5秒で解決! キャラが浮かないエフェクトなじませ加工講座(10秒でできる簡単エフェクトの作り方つき)
この講座は以下の内容となっております。好きなところを摘んで見てもOK!
1、はじめに:10秒でできる!さくっとエフェクトの描き方。
2、キャラが浮かない加工法:加工でそれっぽくしちゃえば良いんだよ!
3、光らせるコツ・ちょっとだけ理屈とか:光が拡散する仕組み
4、さいごに:エフェクトを描くときの考え方、心構えとか
ショート動画版はこちら
1はじめに:10秒でできる!さくっとエフェクトの描き方
10秒で描こう! エフェクト編はじまりはじまり。
1、エフェクトのシルエットを描く。形取るの難しかったらアセットストアのブラシを頼ろう。
2、複製。複製元を少しだけぼかし。複製したものを強めにガウスぼかし
3、複製元を白く、複製したものを好きな色(明るめ・彩度高めがおすすめ)に。
レイヤー構成はこんな感じ。
完成版。
メインのシルエットは白く、ぼやっとした光部分は彩度高め、明るめで。
シルエットはざざっとペンで描いてから消しゴムで削っていくとそれっぽく描けます。
2、キャラが浮かない加工法:加工でそれっぽくしちゃえば良いんだよ!
エフェクトとキャラクターがなじまない! という方もいるかと思います。
書き直し? 否! 加工でちゃちゃっとなじませちゃいましょう!
方法をいくつかご紹介します。
こちらのオリジナルキャラクターの男の子イラストを元に、エフェクト演出となじませる加工を加えていきます。
その1、乗算を乗せる。
エフェクトに使った彩度高めの色を乗算で載せる方法です。この絵ではキャラクターのみに乗算レイヤーを載せています。これだけでもだいぶそれっぽい! 光に目が行く加工方法です。魔法っぽい!
レイヤー構成はこんな感じ。エフェクトを目立たせたかったので、背景を暗めにしています。
その2、オーバーレイを乗せる方法。
乗算よりも簡単。絵の一番上にエフェクト色一色のオーバーレイレイヤーを乗せる方法。乗算レイヤーを使う方法よりキャラクターも目立ちます。
レイヤー構成はこちら
その3、カラーバランスレイヤーを載せる方法。
これ、キャラの色あんまり変わってないな。肌の赤みは削らずに、黒い部分にほんのり青色が乗っています。
レイヤー構成はこんな感じ
カラーバランスレイヤーの中身はこんな感じ。
通常の絵を書くときも、カラーバランスは中間はマゼンタ寄り、シャドウはシアン寄り、ハイライトはイエロー寄りに設定して使っています。
グラデーションマップをオーバーレイで乗せる方法
グラデーションマップはアセットストアにていろいろな方が配布されているので、色んなのを試してみると吉。雰囲気がガラッと変わって楽しいです。
レイヤー構成はこんな感じ。
キャラのカラーとは異なる色のエフェクトを乗せたいときは
青系のキャラにピンク系のエフェクトを載せたい! という場合は、キャラの彩度をぐぐっっと下げてしまうのもありです。
これだとピンクが強くてちょっと難しいな…。 こちらは、キャラクターの彩度を低くし、顔まわり・黒い服部分のみマスクを削っています。青色の服部分だけ彩度を下げるイメージで…。きっちりやると面倒なので、エアブラシでざっくり削り。その上からオーバーレイでピンク色を載せています。
レイヤー構成はこんな感じ。
色相・彩度・明度調整レイヤーで彩度をごりっと下げています。
お手軽にそれっぽくなるかと。
おまけ:ダークっぽい魔法演出
白い部分を黒くするだけで悪っぽい魔法に! この場合は、黒いエフェクトが目立つように背景を明るめにしてあげると良いです。真っ白ではなく、ほんのり灰色にするとおしゃれ!
3、エフェクトの書くときのちょっとしたコツ
ちょっとしたコツなどのお話。
コツその1、周囲の光の彩度は高めに
これは先程もお伝えした通り。大事なのでおさらい。
内側から、明るめ+彩度低め→明るめ+彩度高め(実際はぼかしによる透明度があるので明るさと彩度は次第に下がっていく)→背景となる形です。
コツその2、キャラクターにエフェクトの光は反映させない。(光源として使わない)
やりたい演出にもよるのですが、魔法のエフェクトを載せたいだけであればキャラクターにエフェクトの光を影響させないほうが良いです。「エフェクトは光っているのだから、キャラクターはその影響を受けるはず」という考えに囚われすぎないようにしましょう。エフェクトを光源とすると、上手くやらないと視線誘導的にどこを見れば良いのかわからなくなってしまう可能性があり…。
イラストにおいてどんな光をあてるかは非常に重要な要素なので、
「光るものが描かれているから光らせる・照らす」
ではなく
「光らせるもの・メインで魅せたい場所をあらかじめ決めてからイラストに起こす」
としたほうが見栄えが良くなる場合が多いかなと思います。見栄えを意識するなら、演出上の嘘を盛り込むのも大切です。 影響させるにしてもふわっと発光レイヤーを載せるなどごくシンプルに。
キャラクター演出のためのエフェクトではなく、被写体として明確に意図を持たせて描写するのであれば、この限りではないのですが…。例えば、キャラクターがエフェクトの光を見つめているとか驚いているとか、そういう意図的な演出。そこまでいくと、エフェクトというよりは明確な被写体として光を描く話になっていくかとおもいます。
コツその3、エフェクトにも影を付けて良い。エフェクトは光るものだけれど、それに囚われすぎないで
炎のエフェクト、光のエフェクトなど、光るエフェクトは色々あります。炎も光も、光っているのであれば当然影なんてないはず…。ですが、エフェクトなら影があってもオッケー! 今回はシンプルなエフェクトの描き方を紹介しましたが、「なんかのっぺりしてる…もっと書き込み量が欲しい」となった際はゴリゴリ書き込んでも楽しいです。
ちょっと書き込んだもの。
細いと分かりづらいな…。ちょっと太い版もご用意。明るい部分と暗い部分に分かれ、なんか裏表がある…。
キャラと組み合わせるとこんなかんじ。ちょっと…キャラのパースとエフェクトのパースあってなかったので無理やり合わせました。キャラに青い乗算レイヤー+足元をほんのり青色の加算(発光)レイヤーを乗せています。頭身高めで書き込みが多いキャラクターだったら、エフェクトも書き込んであげると映えるかと思います。
光のエフェクトに影があってもいいし、葉っぱが舞うエフェクトで葉っぱが光っていても良い。「こうあるべき」にとらわれず、臨機応変に描いていきましょう。
4、さいごに:エフェクトを描くときの考え方
個人的な考えですが、エフェクトはあくまでおまけ・追加効果であり、メインとなるキャラクター自体へ影響を与える光源ではない、と自分は考えています。 キャラクターとエフェクトはすなわち、ケーキとアラザン、パフェとミント、ハンバーグとパセリ…そんな感じ。
もちろん、エフェクトを光源としても良いのですが、やはり何を見せたいかはっきりさせるというのは大切かなと思います。キャラクターを魅せたいのならエフェクトはおまけ、逆にエフェクト(エフェクトっていうか、魔法の光とか)を魅せたいならキャラクターはおまけ…という感じで。魅せたいものによってどこを光らせるかが変わってきます。光の法則をきちんと描きたいなら、それは光がメインの絵となるでしょう。どれが優れているとかではなく、やりたい演出に合わせた絵を描くのがいいね、というお話でした。
描きたい絵を描こう。ねじまげていけ、物理法則。お前が神だ。最後まで閲覧ありがとうございました!
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