アイデアの共有: プレビュー画像のタイトルテキストをデザインして装飾する

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CHYEE

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《アイデア共有:プレビュー画像のタイトルテキストのデザインと装飾》

今回のテーマは「テキストのデザインと装飾」です。

 

いつの間にか、CLIP STUDIO TIPSに10本以上の記事を投稿していました!毎回、ステップバイステップで丁寧に解説コンテンツを作成していくのに加え、一番手間がかかるのは、目を引く投稿用サムネイルのデザインです。

 

今月の「今月のTIPS」のテーマは装飾テキストなので、この記事ではプレビュー画像のタイトルテキストのデザインについて、私の考えを共有したいと思います。これらのヒントが皆さんの参考になれば幸いです!

 

>以下の例とデモンストレーションは主に繁体字中国語で作成されているため、自動翻訳には不正確な部分(特に単語や文の位置など)がある可能性がありますので、ご容赦ください。

【タイトルテキストデザインの原則】

タイトルテキストのデザインについては、以下の原則を守っています。

 

  • 要点を明確に伝える

  • 目を引くながらも読みやすいテキスト

  • 同じ画面にテキストと画像を組み合わせる場合は、デザインスタイルの一貫性を保つ

  • タイトルに画像を使用するかどうかは任意ですが、使用する場合は、画像がメッセージを伝えるのに役立つことが期待されます。

 

また、画像がぎっしり詰まった画像にテキストを追加することが多いため、文字装飾はできるだけシンプルにし、雑然としないようにしています。

ただし、テキストをメインとしたデザインの場合は、多少複雑で凝った装飾パターンを使用することも可能です。

【タイトルデザインの様々なテクニックを例を交えて解説】

このセクションでは、過去に応募した作品のプレビュー画像を例に、タイトルデザインの様々なテクニックをご紹介します。

 

同じタイトルデザインでも複数のテクニックが使われている場合があるため、異なる点を説明する際に例が重複する場合があります。その点はご容赦ください。


🔴 レベル 1: フォント色の変更

▶テキストコンテンツを強調するために色を使用する

最も簡単な方法は、重要なポイントを色分けして強調することです。

 

下の例では、「model style」というキーワードに異なる色を使用することで、一目でキーワードがわかるようになっています。

さらに、このように各単語を区別(立体パース/model style/イラスト)することで、読みやすさも向上します。

▶限られた色数を使用する

初心者にとっては、使用する色数を限定するのが常に最も安全な選択肢です。

 

次の例では、意図的に色の数を濃い青とピンクのみに制限しています。

もちろん、一度自分の色の使い方の習慣が確立すれば、もっと多くの色を使うことも可能です。

次の例では、テーマに合わせて虹色が使用されています。

▶テキストとイラストの色の選択は調和させる必要があります

さらに、テキストとイラストの色も調和させる必要があります。

 

例えば、「冬の雪景色」の画像部分は主に青を基調としているため、テキストも似たような色を選ぶことで色彩調和を実現しています。

 

色調調和に加えて、色調コントラストなどの色彩調整の原則も活用できます。「懐かしい風景」の英語部分は、メイン部分(オレンジ)とは対照的な緑を使用しています。

💡ポイント

色合わせが苦手?大丈夫!

色の原理を学ぶだけでなく、[トーン補正レイヤー]の[グラデーションマッピング]機能を使うだけで、簡単に様々な色の組み合わせを実現し、自分だけの色彩感覚を養うことができます!

勾配補正の詳しい使い方については、こちらの公式チュートリアルを参照してください。

Clip Studio Paint ライブラリで「gradient」と入力し、検索を「gradient」に設定すると、他のユーザーが共有しているグラデーション カラー セットが見つかります。

グラデーショングループマテリアルのインストール方法については、こちらの公式チュートリアルを参照してください。


🟠レベル2: フォントサイズの変更、配置

テキストの色の変化を理解したら、次はフォントサイズの変化を活用してデザイン目標を達成しましょう。

 

各単語のフォントサイズをどのように決定するかについては、最も直感的な考え方は、もちろん、重要な単語ほど大きくするということです。

この点は、これ以上の説明をしなくてもご理解いただけると思います。

さらに、すべてのテキストを同じ行にまとめるのではなく、意図的に行に分割します。

一般的に、1行のテキストが長すぎると、複数行のテキストであっても各行が短い場合よりも読むのに時間がかかります。そのため、意図的な改行は読解効率を向上させることができます。

さらに、文字のサイズ、文字間隔、行間隔などを意図的に調整して幾何学的な形状を形成します。

パラメータの位置を調整します。

さらに、文字そのものを背景として利用したり、フォントを大きくしたり、ストロークを太くしたり、ポジティブスペースをネガティブスペースに変えたりすることで、デザイン性を高めることもできます。

(つまり、ストロークの位置ではないスペースに色を付けるということです。「卜」という文字(左の文字)では、外側の枠が「ネガティブスペース」(空白)になり、内側の空白が色付きの「ポジティブスペース」になるので、分かりやすいです。)


🟡レベル3: テキストに枠線や影などを追加する

テキストカラーにバリエーションを加えることもできます。例:

  • エッジ効果

  • グラデーションカラー

  • フレームワード

  • パターン

  • シャドウ

これらの効果により、テキストが背景画像から際立ち、読みやすさと強調性が向上します。

【💡POINT】

枠線などのエフェクトを追加するのに時間がかかりませんか?CLIP STUDIO PAINTの素材ライブラリには、ユーザーが共有した装飾的なテキスト自動アクションが多数用意されており、ダウンロードできます。インストール後、ワンクリックで簡単に様々なエフェクトを作成できます!

 

素材ライブラリで「テキスト」と入力し、検索を「自動アクション」に設定すれば、お好きな素材を選択できます。

さらに、自動アクションを使えばエッジ効果も簡単に実現できます。素材ライブラリで「アウトライン」と入力し、検索を「自動アクション」に設定すると、自分に合った素材を選ぶことができます。

素材をダウンロード後、自動アクションのインストール方法につきましては公式ヘルプこちらの記事をご参照ください。


🟢レベル4: テキストを配置できる図形やフレームを追加する

テキスト自体の色やサイズを調整するだけでなく、フレームを追加してテキストを配置することもできます。

 

シンプルな幾何学模様だけでもOK!

 

💡 ポイント

シンプルな幾何学模様に、枠線や影などの変化を加えるだけで、単調にならないシンプルなテキストボックスを簡単に作ることができます。これらはすべて、シェイプツールを使って描画できます。

または、エッジを追加し、タイトル テキストに基づいて滑らかにして、テキスト ボックスにすることもできます。

💡 POINT

シンプルなテキストフレームに加え、CLIP STUDIO PAINTのライブラリには、既製のフレームも用意されています!

 

素材ライブラリで「フレーム」と入力し、検索を「画像素材」に設定すると、自分にぴったりの素材が見つかります。

さらに、「リボン」「花」など、デザイン要素をキーワードとして入力することで、さらに絞り込み検索も可能です。

漫画でよく見られるシンプルな吹き出しも、テキストを入れるのに適しています。ライブラリに「ダイアログ」または「吹き出し」と入力するだけで見つかります。

画像素材以外にも、テキストフレームに適した直接描画可能なシェイプツールもございます。

「后光」で検索すると関連素材が見つかります。

使用例(左:画像素材、右:シェイプツール)


🔵 レベル5: 装飾アイコンを追加する

さらに、テキストの内容やイラストのテーマに合わせて、テキストフレームをデザインしたり、装飾アイコンを追加したりすることもできます。

もちろん、素材を使ってこれらを実現することも可能です!

💡ポイント

アイコンはテキストの隅、またはテキストの中央に配置できます。

重要なのは、グラフィックが読みやすさを妨げないことです。

 

サイズ比に関しては、アイコンはテキストの3分の1以下にすることをお勧めします。

アイコンが大きすぎる場合は、テキストを囲むフレームにすることも検討してください。


🟣ケーススタディ

上記のデザイン原則に基づいて、タイトルデザインの1つを簡単に分析してみましょう。

 

以下のプレビュー画像は、前回のヒント投稿から引用したものです。

【テキスト部分】

  • 使用する色は、ダークブルー、イエロー、レッドの3色のみです。

  • 意図的な改行:(パペット/変形)、(すべきこと/すべきでないこと)。

  • テキストサイズ:「PuppetWarp」補助テキストのサイズを小さくします。

  • テキストは幾何学的な形状に配置されます。

【パターン】

  • テキストフレーム:パペットワープ機能使用時に表示される三角形のグリッドパターンです。さらに、「変形」を強調するために、四隅を外側に引き伸ばし、凹レンズのような形状を作成しています。

  • 装飾アイコン1:パペット変形機能に関連する代表的な「ピン」を使用しています。

  • 装飾アイコン2:この記事は「すべきこと」と「すべきでないこと」に関する記事であるため、タイトルのメッセージを強調するためにチェックマークとバツ印を使用しています。

2つを組み合わせてタイトルデザイン部分が完成しました!


⚠️NGプロジェクト

ここで、上記に記載されていないNG事項をいくつか追記します。

 

▶フォント数を制限してください

色数を制限するだけでなく、フォント数も制限する必要があります。コラージュ効果を作成する場合を除き、一般的にはタイトルに使用するフォントは1つか2つ、3つ以下にしてください

フォントが多すぎると、読みにくくなり、混乱を招く可能性があります。以下の例をご覧ください。

▶タイトルの文字数を制限してください

プレビュー画像にタイトルを付ける目的の一つは、注目を集めることです。

テキストが長すぎると要点が分かりにくくなり、読むのに時間がかかり、読者にとってプレビューの効果が低下します。

 

半年前に私が投稿したヒントのプレビュー例を以下にご紹介します。

当時、プレビュー画像をもっと多くの人に理解してもらいたいと思い、タイトル全体の中国語版と英語版の両方を画像に入れることにこだわっていました。しかし、これでは重要なポイントが強調されないだけでなく、画像もかなり味気ないものになってしまいます…これは学校のレポートスライドの表紙でしょうか?

 

さらに、色使いも良くありません。

ピンク、淡い青、赤、緑、黄色…色が多すぎます。幸い、画面上の要素が少ないので、眩しく見えません。

 

これは私の作品ですが、プレビューとしては魅力が足りないと言わざるを得ません😰

 

ということで!次のセクションでは、上記のプレビューを再設計する方法を実演して、この記事を締めくくります!


[タイトルテキストの実践的なデザイン]

いよいよ実戦です!

 

プレビュー画像とタイトルテキストのデザイン変更のアイデアに加え、そこで使用されているCSP関数についても紹介します。ただし、ここで紹介する関数は比較的基本的なものです。CSPの操作に慣れている方は、読み飛ばしていただいて構いません。


1. タイトルテキストを決める

 

まずはタイトルを決める必要があります。つまり、タイトルの文字数を減らす必要があります。

この記事のテーマは「複数人物の作文で主人公を際立たせる方法」です。キーワードは「複数人物の作文」と「主人公を際立たせる」なので、仮に「複数人物の作文で主人公を際立たせる」とします。

 

英訳については、仮に「グループ作文」と定義します。

(実際、英語などの西ヨーロッパ言語をメイン言語とする場合は、もっと多くの単語を削除する必要があるかもしれません…)

 

2. 背景画像を用意する

 

通常は記事内のイラストを表紙の背景に使用します。

しかし、他の記事とは異なり、この記事は「作文」に特化しているため、完成度の高いイラストはありません。

幸いなことに、この記事ではCSP 3Dパペットの使い方が紹介されているので、3Dパペットを使って背景画像を作るのは良い選択です!

 

以下は、記事で紹介されている構図を3D人形で再現したものです。

3. トピックに関連する視覚表現、画像、図表などをブレインストーミングする

 

このステップでは、キーワードに基づいて、テーマに合う様々な画像を考えてみましょう。

 

例えば…

+「目立つ」:色のコントラストを使って目立たせることはできますか?カメラのフォーカスフレームを使って、フォーカスの意味を伝えることもできますか?

+「主人公」:アイコンとして王冠を追加できますか?頭の後ろに光輪を追加して「主人公のハロー」を表現することもできますか?あるいは、スポットライトのパターンやエフェクトを加えることもできますか?

+「複数の人物」:同じオブジェクトを使って複数の人物を表現できますか?

+「構図」:構図を表すにはどうすればよいでしょうか?9グリッド(三分割法)?黄金三角形?

4. タイトルテキストのデザイン

 

前のステップで作成した画像を基に、タイトルテキストのデザインを始めます。

 

以下は、デザインプロセスにおける私の思考プロセスの記録です。

 

1. テキストから始める:タイトルテキストでは、「複数人物の構図」よりも「主人公の強調」が重要なので、前者のフォントサイズを後者よりも大きく調整しました。

 

2. 「複数人物の構図」という文字では、「複数人物の構図」を区別するために色を使いました。

 

🎨 色については、以前のデザインからピンク、淡い緑、濃い青をそのまま使用することにしました。これらは後のステップでいつでも変更できます。

🔧 通常、着色する前に新しいレイヤーを追加し、クリッピングレイヤーとして設定します。色を確定してからテキストツールで色を変更します。こうすることで、途中で変更を加える際の柔軟性が高まります。ただし、この部分はあなたの習慣によって異なります。

3. イメージを考える:「カメラ内のフォーカスフレーム」は形がシンプルなだけでなく、「主人公にフォーカス」というメッセージを強く伝えることができるため、今回のデザインでは重視します。

 

4. フォーカスフレームを追加することで視覚効果は向上しますが、「本体外」という曖昧な言葉が強調されてしまうため、修正が必要です。

フォーカスフレームが正方形なので、「主人公にフォーカス」というテキストを2行(正方形)に分割して配置します。テキストと画像を中央揃えにするために、配置機能を使用します。

5. 「複数人での構図では、この文はどこに置いてもバランスが崩れてしまうので、この文を4つにコピーしてフォーカスフレームの周囲に配置するという「繰り返し」の手法を試しました。

 

🔧 デモ画像の可読性を高めるため、ここではこの自動アクションを使ってテキストの枠線を追加しています。

🔧 テキスト、カラー、枠線のレイヤーをコピー&ペーストし、[Shift]キーを押しながら変形機能(Ctrl+T)を使って適切な角度に回転させます。

🔧 位置揃え機能を使って位置揃えをします。

6. 「複数人による作文」の4つの文の間のスペースが少し目障りです。より安心感を与えるために、スペースを埋めたいと思っています。

 

7. 文間のスペースを調整しようとしましたが、見栄えがよくありませんでした。そこで、4つの文をつなぐ四角形をもう1つ追加しました。

8. 全体的なデザインがまだ少し単調なので、薄緑色の背景、白い枠、そしてピンクと赤の枠を追加することにしました。

 

9. 四隅に白い十字を追加すると、目を引くほどではありませんが、読者がよく見ると細部までこだわった印象を与えます。

10. 全体が正方形のままだと、少し安定しすぎて単調になりすぎてしまうので、左上に王冠のアイコンを追加して、テーマを反映させつつ正方形の印象を崩しました。

 

タイトルテキストの本体デザインが完成しました!

次に、背景画像にタイトルテキストを追加します。

今回の共有ではタイトルテキストのデザインのみに焦点を当てているため、この部分の思考プロセスについては少し省略します。

11. 現在の構図を元に、英語の補助テキストをどこに追加するかを決めます。

タイトル本文の左上に王冠アイコンがあるので、写真とのバランスを取るために英語を本文の右下に配置します。

 

💭 📝 画像と合成した後に補助テキストや小さなアイコンを追加すると、全体の構図をより柔軟に調整できる場合があります。

例えば、Puppet Warpのプレビューでは、タイトルテキストが画面の右側にあるため、小さなアイコンはすべて右端に配置されています。逆に、タイトルテキストだけを見ると、この位置にはありません。

 

12. 写真の硬さを軽減するために、英語を斜体に調整します。

フォーカス フレーム パターンと 3 分の 1 ガイドを追加して、画像を完成させます。

仕上げる!


結論

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

この記事のタイトルは「プレビュー画像」用の文字装飾についてですが、ポスターやグリーティングカード、キャラクターイラストなど、他の作品の文字装飾にも活用できるテクニックです!

 

また、ベクターレイヤー、文字の変形、より具体的な素材のおすすめなど、文字加工の方法については、以前投稿したTIPSで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

この記事はあくまで私の考えを共有しただけなので、まだ改善の余地があります。テキストデコレーションには、もっとクリエイティブな方法があることを覚えておいてください!

 

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お気軽にメッセージをお寄せください!この情報がお役に立てば幸いです。

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