ポーズの調整が簡単に!パペット変形の使い方
この機能は、スタジオモードでご利用いただけます。
Ver.4.0からイラストのポーズを変更できる[パペット変形]が追加されました。
[パペット変形]はピンを指定して関節のように折り曲げて変形できる機能です。
[パペット変形]を使えばキャラクターのポーズを変更したり、髪の毛のようにたなびくものの向きを変えたりできます。
構図を変更してキャラクターのポーズを変更したいときなどに、イラスト完成後でも描き直しやレイヤー分けをせずに調整できます。
[パペット変形]はラスターレイヤーと選択範囲レイヤーに対応しています。
[パペット変形]の使い方
1. [パペット変形]を実行する
変形したい画像が含まれているレイヤーを選択します。
複数レイヤーを選択した場合やレイヤーフォルダーを選択して実行した場合は、対応しているレイヤーだけが変形します。
[編集]メニュー→[変形]→[パペット変形]を実行します。
画像が三角形のメッシュで覆われます。
【POINT】メッシュで覆われる範囲
メッシュは描画の閉じた領域に作成されます。
線画のみのレイヤーを変形した場合、線が完全に閉じていれば何も描かれていない部分もメッシュで覆われますが、途切れている場合は輪郭線から崩れてメッシュが作成される場合があります。
2. ピンを置く
次に“ピン”と呼ばれる赤い点をメッシュの上に配置します。
ピンを置いた部分は変形したときに固定されます。
ピンを中心に他の部分を回転して変形できるので、キャラクターを変形するときは主に関節の上に配置します。
ピンを置くにはメッシュの上をタップします。
一度置いたピンを削除するには、[ツールプロパティ]パレットで[ピンをクリック]の項目を[ピンを選択]から[ピンを削除]に変更してから同じピンをタップします。
iPadのエッジキーボードや、Macに接続しているキーボードの[Option](Windowsは[alt])キーを押しながらの操作でもピンを削除できます。
キャラクターの関節や、髪の毛のようにたなびかせたいパーツに一通りピンを置きます。
【POINT】
接地させておきたい場所にもピンを配置しておくと、変形中に浮き上がらずより自然な仕上がりになります。
3. ピンを操作して変形する
ピンを使った変形方法は2通りあります。
ピンの位置を変える
ピンの中央をドラッグして移動することで変形させます。
ピンは複数選択して移動できます。
[ツールプロパティ]パレットの[選択の追加(クリック)]で複数選択の方法を選びます。
[Shift]キーを押しながらの操作や、ドラッグして矩形で囲むことでもピンを複数選択できます。
ピンを中心に回転する
外側のハンドルをドラッグして、ピンを中心に回転することで変形させます。
形が決まったら、[変形ランチャー]の[確定]をタップします。
意図しない部分が動いてしまう場合
■ピンをすべての関節に置く
ピンの数が足りない状態で関節を動かすとつられて他の部位が動いてしまう場合があります。
動かさない部位も含めてすべての関節にピンを置いてから、追加と削除で数を調整して変形すると効率的です。
■選択範囲で囲う
一部の関節だけ動かしたい場合は、選択範囲で囲ってから[パペット変形]を実行すると、最小限のピンでポーズを変更できます。
この時、画像を横切る部分が動かないように、選択範囲の境界に沿って多めにピンを置きます。
[パペット変形]の設定項目
[パペット変形]の設定は、変形の実行中に[ツールプロパティ]パレットで行います。
①処理範囲の拡張
指定した値でメッシュの範囲を拡張します。
髪の毛のように先の細い形状はメッシュに含まれない場合があります。
その場合は数値を上げてメッシュで覆われる範囲を広げるときれいに変形できます。
②メッシュを表示
メッシュの表示のオン/オフを切り替えます。
③ピンをクリック
ピンを押すときの動作を[ピンを選択]、[ピンを削除]から設定します。
④選択の追加(クリック)
ピンを選択するときの動作を[新規選択]、[追加選択]、[部分解除]、[選択状態の切り替え]から設定します。
⑤ピンの回転補正
オンにすると、ピンを移動させたり、他のピンを回転させたりしたときにピンを自動的に回転して補正します。
補正されることで形状を変えたくない箇所のピンは、オフにしておくとよいでしょう。
【POINT】変形した画像の前後関係を調整する
ピンで変形した箇所の前後関係は[サブツール詳細]パレットの[ピンの前後関係]で設定します。
コメント