14.「パワーアップ」の制作(2)キャラ

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[1]色変更

「ラフ」を見ながらパーツの色変えを行っていきます。眼帯は必要ないので非表示にします。

 

 

 

■1.色変更の方法

 

基本的には必要に応じて[色調補正レイヤー]([色相・彩度・明度]/[明るさ・コントラスト]/[レベル補正]/[トーンカーブ])を使って変えていきます。

 

色相を調整しただけではイメージした色にできないときもあります。

 

そのような場合は、一度グレーに近いところまで彩度を落とし、上に新規レイヤーを追加し色を塗って、合成モードを変更します。

 

このように色調補正をするだけではイメージした色にならない場合は、彩度を落として、上から合成モード[オーバーレイ]のレイヤー等で色をつけます。

また、必要に応じて描画を加えたり、レイヤーを追加して色を調整します。

 

着物の場合、「パワーアップ」には黒のグラデーションもかかっているのでレイヤーを追加して、黒のグラデーションを入れました。

また、反射光も無くなってしまったので、レイヤーを追加して、上から塗りました。

 

 

 

■2.色変更

 

基本的には差分ラフと同じようになる様に変更しました。変更したパーツは髪・目・飾り・金属・甲冑・鉢巻・羽織・着物・馬です。

細かい柄は後回しにして、とりあえず全部の色変えをして、全体を見ながら進めていきます。

実際色を変えてみて色が浮いている等違和感を覚えた「着物2」は、ラフでは水色になる予定でしたが紫色に変えています。

 

[2]パーツ

ここからは「デフォルト」でパーツ分けした時と同じように、ラフを薄く表示させて、「パワーアップ」の追加パーツを描いていきます。

 

パーツを描き終わったら「デフォルト」と同じように描き込んでいきます。

 

[3]エフェクト

刀エフェクトの色を紫寄りに色調補正して、魂のエフェクトを描きます。描き方は第12回の刀エフェクトの時と同じです。

 

土埃の部分ですが、「パワーアップ」では軽く火の手が上がっている中に、キャラがいる設定に変えているので、火の粉と火を描きます。

火を描くといっても今回は地面から距離があって、火の海というほどの場面を想定してないので、「土埃1」レイヤーの上に火の色のレイヤーを[オーバーレイ]でかぶせて、さらに「火」レイヤーを作ってオレンジで塗り、合成モードを[加算(発光)]にしました。

 

次に、合成モードを[加算(発光)]にしたレイヤーに、火の粉を描きました。

 

画面下部の、火に近いところは黄色で火の粉の芯を描きます。

 

そして「火の粉」「火の粉 芯」両方のレイヤーに、[フィルター]メニュー→[ぼかし]→[移動ぼかし]をかけます。

 

ここまでの全体図です。

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