね。水というのは……角張ることは少ないですよね!

 

というわけで、なるべくカクカクしないように、滑らかな曲線をなんとなく描きましょう!

この時も線は完全に繋げなくても良いので、何回かに分けて描きましょうね!

次に、水たまりの端から水を下ろし、溢れさせます!!

ヴィネットイラストですからね、この舞台から水が溢れていた方が面白いかなと思い今回はこうしました。

 

もし広い面ができてしまったら、Uを逆向きにして→∩ これです

それをところどころ入れるとそれっぽくなりますよ!

□3-6.単純な形の草を描く!

草も生やしましょう!デフォルメなので形も自由ですが、今回はギザギザとまんまるの間の草を描きたいと思います。あんまり丸いとシルエットに差が出なくなってつまらないですからね。

もちろん、ギザギザやまんまるを混ぜても良いと思いますよ!

蔦は葉っぱのようなしずく型を連続させれば描くことができます!

□3-8.正確性よりも見やすさを!

傘は表側の骨と重ならない位置に裏側の骨を持ってきて、そこに向かって弧を描くように描きましょう!デフォルメなので正確じゃなくても大丈夫!

□3-9.水は進む方に向かって重く、太く!

はねる雫は、まずはねる場所を円で囲い、そこから上に巻き上げる⤴︎ように描きましょう。

 

水はストレートな感じではなく、進む方向に向かって重たくなる傾向にあります。この場合上に向かってはねていますから、上側の雫を少し重くなるように、太めに描きましょう!

■4. 清書の前に、シルエットを確認しよう!

イラスト……こと主線なしにおいては特に重要なのがシルエット!

人は無意識のうちに、絵をまず形全体(シルエット)で捉えています。このシルエットがはっきりしていると、人は認識しやすいので好む絵になりやすいです!

 

全体を塗り潰して確認してみましょう。

どうでしょうか、丸が随所に散りばめられていて、シルエットの時点でも可愛らしい雰囲気がしますよね!また、キャラクターの周りがはっきりしているのである程度見やすいはずです。

 

例えばロングヘアの場合、

  • 後ろ髪に隙間を空ける

  • 後ろ髪を薄める

とシルエットがはっきりして見やすい絵になります!

■5.シルエットを意識して下塗りをしよう!

□5-1.下塗りも線画を薄めて見やすく!!

今回は絵本らしく主線なしで描きますが、もちろん線画のある絵を描いてもらっても大丈夫です!

 

まずはラフと同じく、今描いた下書きを薄めましょう。また不透明度4%ほどにしました。これにより、下塗りのシルエットが把握しやすくなります!

主線なしは線画がないですから、下塗りのシルエットがイラストの印象に直結します。そのため、この工程が最も重要といっても過言ではありません!

 

ですのでここでは、見分けやすい色で、パーツごとに塗り分けていきましょう!

私のおすすめは少し濃いめのパステルカラーです。たくさんの色を使うことで見分けやすく、また目に優しいので見続けても目が疲れにくいです!

 

どれくらいパーツを分けるかは好みですが、たくさん増やすとレイヤーの管理も煩雑になるので気をつけましょう。フォルダや名前変更を行うなどして、どこに何があるか把握しやすくすると良いですね!

□5-2.下書きの外側(アウトライン)をなぞって下塗り!

下塗りは下書きの外側の線をなぞるように塗っていきます!

この時シルエットが思い通りにならない場合は、透明色で消す→塗る→消すを繰り返して理想の形まで整えていきましょう!

 

地味な工程ですが、ここが重要なので頑張りましょう!

塗りは以下のブラシを少し改良したものを使用しています!

そうして一つのパーツを繋いだら、中を塗り潰しましょう!

この時、塗り残しが出ないように注意深く確認しましょう!(下塗りの色を見やすくしているのはそれもあります)

□5-3.パーツははみ出てもOK!

主線なしは塗りのレイヤーでたくさん重ねていきます。

そのため、後々見えなくなる部分なら大胆にはみ出てもOKです!

 

もちろん、上に重なるレイヤーを先に描くのか、下に重なるレイヤーを先に描くのかは自由です!

□5-4.顔パーツは黒で描こう!

さて、ここまで濃いめのパステルカラーで描いてきましたが、顔パーツ……特に目は例外です!ここは黒で描きましょう!

理由は見れば分かると思います。

どうでしょう、他のパーツに埋もれることなくはっきりと形が見えますよね!

 

もちろん全てのパーツ、シルエットはとても重要です。

しかし、こと顔においては最も重要顔のパーツが崩れてしまっては、どれだけ周囲を整えても無意味になるでしょう。それくらい顔のパーツのシルエットは大切なのです!

 

今回は棒目(コンセント目とも言いますね)で描いていますが、お好きな目の形で描いてくださいね!

□5-5.主線なし、だけど主線あり!?

今描いている絵は主線のない絵ですが、だからといって主線を完全に描くな!という縛りプレイではありません!描いた方がより良い場面なら、積極的に描いていきましょう!

例えば口。もちろん塗りだけでも良いのですが……口の線画を少しだけ描くと、よりはっきりして表情が捉えやすくなります!

……といった工程を繰り返していき、下塗りが完成しました!

■6.色変えをしよう!

□6-1.明暗差を確認しよう!

先程、何も考えずに塗りました。これでももちろん良いのですが……少し待ってください!

皆さん、明暗差を気にして描いていますか!?

 

明暗差というのは、明るい!暗い!の差がどれほどあるか?ということです。これがあるほどはっきりして見やすい絵になります。とはいえありすぎるとどぎつい印象も与えるので、ほどほどに目立つと良いですね。

そしてこと主線なしにおきましては、線画という暗い区切り線がありません!だから、何も考えないといつのまにか明暗差が無くなってしまっていることが多いのです……!

明暗差を確認しましょう!

・絵の一番上にレイヤーを作る!

→レイヤーを白で塗りつぶす!

→レイヤーモードを「カラー」にする!

 

と、グレーだけで表示されます!

すると色々な問題点が浮かび上がってきました。

 

  • 草と地面の明暗差が少なく、ほとんど同じ色に見える

  • 花の中心(黄色の部分)が明るすぎて、背景と同化している

主線なしはシルエットのみで情報を伝えなければいけませんから、明暗差が近いとシルエットを認識しづらくなってしまいます!

というわけで、まずは草と地面の明暗差をつけていきましょう!

どちらを暗くするのかはお好みですが……下にあるものが暗い色だと、安定感が出ますね!今回はこちらを採用しました。

次に花の黄色を暗くします。といっても黒っぽくするのではなく、少しオレンジに寄せれば大丈夫!

 

黄色は最も明るい色なので、そこからずらすだけでも結構見やすくなるんですよ!

□6-2.色味に統一感を持たせよう!

さて、問題点は洗い流しましたが……もう少し色味に統一感が欲しいところです!

もちろんこれは後から加工で変更しても良いのですが、加工にも限界があります。

 

塗る前に一つ一つの色を丁寧に微調整することで、加工には出しにくい綺麗なまとまりを作り出せます!!(面倒であればこのステップは読み飛ばしてください!)


統一感の持たせ方は簡単です!

 

1.メインとする色を決める!

2.他の色をその色に寄せていく!

 

今回は、水たまりの爽やかな色を中心としていきたいと思います!

例えばこのキャラクターの髪はオレンジ系の茶色ですが、これを水色に寄せる……つまり、カラーサークルを青側にほんの少し近づければ良いのです!

少しピンクっぽい髪色になりましたね!

 

一応どのように寄せているのか、映像も貼っておきます。カラーサークルの位置に注目です!

また、色は寄せるだけでなく、彩度も下げるとより馴染む場合があります!

 

特に今回は青系に寄せるので、反対の赤系は寄せても馴染みにくいことがあります。

そういう時は、少し彩度を下げ、暗く落ち着いた色にすると馴染みやすくなります!(色味はそのままで、彩度だけを下げても馴染みます)

また、顔の黒目も少し色味を寄せてあげましょう!こうすることでぐっと絵に馴染むようになります!

というわけで、全ての色味を寄せ終わりました!

微々たるものですが、全体の雰囲気としてはかなり違いますね……!

■7.影、光を塗っていこう!

□7-1.透明度ロックまたはクリッピング!

塗り方は

  • 下塗りレイヤーを透明度ロックする

  • 下塗りレイヤーの上にレイヤーを追加し、それをクリッピングする

のどちらかでやっていきましょう!


★透明度ロックの塗り方

透明度ロックの場合は、レイヤーが増えないので管理しやすく、また下塗りと混色しやすい利点があります!

一方で「今見返したらこの影色変えたい!」といった、微調整には向きません。

★クリッピングの塗り方

クリッピングは、レイヤーを分けているので微調整しやすく、形も整えやすいです!

一方で、レイヤーが増えて管理が面倒になったり、混色には向かなかったりします。


Q.結局どっちがいいの!?

A.混色をしたい、レイヤーを増やしたくなければ透明度ロック、

混色したくない、後から色を微調整したければクリッピングです!

 

私は上記の理由で透明度ロックを使っています。お好きな方を使ってくださいね!

□7-2.ざっくり塗って整える!

影はまずざっくり塗ってしまいましょう!

え!?こんなに!?ってくらいざっくりで良いです!

そしたらそれを、下塗りの色で削ります!ここで影の形を整えてあげましょう!

最後に影から下塗りに向かって色を抜いていきます!

全ての影をぼかすのではなく、影の輪郭を保ったまま中だけ薄くするイメージです!

□7-3.エアブラシじゃなく質感ブラシ!

頰やグラデーションなどに使うエアブラシですが、より温かい雰囲気を出すなら質感のあるブラシを使ってみると良いです!

 

ブラシはこちらをお借りしていますよ!

頰に関しては上の3枚目↑のように、下塗りの色で頰の線を描くとより可愛らしくなりますよ!


グラデーションも同様に、質感を残しながら塗っていくと温かい雰囲気が出ます!

あとは同じ手順を繰り返し、水面以外を仕上げました!

今回土台の背景部分は光を載せないことでキャラクターと差をつけています。

■8.水面を描こう!

□8-1.下準備!複製・反転!

お待たせしました!水面を描いていきましょう!!

 

まず、以下のことをやってください!

・キャラクターのレイヤーをまとめてフォルダに!

→フォルダを複製、結合!

→結合したレイヤーを、上下反転!

こうなりましたら、自由変形を使いましょう!

自由変形で、キャラクターの縦幅を少し縮めます。

そうしたらキャラクターのレイヤーを薄めます。

 

その後、キャラクターの下の方だけをエアブラシでふわっと消しましょう!(ここはエアブラシでOK!)

□8-2.歪ませて波紋を作ろう!

そうしたら、ゆがみツールを使って波紋によるゆがみを作りましょう!

ゆがみツールの「強さ」を少し上げておき、ギザギザを描くように引っ張ります!

たったこれだけで、波立って見えますね!ここからさらに水らしくしていきますよ!

□8-3.光を追加して艶やかな水にしよう!

★足元からWi-Fiマーク!?

まずは足元から!Wi-Fiマーク🛜の逆カーブを描きます。見た方が早いですね!

足元から離れるにつれて短くなっていくようにすると自然です!

★光で縁取って墨溜まり!?

そして、水面全体を縁取るように白を塗っていきます!

 

この時、意識して欲しいポイントが二つ!

  • 太さは一定でなくても良い!ゆらぎ感が出る!

  • 角は墨溜まりのように、光を溜めよう!

 

どうでしょうか、これだけでもかなり見栄えしますよね!

★線の高さを全ずらし!

これだけにとどまりません!水の流れを表す、線を引いていきましょう!

 

この時も重要なポイント!

それが、線の高さは極力ずらす、です!

特に隣り合う線、同じ水の範囲にある線は近くの線と同じ高さから描かないようにしましょう!

こうすることでランダムな自然さが出て、見ていて楽しいイラストになります!

★水が溜まったら丸を描く!

最後です!水がこぼれ落ちて溜まっている部分……ここに丸いハイライトを入れましょう!

もちろん完全な丸でなくても良いのですが、この辺りに丸っこい光を入れることで、より水らしいつやっとした質感に見えます!

最終的にこうなりました!

EX.草を反射させよう!

先程最後と言いましたが……まだやれるぞ!という方!ぜひこちらのステップを一緒にやってみましょう!


さて、草レイヤーの反射を作ります。これは同様に反転させても良いですし、草を描いて水にクリッピングしてもOKです!

そうしたら同じように、レイヤーを薄めます。今回は消さなくて大丈夫です!

草はキャラクターに比べて短いですよね。だから、草全体が消えることなく映り込むんですね!

さて、草の反射あり/なしを比較してみましょう!

なんだか一気に情報量が増えましたね!リアルでありつつも可愛いイラストに仕上がりました!

EX2.テクスチャを載せよう!

いやいや!自分はまだまだやれるぞという方!元気が有り余っていてすてきですね!!

 

そんな方におすすめなのが、テクスチャ!これを載せるだけでぐっと絵本らしく、温かみある仕上がりになります!

 

テクスチャは何を載せても良いのですが、私のお気に入りは

  • 画用紙

  • 布地

の二つです。

ちょうど素敵な素材がありましたので、こちらをお借りします!

テクスチャの貼り方は簡単です!

 

素材をダウンロード!

→キャンバスに投げ込む!

→絵にクリッピング

 

ここから加工をします!

レイヤーモードを、

  • オーバーレイ

  • ソフトライト

  • ハードライト

の、いずれかに設定して薄めます!

どれも雰囲気が少しずつ異なるほか、テクスチャによっても出方が違います!なのでとりあえずこの三つを試してみましょう!


テクスチャなし、画用紙テクスチャ、布地テクスチャで比較してみました!

テクスチャなしはツルッとした、フラットな感じの仕上がりですね!これはこれで可愛いですよね!

 

画用紙テクスチャはガサガサ感やリアルなアナログ感があり、絵本らしさが強いですね!これはハードライトにしています。

 

布地テクスチャはほっこりするような温かみを感じます!キャンバスに絵を描いたような仕上がりで、これまた可愛いですね!こちらはオーバーレイにしています。


どれも可愛いですが……今回は画用紙テクスチャに決めました!

というわけで、ヴィネットイラストの完成です!

 

最後に背景色を変え、簡単なフレームを描き、縁取り+ドロップシャドウで仕上げました!

ドロップシャドウについては、こちらを使用できます!

■まとめ

絵本風ヴィネットイラストを描くコツ、まとめです!

 

  • テーマを考えて描こう!

  • キャラクターは何をしているのか、想像しよう!

  • 下書きはざっくりでOK!楽しく描こう!

  • シルエットははっきりと分かりやすく!

  • 下塗りは最重要!シルエットを整えよう!

  • 質感を残しながら塗っていこう!エアブラシよりも質感ブラシ!

  • 光と影のシルエットも重要!整えていこう!

  • 反射は反転させてゆがませるだけ!


長々書いてしまいましたが、理解できましたか?もし分からない点があればコメントしていただければ答えますので、気軽に質問してくださいね!

 

このtipsが役立つことを願っています!ここまでの閲覧、ありがとうございました!

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