9.背景と前景の彩色
[1]背景
ラフ状態の「背景」フォルダー内は左のようになっています。
描き込みを始める前に、「色調整」と「山」レイヤーは「背景ベース」レイヤーに結合しておきます。
■1.桜
「細かい髪」フォルダーが作業の邪魔になるので、いったん非表示にします。
「桜」レイヤーに[鉛筆]ツール→[パステル]→[チョーク]で形を描き、[消しゴム]ツール→[軟らかめ]でところどころ削ります。
続けて「桜」レイヤーの上に「枝」レイヤーを作り、枝を描きます。
その上に桜の花を二段階重ねていきます。
桜のレイヤーを全部結合します。
■2.鳥
鳥は遠くに飛んでいてかすんでいるように見せたいので、[フィルター]メニュー→[ぼかし]→[ガウスぼかし]でぼかします。
■3.雲
雲は合成モードを[通常]に戻して、[筆]ツール→[墨]→[薄墨]を使って描いていきます。
太陽に近いところはオレンジに、遠くなるにつれて紫色になるように色を入れます。
紫は合成モードを[加算(発光)]にしました。
[2]前景(土埃)
[エアブラシ]ツール→[柔らか]でうっすら土埃を描きます。
次に「土埃2」レイヤーを追加し、[デコレーション]ツール→[自然風景]→[砂煙]で砂煙を描きます。
[3]調整
桜は遠景なので少しぼかします。
「桜」レイヤーを選択し[選択範囲]ツール→[投げなわ選択]でぼかしたいところを囲み、[ガウスぼかし]でぼかします。
背景全体をぼかすと、ぼやけた印象になりすぎるかなと感じたので、空に近い部分、人物から遠い部分のみぼかしました。
ここまでの全体図です。
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