CLIP STUDIO MODELERでの色変更の方法+便利ツールの紹介
前回の記事はこちら
今回は、CLIP STUDIO MODELERへ移行後の色変更の方法を詳しく解説していきます。
こちらの公式記事をかみ砕いた内容となっています。
CLIP STUDIO PAINTで3D素材の表示がおかしい時は、
前回の記事の🌟STEP 5:面の向きの確認を実行してみてください。
(反転コピーして作成すると法線の向きがバラバラになり、このように陰影の付き方がおかしくなる・反転することがあります)
🌟色変更の方法 ※BlenderでノードなしFBX書き出しした場合の流れ
CLIP STUDIO MODELER→オブジェクト構成→マテリアル→ファイルアイコンをクリック→パーツ選択
オブジェクト情報の数値を変更すると色変更できます。(テクスチャが貼ってあると無効です)
🌟値の説明
拡散光……本来の色(テクスチャ無しの色調整)
鏡面光……ツヤの色(髪・金属のキラリ)
環境光……部屋の明るさ的な(暗すぎるモデルの補正)
放射光……自分で光ってる(魔法・光る目・炎など)
光沢強度…ツヤの“鋭さ”(質感の調整)
不透明度…透ける度合い(透明素材とか)
① 拡散光「その素材が“本来持ってる色”のこと」
モデルに光が当たったとき、全体にじわっと広がる自然な色味
テクスチャ貼ってないときは、ここで色を調整する
ただし!テクスチャ画像を貼ってるときは、この色変更は無効
② 鏡面光「ピカッと光るハイライトの色」
ツヤツヤ素材(プラスチック・金属・ガラス)で白く光って見えるあれ!
髪のテカリとかにも使える
③ 環境光「全方向から来るやさしい光(ふわっと照らす明るさ)」
ライトを当てなくても、うっすら明るくなる感じ
暗すぎるときに、全体的に持ち上げると雰囲気が出る◎
④ 放射光「そのパーツ自体が“発光してる”ように見える光」
たとえば:目が光ってる、魔法陣が光ってる、みたいなときに使う
ライトがなくても“自発的に”光る!
⑤ 光沢強度「どれくらいギラッと光を跳ね返すか」
値が高い→小さくキラッと光る(ガラスっぽい)
値が低い→ふわっと広く光る(マットな質感)
⑥ 不透明度「透けるか透けないか」
0にすると完全に透明
1なら完全に不透明(普通の状態)
RGBの数値はR, G, B の各値を255で割った数値になります。
計算が面倒だったのでツールサイト【rgb-converter】を作成しました。
よかったら使ってくださいね。
HEXをコピペすると255で割った数値が計算されます。RGBでも計算できます。
※描画色をダブルクリックするとHEXの数値を確認できます。(CLIP STUDIO PAINT)
少数表記の数値をRGBの値それぞれに入力していきます。
🌟他にもできること
ノードの複製で色のパターンを増やせます。
サムネイルクリックでサムネイルを設定できます。
CLIP STUDIO MODELERで編集後、CLIP STUDIO PAINTへ素材を登録します。
これで色変更&色差分作成完了です。
この記事で使用したブーツ素材はこちらからダウンロードできます!
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