線画からバックライトイラストまで9つのステップ
Clip Studio Paintでバックライトをつけたキャラクターイラスト
このチュートリアルでは、Clip Studio Paint を使って、ドラマチックな逆光を駆使した雰囲気のあるキャラクターイラストを描く方法を、最初のスケッチから最終的な光の効果まで、段階的に学びます。逆光を当てることで、キャラクターに奥行きと雰囲気が加わり、プロフェッショナルなタッチが生まれます。人物の大部分は影に隠れ、背後から光が当たる部分には輪郭が輝きを放ちます。
1. 線画を作成する
ベクターレイヤー を使えば、きれいで正確な線画を描くことができます。これにより、後から個々のストロークを簡単に調整したり、滑らかにしたり、消去したりすることができます。CLIP STUDIO PAINTは線の交差を認識するので、交差する点の間の線分だけを削除できます。特に光が当たるエッジの周りの、はっきりとした形状に重点を置きましょう。
2. ベースカラー
別々のラスターレイヤーで肌、髪、衣服を塗りつぶします。塗りつぶしツールを使用し、線画を参照レイヤーとして設定します。これにより、塗り残しを防ぐことができます。
3. 影(明るさレイヤー)
ベースカラーの上に、「明るさ」に設定した新規レイヤーを追加します。グレースケールトーンの柔らかいブラシを使って、特に光から遠い側の影を描きます。これにより、ベースカラーはそのままに、奥行き感を加えることができます。
4.背景を作成する
キャラクターの後ろに、太陽、木々、霧など、シンプルながらも雰囲気のある背景を描きましょう。オーブやパーティクルなどの光の効果を使って雰囲気を演出しましょう。背景の要素に軽くガウスぼかしを適用して、奥行き感をプラスしましょう。
5. 線画を柔らかくし、ハイライトを加える
線画の不透明度を下げるか、柔らかい色(例えば濃い青や茶色)で塗りましょう。目、髪、アクセサリーにハイライトを加えましょう。これらのディテールはキャラクターに命を吹き込み、ライティング効果を高めます。
6. リムライト(グロー効果)
「追加(グロー)」モードで新規レイヤーを追加します。柔らかいエアブラシを使って、キャラクターの輪郭に沿って明るいリムライトを描きます。髪の毛や衣服に沿って、よりシャープなグローラインを追加して、インパクトを増しましょう。
7. レンズフレア
楕円形の柔らかな光点を作成します。色のエッジには色収差を適用します。リアルなレンズフレア効果を得るには、レイヤーを「追加(グロー)」に設定します。
8. 炎のオーブエフェクト(オプション)
魔法のようなシーンを作るには、光る球体を描き、ゆがみツールで炎の形に整え、「グロー」モードに設定します。繊細なグラデーションやパーティクルと組み合わせることで、奥行き感を演出できます。
9. 最終レイと調整
黄白グラデーションレイヤーを作成します。ソフト消しゴムを使って放射状の光線を浮かび上がらせます。最後に、トーンカーブ、ガウスぼかし、またはノイズを使って仕上げます。必要に応じてキャンバスを切り抜いて、構図を調整します。
以下の例では、画像の左側にのみ色を適用しました。右側には元の光線が残っています。目的は、左側のキャラクターに異なるライティングの雰囲気を与えることでした。
光線は別のレイヤーに保存し、右側はそのまま残しました。
ここでは、新しく作成したレイヤーにいくつかの光線(不透明度の低い直線)を追加しました。
✨ 完了しました!
この9つのステップでは、伝統的な描画技法とデジタルライティングツールを組み合わせて、目を引く#バックライトイラスト を描くのに最適です。練習を重ねれば、自分だけのバリエーションやスタイルを生み出せるようになります。創作を楽しみながら、あなたのアートを輝かせましょう!
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