ダイナミックなポーズの描き方

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sae.97

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こんにちは。

今回は、私が普段、躍動感のあるアートワークを作成する時に気を付けているポイントや、練習方法を紹介したいと思います。

重要な点をとても簡潔にまとめたので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

まず初めに、ダイナミックなポーズのキャラクターを描く利点とは何でしょうか。

私が思う利点とは、

①アートワークが生き生きとし、華やかになること。

②描きたいもの(見せたいもの)を誇張し、視線誘導ができること。

 

の2点です。

それでは、アートワークの完成度をアップさせる、ダイナミックなポーズを描くための方法を3つ紹介します。それは、

 

①ジェスチャードローイング

②カメラ(視点)

③マンガパース機能     

 

の3つです。

①【ジェスチャードローイング】

まず1つめは、ジェスチャードローイングです。

ジェスチャードローイングとは、複雑な人体の動きを、1本のダイナミックな線で表現する描き方です。

今回は、ドローイングを簡単にするため、椅子に座った写真で紹介します。

たとえば、椅子に座り、足を組んでいるこの写真は、右のように赤い1本の線で表現することができます。

大切なことは、1本の線を描く時、深く考えず、ぱっと見た時の印象を大切に、雰囲気を捉えるようにドローイングすることです。

1本の線で、その線が含んでいる人体の動きを表現できたら、線に四肢と胴体を加えます。

このようにジェスチャードローイングは、短時間で自分の印象を絵に落とし込むのに効果的です。

ジェスチャードローイングは、動いている人体をスケッチするのにも役立ちます。

そのため、アートワークをより生き生きとさせるのにとても有効なドローイング法です。

②【カメラ(視点)】

次に、カメラを使う方法を紹介します。

カメラを使うとはどういう事かと言うと、描きたい対象を、カメラを使って撮る視点を持つ、ということです。

(もちろん可能ならば、実際にカメラを使って写真を撮り、リファレンスとするのも有りです。)

カメラの視点には、ポジション(位置)とアングル(角度)があります。

カメラアングル(アオリ/フカン)は、見ている人の感情に訴えることができます。

 

たとえばフカンショットは、被写体を弱く、小さな存在に見せることができます。

またアオリショットは、被写体が強く、力のある存在に見せることができます。

 

このため、被写体が動きのあるポーズをとっていなかったとしても、アートワークを見ている人の主観的な感情を、ダイナミックに引き出すことができます。

③【マンガパース機能】

最後に紹介するのは、CLIP STUDIO PAINTのマンガパース機能を使う方法です。

この機能は、3Dデッサン人形のプロパティパネルで設定することができます。

 

マンガパース機能を使うと、3D人形のカメラに近い部位が、実際のデッサンより誇張されます。

このためアートワークに、より迫力や臨場感が生まれ、簡単にダイナミックなポーズを描くことができます。

以上で紹介は終わりです。

今回紹介した方法が、皆さんのアートワーク作成に少しでも役立ったら、とても嬉しいです。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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