簡単なアニメーションをシンプルモードで作ろう!
ver.4.2以降のシンプルモードでアニメーションが作れるようになりました。
パラパラ漫画を描くように簡単にアニメーションを作れるので、はじめてアニメーションを作ってみたい人にもおすすめです!
CLIP STUDIO PAINT DEBUT/PROでは、24コマまでのアニメーションを作成できます。
さっそく使い方を見ていきましょう。
アニメーション用のキャンバスを作成する
イラストにアニメーションを追加する
描いたイラストにアニメーションを付ける場合は、イラスト用のキャンバスをアニメーション用のキャンバスに変更できます。
画面右上の[…]メニューをタップして、[アニメーションを作る]を選択します。
作品が複製されて、アニメーション用のファイルが別途作成されます。
[新規キャンバス]からアニメーション用のキャンバスを作成する
CLIP STUDIO STARTの[絵を描く]をタップして[新規キャンバス]→[アニメーション]から任意のサイズのキャンバスを選択します。
※Debutではアニメーションを選択できません。イラストにアニメーションを追加する手順でアニメーション用のキャンバスを作成してください。
キャンバスと画面下部にタイムラインが表示され、アニメーションを作る準備が整いました。
タイムラインパレットの見方
アニメーションを作成するために必要な[タイムライン]パレットの機能について解説します。
①再生ボタン:アニメーションを再生・停止します。
②フレーム:フレームには描画したイラストが表示されます。1フレームにつき1レイヤーパレットの情報が表示されます。
③フレーム追加ボタン:フレームを追加します。
④メニューボタン:[オニオンスキン](※)のON/OFFの選択と、1秒あたりのフレーム数(フレームレート)を確認できます。シンプルモードでは12で固定されています。
※[オニオンスキン]については、②フレームを追加するで説明しています。
<POINT>フレームの順番を入れ替える
フレームの順番を入れ替えたいときは、フレームを長押ししてドラッグします。
動きの順番を変えたいときや、追加したフレームを移動させたいときに便利です。
アニメーションを描いてみよう
それでは実際にアニメーションを描いていきましょう。
魔法使いの女の子がフラスコに魔法をかけて実験をするストーリーでアニメーションを作成していきます。
①最初のフレームを描く
まず1枚目のフレームを選択している状態で、キャンバスに最初のイラストを描きます。
今回は[ブラシ]→[スケッチ]→[鉛筆]を使って、アナログ風のタッチで描画します。
アニメーション作成時のレイヤーについて
レイヤーパレット内には選択中のフレームで使用しているレイヤーが表示されます。
イラストを描く感覚で線画と塗りのレイヤーを分けたり、レイヤーフォルダーでの管理が可能です。
②フレームを追加する
1枚目のイラストが描けたら、続きの線画を描いていきます。
色を塗って1枚目のフレームを完成させることもできますが、線画の状態で描き進めた方がアニメーションの動きを確認しやすいため、先に線画を描くことをおすすめします。
新しい絵を描く場合はタイムラインパレットの[+]をタップしてフレームを追加します。
1枚目のフレームをコピーして2枚目に流用したい場合は、フレームをタップして[複製]を選択します。
一部をアレンジして動きをつけたり、同じフレームを複数回使用することで動きに「タメ」を作ることができます。
フレームを削除したい場合は、フレームをタップして[削除]を選択します。
<POINT>
フレームをまたいだレイヤーの移動や、レイヤーのコピー&ペーストなどは行えません。
同じイラストを使用したい場合は都度描き起こすか、フレームを複製してください。
新しいフレームを追加すると、1枚目のイラストが紫色で透けて表示されます。これは、[オニオンスキン]という機能によるものです。
前のフレームの描画を参考に次のコマの絵を描くことができます。
動きをつけたい部分の線画を1枚目のイラストと少し変えて描きます。逆に動かしたくないパーツは1枚目をなぞるようにして描きます。
[オニオンスキン]を非表示にしたい場合は、タイムラインパレット右側の[…]から[オニオンスキン]のチェックを外します。
2枚目が描けたら、またフレームを追加して、続きを描いていきます。
3枚目が描けた段階で2枚目のフレームを選択してみると、[オニオンスキン]で前のフレームが紫、次のフレームが緑で表示されているのが分かります。
前後のフレームを確認して、動きに違和感がある場合は調整します。この作業を繰り返して、アニメーションを作っていきます。
キャラクターを簡単にうごかす
複製したイラストを[パペット変形]で形を変えてアニメーションを作ることもできます。
線画と塗りが統合された1枚のイラストで使用するのがおすすめですが、線画のみの状態でも使用できます。
線が途切れていると上手く変形できないため、線画で[パペット変形]を使うときは線を繋げましょう。
シンプルモードでの[パペット変形]の使い方について詳しくはこちらの講座をご覧ください。
他にも、[移動・変形]ツールで大きさや位置・回転させて変化をつけたり、[ゆがみ]ツールでもキャラクターを動かせます。
③アニメーションを再生して確認する
数枚描き進んだら、タイムラインパレットの[▶]をタップしてアニメーションを再生して動きを確認してみましょう。
停止ボタンを押すと編集に戻れます。修正したい点が見つかったらイラストを調整しましょう。
④アニメーションを調整する
一部の動きをゆっくりにする
アニメーションを再生して動きが速すぎると感じた場合は、遅くしたい箇所にフレームを追加しましょう。
オニオンスキンを確認して、前後のフレームに描かれた線の間に線を描くと、動きの途中段階を追加できます。この作業を「中割り」といいます。
繰り返すアニメーションをつくる
まばたきなど、一定の動きを描いた数枚のフレームを複製すると、ループしているような表現ができます。
動きにタメをつくる
同じフレームを複製して表示することで、アニメーションの流れに「タメ」をつくることができます。
⑤線画アニメーションの完成!
線画のアニメーションが完成しました!
今回のアニメーションはフレームを24枚使用しました。
1秒あたりのフレーム数(フレームレート)が12が固定で設定されているため、全体で2秒のアニメーションになります。
アニメーションに色を付ける
線画が完成したら、キャラクターに色を塗って、背景を付けていきます。
キャラクターを塗る
今回は水彩のような淡い塗りで着彩します。
線画のレイヤーの下に色塗り用の新規レイヤーを作成します。
今回はGペンと塗りつぶしツールで色を塗り分けました。
このあと水彩風の塗りにしたいため、ベタ塗りしたレイヤーを選択した状態でレイヤーを追加します。
レイヤーサムネイルをタップして[下のレイヤーでクリッピング]を選択し、合成モードを[乗算]にしました。
ベタ塗りしたレイヤーに描画された範囲にのみ描画を行えるようになりました。
[ブラシ]→[筆]から[粗い水彩]を選択して、追加したレイヤーに水彩風の塗りを追加します。
背景に画像を読み込む
レイヤーパレットの[…]をタップして[画像から追加]を選択すると、端末などに保存されている画像を読み込めます。
すべてのフレームで同じ背景を使用したい場合は、フレームごとに画像を読み込んでください。
他の23枚のフレームも同じように塗りと背景を追加して、アニメーションが完成しました!
アニメーションを書き出す
完成したアニメーションを端末やクラウドに保存しましょう。
画面右上の[…]メニューから、[アニメーションを書き出し]を選択します。
表示されたダイアログからアニメーションの再生状態を確認できます。
[共有]を選択すると、端末やファイルアプリなどの保存場所を指定できます。
書き出したアニメーションはmp4で保存されます。SNSや動画サイトに投稿して楽しんでくださいね。
TVアニメやアニメMVのような本格的なアニメーションを作りたい場合はスタジオモードを使用するのがおすすめです!
スタジオモードでのアニメーションの作り方について詳しくはこちらの記事をチェックしてくださいね。
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