クリスタ素材で小物を楽に効率的に描こう

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境みたる

境みたる

人物描き終わったけど小物描くのが大変!

漫画だと同じものを色んな角度で描かないといけない!

 

そんな貴方に効率化できる方法お教えします。

動画版も公開していますので、日本語がわかる方はこちらもどうぞ。

クリスタには色々な素材があります。

素材を使いこなせば、かなりの作業を効率化することが可能です。

悪役令嬢のアクセサリーもどんな角度のメガネも怖くない!

順番に解説していきます。

画像素材

まずは画像素材についてお話ししていきます。

使い方はとってもシンプル、ダウンロードした素材をドラッグアンドドロップしてキャンバスに貼り付けるだけ!

このままだと素材の味そのまますぎるので、キャラクターに合わせて変形しましょう。

ショートカットCtrl+Tで変形、Ctrl+Shift+Tで自由変形ができます。

変形中もショートカットキーの入力は有効であり、変形中にCtrl+Shift+Tを押すとそのまま自由変形でき素材を調整する際に大変便利です。

変形が終わったら、不要な部分は消しましょう。

レイヤーをそのまま消してしまうと後から直したくても取り返しがつかないので、レイヤーマスクで隠したい部分を非表示にします。

レイヤーマスクとは、レイヤー内の描画を一部非表示にできる機能です。はみ出しなどの不要な部分を隠せます。

引用:CLIP STUDIO PAINTユーザーガイド

 

レイヤーマスクで見えなくなっているだけなので、元の画像はちゃんと残っています。

手の下や髪の毛の下になる部分を消して非表示にしましょう。

キャラクターにリボンを付けることができました。

次は悪役令嬢にイヤリングを付けてあげましょう。

素材フォルダをイヤリングで検索し、こちらの素材を貼り付けました。

先ほどと同じように変形し、不要な部分をマスクします。

宝石の色がちょっと浮いている気がするので、部分的に素材の色を変更しようと思います。

宝石の部分だけ選択範囲を作成し、グラデーションマップレイヤーを作成。

キャラに合いそうなグラデーションセットを選びます。

すると先ほどまでは赤かった宝石が、紫色になりました。

グラデーションマップレイヤーは後から何度でも変更でき、色を調整する際に便利です。

ベルトも描くのは大変ですよね。今度はブラシ素材を使ってみましょう。

ダウンロードしたブラシ素材をサブツールパレットにドラッグアンドドロップすると、ツールとして登録されます。

そのツールを選択してキャンバスに描画すると、ベルトが描けました!

画像素材と違い、このブラシ素材は線を引くように描けるのでキャラクターの体に合わせて描くことができます。

 

またベクターレイヤーで描くと線修正ツールで後から調整できます。

ベクターレイヤーの使い方はこちらの記事でも紹介しています。

もっと自由に加工したい場合は、ベクターレイヤーをラスタライズしゆがみツールなどで調節してもいいでしょう。

ただラスタライズすると以降の作業は不可逆的になりますので、 その点は注意です。

変形を繰り返すと画像が劣化していきます。

3D素材

3Dと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、慣れればそこまで難しくありません。

3D素材は色んな角度で使えるため、使い方を覚えればかなりの時短になります。

このようにキャラクターに弁護士バッジを付与したり、

マスコットキャラクターのたぬきを生やすことも簡単にできます。

3D素材をぐるぐる回して直感的に配置でき、リボンも画像素材よりキャラクターに合わせやすいですね。

3Dの簡単な使い方はこちらの記事で解説しています。

次はこのキャラにメガネを付けてあげましょう。

キャンバスに素材をドラッグアンドドロップし、オブジェクトツールで角度を調整。

こちらの素材はパーツ分けされているため、不要な部分を非表示にすることができます。

[サブツール詳細]→[オブジェクトリスト]よりオブジェクト構成を確認し、右側のつるとパッドを非表示にしました。

今回はモノクロ漫画なので素材はこのまま使わず、LT変換して線を抽出します。

[レイヤー]メニュー→[レイヤーのLT変換]をクリック。

[レイヤーのLT変換]ダイアログで設定し、OKを押すと変換されます。

不要な部分をマスクし、ゆがみツールで更に調整しましょう。

描いたら大変そうなメガネが、ものの数分で作れました!

いくらでもメガネキャラが描けますね。

次はこちらの夢見る女の子にウェディングベールを付けてあげたいと思います。

先ほどと同じ用に素材をドラッグアンドドロップし、角度を調整。

 

このままだと色味が合わないので、レイヤーカラーを絵に合わせたピンクに変更します。

黒で描かれた部分を[レイヤーカラー]、白で描かれた部分を[サブカラー]に置き換えて表示できます。

そのため先ほど黒で描画されていた部分が設定したピンク色になったというわけです。

サクッとレイヤーの色味を変えたい時に便利です。

[サブツール詳細]→[光源]で光の当たり具合を変えました。

後から見てベールが小さすぎたかな、と修正し加工したものがこちら

3D素材は可逆性が高く修正も楽なのがいいですね。

結婚式のシーンが何コマ続いても、素材をそのまま置けばいいので少し気楽です。

描くのが大変そうなものの3D素材は積極的に探すと、後で楽できるでしょう。

素材のカスタマイズ

よく使う素材はまとめて素材パレットに登録しましょう。

このキャラクターを描く時に使う素材はこちらの3点です。

 

  • 3Dスカート

  • 3D靴

  • 3Dリボン

レイヤーフォルダにまとめて、そのフォルダを素材パレットにドラッグアンドドロップすると登録されます。

登録した素材をキャンバスにドラッグアンドドロップすると、レイヤーフォルダにまとめた複数の素材が呼び出されました。

 

いつでも何度でも使えるので繰り返し同じキャラを描く際に便利です。

先ほどグラデーションマップで宝石の色を変えましたが、グラデーションマップで素材の色を変える方法をもう少し細かく説明します。

黄色い豹柄をピンクの豹柄に変えていきます。

グラデーションマップとは、画像の濃淡に合わせて、グラデーションの色を置換して彩色できる機能のことです。

詳しくはこちらの記事やユーザーガイドもご覧ください。

色を変える機能は色相・彩度・明度]レイヤーなど他にもあるのですが、感覚的に色んな色のニュアンスを入れられるので私はグラデーションマップをよく使います。

 

[編集]メニュー→[レイヤー]→[新規色調補正レイヤー]より[グラデーションマップ]をクリックすると、ダイアログが表示されるのでここで調整します。

 

先ほどはダウンロードした素材のセットをそのまま使いましたが、今回は自分でも調節してみます。

イメージに近い色のセットを選択し、指定色の下にある色が表示された部分をクリックし任意の色を選択します。

元の画像の色の濃淡で表示される色が決まるので、プレビューを見ながら色を選びます。

このように青空を夕焼けにしたりすることもできます。

素材を作ろう

素材は自分で作ることもできます。

このキャラクターが着ているシャツの柄を作っていきましょう。

下記のブラシ素材を使い、できるだけ大きく柄を作成します。加工したテキストも入れます。

完成したらレイヤーフォルダにまとめて結合し、結合したレイヤーを右クリックしメニューから[レイヤーの変換]を選択。

柄のレイヤーを[画像素材レイヤー]に変換します。

 

[画像素材レイヤー]は前の項でお話ししてきた画像素材とは違い、レイヤーの種類のことを指します。

普通のラスターレイヤーとどう違うのかというと、拡大縮小など変形しても元の画像の情報を保持している点です。

オブジェクトツールでどう変形しても画像は劣化せず綺麗なままで、更に[サブツール詳細]→[変形設定]→の左側にある円のアイコンをクリックすると変形をリセットすることができます。

作成した素材をキャラクターに合わせて変形し、不要な部分をレイヤーマスクで消去。シャツに柄を乗せることができました。

このようにタイリングもできますので、服の柄などにピッタリの機能です。

作った[画像素材レイヤー]も素材パレットに登録すればいつでも呼び出せます。

終わりに

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