イラストの調整に活躍する変形機能-4.1-

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イラストの形を引き延ばしたり、傾けたり、位置を変えたりした後で自由に調整できるのが[変形]機能です。

ラフ段階での頭身やポーズの調整をしたり、完成後の微調整をしたりできます。

描き直しの手間をかけず簡単に調整できます。

 

変形方法の種類

[編集]メニュー→[変形]から複数の変形方法を実行できます。

[拡大・縮小・回転]、[自由変形]、[ゆがみ]、[平行ゆがみ]、[遠近ゆがみ]、[左右反転]、[上下反転]、[パペット変形]があります。

 

スタジオモード

 

シンプルモード

シンプルモードの場合はツールバーの移動変形ツールを使用します。

 

この記事では変形の中からよく使われる3種類[拡大・縮小・回転]、[自由変形]、[メッシュ変形]を紹介します。

 

パペット変形について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

変形の基本的な操作方法 [拡大・縮小・回転]

イラストの一部を変形したい場合を例に、一番使用頻度の高い[拡大・縮小・回転]を使った基本的な変形方法を紹介します。

 

変形対象を選択する

まずは、変形させたいレイヤーを選択します。

複数レイヤーやフォルダーを選択して変形することもできます。

ベクターレイヤーやレイヤーマスク、選択範囲レイヤーも同じように変形できます。

 

[編集]メニュー→[変形]→[拡大・縮小・回転]を実行します。

 

コマンドバーの[拡大・縮小・回転]のアイコンから実行することもできます。

 

レイヤーに描かれた画像の一部を変形したい場合は、[選択範囲]ツールで囲った後に、[選択範囲]ランチャーの[拡大・縮小・回転]を押します。

 

変形時の操作方法

画像や選択範囲を囲むようにガイド線とハンドルが表示されます。

 

①ガイド線

変形範囲を囲むように表示される四角形の線です。ガイド線で囲まれた範囲内をドラッグすると画像の位置を移動できます。

 

②ハンドル

ガイド線上に表示される点です。ドラッグした方向に、画像が拡大・縮小します。

初期設定では拡大・縮小の縦横比が変わらないように固定されています。

縦横の比率を変えたいときは変形中に[ツールプロパティ]パレットの[縦横比固定]をオフにします。

 

シンプルモードの場合は[角操作の縦横比を固定]で切り替えます。

 

Note:[Ctrl]キー(macOS、iPadOSの場合は[Command]キー)を押しながらハンドルをドラッグすると四隅のハンドルを自由に変形できる[自由変形]に変形方法が切り替わります。

[自由変形]でハンドルを操作した後はオレンジ色の回転コントローラーは表示されません。

 

③回転コントローラー 

ドラッグした方向に画像が回転します。

 

④回転コントローラー(オレンジ)

ドラッグした方向にガイド線が回転します。この回転コントローラーをドラッグしたときはガイド線のみが回転し、画像は回転しません。

 

ガイド線を画像の向きに沿って回転させることで、そのあと拡大・縮小の操作をするときに、調整した向きに沿って拡大・縮小ができるようになります。

 

[拡大・縮小・回転]では、変形を確定するまで何度でも回転コントローラー(オレンジ)で傾きの角度を調節できます。

 

ガイド線の向きを変えずに変形すると、画像の向きと変形方向の軸が一致せず、意図しないゆがみ方をします。

 

⑤基準点

ガイド線の中に表示されている[+]マークで、変形の基準点を示します。

基準点はドラッグして位置を変更できます。回転を行う場合、基準点が回転の中心になります。

 

⑥[変形ランチャー]

変形を確定させたり、キャンセルしてコマンド実行前に戻したりします。

 

Note:

変形を実行中は[ツールプロパティ]パレットの表示が変わって、変形の設定変更や数値入力ができます。

[ツールプロパティ]パレットでは画像の拡大率や角度など、数値を入力して調整することもできます。

 

[ツールプロパティ]パレットで行える操作について、詳しくはこちらをご覧ください。

 

自由変形

[自由変形]は、ハンドルを自由に動かしてイラストに奥行きや立体感を加えたり、パースに合わせて画像の形を合わせたりするときに活用できます。

 

[編集]メニュー→[変形]→[自由変形]を選択すると、ガイド線とハンドルが表示されます。

ガイド線をドラッグすると、カーソルが矢印に変わり形状が変形できます。

 

・[Ctrl]キー(macOS、iPadOSの場合は[Command]キー)を押しながらハンドルをドラッグすると、[拡大・縮小]に切り替えられます。

・[Shift]+[Ctrl]キー(macOS、iPadOSの場合は[Shift]+[Command]キー)を押しながらハンドルをドラッグすると、縦横比を固定した状態の[拡大・縮小]に切り替えられます。

・[Alt]+[Ctrl]キー(macOS、iPadOSの場合は[Option]+ [Command]キー)を押しながらハンドルをドラッグすると、基準点を基準にした状態の[拡大・縮小]に切り替えられます。

 

 

Note:[自由変形]では、ハンドル操作後はオレンジ色の回転コントローラーが表示されません。ハンドル操作後にガイド線の向きを変更したい場合は、キャンセルするか、または変形確定後に再度[自由変形]を実行します。

 

[自由変形]のハンドルはパース定規などの定規にスナップできるため、画像をパースに合わせて変形したいときなどにも活用できます。

 

スナップ機能について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

メッシュ変形

[メッシュ変形]は、イラストの一部を立体的にふくらましたり縮めたりできるので、立体感のある物の形に合わせて柄や模様を変形するときなどに便利です。

 

[ゆがみ]ツールと似ていますが、[メッシュ変形]はペンのストロークでは難しいハンドルを使った正確な操作に向いています。

 

[編集]メニュー→[変形]→[メッシュ変形]を選択すると、格子状のガイド線とハンドル(格子点)が表示されます。

 

シンプルモードでは、移動変形ツールの[メッシュ変形]のタブを選択します。

 

初期状態の格子点は、横4個、縦4個です。格子点をもっと細かく調整したいときなどは、変形前に[ツールプロパティ]パレットから格子点の数を変更すると操作がしやすくなります。

 

イラストにあわせてオレンジ色の回転コントローラーでガイド線の角度を決めたら、変形したい格子点をドラッグして調整します。選択した格子点は赤く表示され、複数の格子点を同時に選択できます。

 

Note:[メッシュ変形]では、格子点の操作後はオレンジ色の回転コントローラーが表示されません。格子点の操作後にガイド線の向きを変更したい場合は、キャンセルするか、または変形確定後に再度[メッシュ変形]を実行します。

スタジオモードでは、[ツールプロパティ]パレットの[変形対象上のドラッグ操作]から、格子点やガイド線の操作も選択できます。

 

[変形対象の移動]を選んでいるときは他の変形と同様に平行移動しますが、[面の移動]を選ぶとメッシュがない面の部分でおおまかに調整できます。

 

[格子点の範囲選択]を選ぶと、ドラッグで複数のハンドルを選択してまとめて調整できます。

 

変形方法の種類について、詳しくはこちらをご覧下さい。

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