炎なんかのエフェクトを制作する際、元素材をそのまま使っても良いんですが

ちょっとした工夫をするだけでカッコイイエフェクトを作ることが出来ます。

 

クリスタに最初から入っているツールとレイヤーモード、編集でできちゃうエフェクト作りをご紹介したいと思います。

 

今回のエフェクト作りは色々と応用も効くと思うので是非、使ってもらえればと思います！

①お好みの球体作成！

球体の作成には　基本ツールの特殊定規　を使用します。

▼から同心円を選び、対象のレイヤでドラッグすると定規が生成されます

その後適当に描くだけでいくらでも円が描けるのです。

魔法陣なんかの作成にも便利です！

②適当な模様に立体感を出す便利ツール！

クリスタには超優秀な変形ツール　メッシュ変形　があります。

このツールを使う事で球体や円柱などお好みの立体感を持たせることが可能です。

形に沿わせる時にはそれぞれグリッド数を６くらいにすると扱いやすいなーと思います。

適当な線を描いて

 

メッシュで球体に沿わせて変形します

球体の外側を自動選択ツールで選択し、はみ出た線をDeleteします！

③炎ブラシとレイヤー複製

今回の太陽や魔法陣などを作成する際、一周まるまるエフェクトを描いてもいいですが、レイヤ複製を使うと楽チンです！

 

 

まずは適当に炎を生やします（この素材はそのまま使わないので黒でOKです）

4分の1くらい生やしたらレイヤを複製し　Ctrl＋T　で変形、回転していきます

一周回ったら　Ctrl+E　などでレイヤを統合していきます。左右反転などを使うとコピーがバレにくいです

④レイヤーモードで美しいエフェクト！

球体のベースを塗ったらそこに模様を入れていきます。この時、レイヤーモードを使うと綺麗なエフェクトが簡単に作れます。

 

 

基本のエアブラシで適当に振ります。この時、色ごとにレイヤを分けておくのがコツです

次に対象レイヤを全選択して（Ctrlを押しながら選びます）、レイヤモードを加算にします。

これだけで色が重なっているところが綺麗に明るくなっていきます。

最後にメッシュ変形でオブジェクトの形に沿わせます。

この時も対象レイヤは選択したままで一気に変形しちゃいます。

環境光、反射光なんかを作るときも適当にブラシでかいたものを、

ガウスぼかしでぼやーっとぼかして、レイヤモードを加算にすればイイ感じにできちゃいます！

その後レイヤの透明度を調整すると強さも調整できます！

余談ですが、レイヤモードを使ったレイヤをフォルダにまとめる場合にはフォルダモード？を通常から通過にしておきましょう

⑤選択範囲の選択と拡張、縮小でエフェクト作り！

クリスタではレイヤのサムネイルを　Ctrl　を押しながらクリックすることで選択範囲を取る事が可能です。

とても便利なので、自動選択ツールと使い分けると捗ります！

最初に作った黒線レイヤのサムネイルを　Ctrl　を押しながらクリックして選択範囲にします。

新しく作ったレイヤに好きな色を塗りつぶしましょう！　Alt　＋　Backspace　のショートカットとかが便利です！

選択範囲を取って　選択範囲の拡張から１ピクセル広げます。そして、ひとつ下にレイヤを作り少し色を変えて塗りつぶします。

これを繰り返すことで、自由に複雑な簡単に疑似グラデを作れます！

⑥指先ツールで炎の作成！

クリスタには指先ツールというエフェクト作りにかかせない神ツールがあります！これを使えば色々なエフェクトがイイ感じに作れちゃいます。

 

先ほどまでと同じく炎の選択範囲を取ります。

そしてざっくりと塗ります。炎なので根元ほど色が明るく、先っちょほど赤くしてます。

適当に3段階にわけた炎を指先でなじませます。この時、炎などの方向にそって優しくひくとイイ感じになじみます！

フィルタを使う手もありますが、指先ツールのほうがランダム感が出てイイ感じです！

これらの技法を使うと色々なエフェクトが作れると思います。

⑦変形フィルタの活用！

イラストを作るときにはあんまし使わないフィルタですが、エフェクトの際には結構便利です。

最後にこんなのもあるよって事でご紹介します。魔法陣なんかでは重宝します！

まず適当に何かを作ります。

変形フィルタで渦巻きをかけてみます。ただの直線がイイ感じにエフェクトっぽくなります。

魚眼レンズのエフェクトは平面的な線に立体感を持たせるのに便利です！

長々とお付き合いありがとうございました！

 

今回初めてTIPSの作成をさせていただきました。

現在ツイッターでイラストお友達を募集したり、イラストサイトでイラストお仕事などをしておりますので、ご興味があればぜひともよろしくお願いいたします！

また機会があればTIPSや素材の提供などもしていきたいと思います。