自動選択とグラデーションマップを使った色調補正方法

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完成したイラストを部分的に調整したい。そんな時に役立つ方法です。

はじめに

閲覧ありがとうございます。この記事では私がよく愛用している自動選択ツールとグラデーションマップを使った簡単な色調補正方法の説明をしたいと思います。何かのお役に立てれば嬉しいです。

部分的にグラデーションマップを用いた色調補正をかけることで色に深みを持たせたり、一番明るい部分にだけディフュージョンフィルタのような効果を表現できることができます。

※ディフュージョンフィルタはグロー効果と違って周囲の光を反射して発光することを指すので、グロー効果のような物体そのものが光る強い光とは違います。柔らかい発光効果を持っているので元のイラストの色味が失われにくい効果です。

準備

まず始めに完成したイラストを用意します。この時レイヤーは全て結合した1枚の状態にしてください。

レイヤーの複製を行います。ここからは複製を行ったレイヤーを使っていくので元のレイヤーは一旦非表示にしておきましょう。

複製したレイヤーを選択してレイヤープロパティで表現色をグレーに変換。プレビューを適応してカラーモードに戻します。

次にレイヤー>新規色調補正レイヤー>レベル補正を行います。
入力の一番左にある三角を右に移動させましょう。これを行うことで色の境目をはっきりさせて次の工程の自動選択を簡単に実行できます。

レベル補正を行ったら下のグレーレイヤーと結合します。

自動選択ツールを使ってパーツを分ける

ここでは自動選択ツールを使ってグラデーションマップを適用させる部分を分けていきます。

まずは自動選択ツールを使って一番明るいところ(白またはそれに近い明るい灰色)を選択します。作成方法は追加選択で行ってください。

選択が終わったら切り取り+貼り付けを選択。

先ほど選択された部分が新規レイヤーに移動しているはずです(下の画像は分かりやすいように先ほど選択して切り取った部分のみを表示させています)

レイヤーの名前を分かりやすく"白部分"に変えておきます。

残っているグレー部分も同様に切り取りと貼り付けを行います。全部でレイヤーを3枚以上に分けるのが好ましいです(一番明るい部分、一番暗い部分、2つの中間部分)

複雑に分けるほど時間がかかり大変ですがその分様々なグラデーションマップを使えるので仕上がりが豪華で鮮やかになります。
(この段階で効果を適用したくない部分は切り取って削除しましょう。このイラストでは白い背景部分は不要なので自動選択ツールを使って削除しました)

グラデーションマップの適用

切り取ったレイヤーに対してここからはグラデーションマップ機能を使っていきます。まずは一番最初に作成した白部分レイヤーに使ってみましょう。
白部分レイヤーは一番光が強い部分です。太陽光の下を表現したいなら選ぶ色はオレンジや黄色などの暖色系だと綺麗に馴染むと思います。

今回使用させていただいたグラデーションマップはこちらです。

https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1764341

レイヤー>新規色調補正レイヤー>グラデーションマップを選択。

グラデーションマップを選んだら下のレイヤー(白部分レイヤー)に結合します。

そのままフィルター>ぼかし>ガウスぼかしを選択。ぼかす範囲はイラストのサイズによって変わるのでプレビューを確認しながら好みの数値を探してみてください。

次にレイヤーモードを通常からオーバーレイやスクリーンに変更します。効果が強すぎる場合にはレイヤーの不透明度を調整してください。
ここで非表示にしておいた元のイラストを表示させましょう。

最初のイラストと比べると光の当たっている部分がより鮮明になり、光が柔らかく見えると思います。
(暗い部分、中間部分のレイヤーは非表示にしています)

残っているレイヤーにも同様に処理します。

一番暗い部分を切り取ったレイヤーには青や紫などの寒色系のグラデーションマップをソフトライトで重ねるのがオススメです。
範囲が広い中間部分にはくすんだ薄いピンクを基調としたグラデーションマップを焼き込みリニアで重ねました。

応用編

これを応用して瞳の部分のみに自動選択ツールと色調補正を適用させた結果です。

このように目立たせたい部分にだけ調整をかけることでより一層目をひくイラストになると思います。

最後に

おおまかな解説はこれで終わりです。いかがだったでしょうか?
レイヤーモードを変えたりグラデーションマップで普段使わないような色にするとさらに表現の幅が広がると思います。
色々試してぜひ自分の好みを探してみてください。

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