新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状3
本TIPSは前環境の「CSR製BluetoothのUSBアダプタ+CSR製Bluetoothドライバ」の現状を報告した、
「新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状(その2)」に続く、
「CSR製BluetoothのUSBアダプタ+Windows標準ドライバ」の現状を報告するものである。
【修正履歴】
●2020年05月26日:運営による非公開後の再公開+シリーズ化
非公開前:閲覧数 その1=788/その2=6895/その3=2111
●2018年07月19日:コメント追加
・前報告の「新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状(その2)」の【新コメントの追加】で述べた、
「新型TABMATEと旧型Tab-Mate Controllerの使用に関する背反条件について」の問題検証時に
PCシステムの最大のデータ用内臓ドライブ(2TB)が突然クラッシュしました。
対策として内臓ドライブ4TBに交換すると認識はしましたが、容量表記は2TB以下(1677.90GB未割り当て)でした。
ネットで検索して「内臓ドライブが2TB以上を認識しない問題」を1週間がかりで調査して対応を検討しました。
その結果と対策方法を自分への備忘録として残し、かつ誰かのアドバイスになれば幸いです。
・Q12イヤホンの現状を追加記述しました。
●2018年07月17日:初版
・前環境の「新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状(その2)」で、
「新型TABMATEと旧型Tab-Mate Controllerの使用に関する背反条件について」の問題が発生してそれを回避するために
CSR製BluetoothのUSBアダプタを使用しながら、CSR製Bluetoothドライバを使用しないでWindows標準ドライバを使用する
環境の現状を報告するものである。
「CSR製BluetoothのUSBアダプタ+CSR製Bluetoothドライバ」の現状報告について詳細を知りたい方は、
「新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状(その2)」を参照してください。
■概要
「CSR製BluetoothのUSBアダプタ+CSR製Bluetoothドライバ」の現状から、CSR製Bluetoothドライバを使用しないで
Windows標準ドライバを使用する環境に変更する方法について説明します。
初めて、CSR製BluetoothのUSBアダプタを使用する時はCSR製Bluetoothドライバを使用しないでWindows標準ドライバの
環境のままにしていてください。
■CLIP STUDIO PAINTのグレードとバージョン
グレード :EX バージョン:1.7.8
■アダプタ製品
FunTech USB Bluetoothアダプタ Bluetooth4.0:CSR製
付属のCSR専用ドライバは使用しません。(CD付き:64bit・32bit別のセットアップ説明あり)
■PC環境
・OS :Microsoft Windows 7 Ultimate SP1 (64 Bit)
・CPU:Intel(R) Core(TM) i7 CPU 860 @ 2.80GHz
・メモリ:8GB
・ビデオ カード:NVIDIA GeForce GT 230 ドライバ(V342.01)
・タブレット:WACOM intuos4 PTK-840ドライバ(V6.3.17-3Jwi)
・セキュリティソフト:ウィルスバスタークラウド(V12.0.1192)
・ブラウザ:Internet Explorer 11 (V11.0.9600.18860)
■Windows Update状態
・利用できる更新プログラムはありません。
■ボタン操作:通常処理
●初めての接続
・ペアリング:CLIP STUDIOボタン3秒押下(電源ON)→ペアリングモード(LED赤青交互点滅)→Bluetoothの「デバイスの追加」
●接続後、LEDランプ消灯後のアクション
・10分LED消灯:Aボタン→接続(LED赤点火)
・20分LED消灯:CLIP STUDIOボタン3秒押下(電源ON)→接続(LED赤点火)
※Aボタン:CLIP STUDIOボタン以外ならばAボタンと同様にOK
電源ON時の「LED赤青同時(紫)点灯」とペアリングモードの「LED赤青交互点滅」を明確に区別して判断してください。
ペアリング後の20分LED消灯の手順で、CSR製Bluetoothドライバで起きていたCLIP STUDIOボタン3秒押下(電源ON)後の
ペアリングモード(LED赤青交互点滅)が起こることは殆どなくなった。
■前環境からの移行手順
次の手順を実施しました。(①~⑫は添付画像内の数字と一致)
①旧Bluetoothドライバ(CSR製パートA:CSR Bluetoothラジオ)の状態
②旧Bluetoothドライバ(CSR製パートD:CSR BlueCoreデバイス)の状態
【デバイスマネージャ上でBluetoothドライバーをWindows 標準ドライバーにする方法】の手順
1.「現在のBluetoothドライバー」を右クリック
重要なことは、「現在のBluetoothドライバー」とは
●「デバイスマネージャ→Bluetooth Radios→CSR Bluetoothラジオ」でなく現在の状況では下記です。
●「デバイスマネージャ→ユニバーサルシリアルバスコントローラー→CSR BlueCoreデバイス」
2.「ドライバーソフトウェアの更新」を選択
3.「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」をクリック
4.「コンピューター上のデバイス ドライバーの一覧から選択します」を選択
5.「互換性のあるハードウェアを表示」チェックボックスをチェックし、「Generic Bluetooth Adapter」を選択後、「次へ」をクリック
■PC再起動後
③「デバイスマネージャ」と「デバイスとプリンタ」の状態
・デバイスマネージャ
二つのBluetoothドライバが混在表示されていました?
●デバイスマネージャ→Bluetooth Radios→CSR Bluetoothラジオ
●デバイスマネージャ→Bluetooth 無線→Generic Bluetooth Adapter
・「デバイスとプリンタ」
Q12イヤホンのアイコンに警告マーク「!」がある?
検証前と同様に、BluetoothのUSBアダプタのアイコンがある。
しかし、相変わらず新TABMATEと二つのミニキーボードのアイコン表示はない状態である。
■CSR製BluetoothのUSBアダプタの差し替え
CSR製BluetoothのUSBアダプタを同一のUSBポートで差し替えると、デスクトップ画面の右下のタスクエリアに
「プログラムインストールの画面」が現れて消えた。
④BluetoothドライバのUSBアダプタ差し替え後
・改めてデバイスマネージャを見ると、CSR関係のデバイス表示が消えて正常に、Generic Bluetooth Adapter等が表示されている。
・デスクトップの右下のタスクエリアからBlueToothアイコン(*)が消えた。
・少し待つと、▲マークの「隠れているインジケータ画面」にBlueToothアイコン(*)がある。
・コントロールパネルの「BlueTooth Devices」の内容を見ると、0個の項目で表示なし。
コントロールパネルの「BlueTooth 設定」をクリックしても反応なし。
・BlueToothデバイスとして設定していたQ12アイコン以外の二つのミニキーボードのアイコンが消えた。
ただし、Q12アイコンに異常マークが表示されている。
後日に、Q12アイコンを再ペアリングして問題が解決するかを試行してみる。
Q12アイコンの最初のぺアリング時にも音源を聞き取れないことがあり対処した経緯がある。
後日に、他の二つのミニキーボードのアイコンも再ペアリングをしてみる。
⑤新Bluetoothドライバ(Windows標準パートA:Generic Bluetooth Adapter)の状態
・デバイスマネージャ
デバイスマネージャを見ると、CSR関係のデバイス表示が消えて正常に、Generic Bluetooth Adapter等が表示されている。
・電源管理
Generic Bluetooth Adapterのプロパティの電源管理の第一パラメータのチェックをオフにした。
第一パラメータ:□電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする<オフ>
前環境で「デバイスマネージャ→ユニバーサルシリアルバスコントローラー→CSR BlueCoreデバイス」の電源管理でオフにしていたのだが
引き継がれていないようである。
Generic Bluetooth Adapterのプロパティの電源管理の第二パラメータがグレー表記でオンにできない。
第二パラメータ:□このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする<オフ>
前環境で「デバイスマネージャ→ユニバーサルシリアルバスコントローラー→CSR BlueCoreデバイス」の電源管理でオンにしていたのだが
引き継がれていないようである。
⑥新Bluetoothドライバ(Windows標準パートB:Microsdoft Bluetooth enumerator)の状態
各表示を参照のこと。
⑦新Bluetoothドライバ(Windows標準パートC:Bluetooth周辺デバイス)の状態
サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラーとヒューマンインターフェイスデバイス内に同一名の「Bluetooth周辺デバイス」があり、
内容は殆ど同じである。
⑧新Bluetoothドライバ(Windows標準パートD:eHome Infrared receiver(USBCIR))の状態
前環境で「デバイスマネージャ→ユニバーサルシリアルバスコントローラー→CSR BlueCoreデバイス」の電源管理で
第一パラメータをオフにしていたのでこの場所では設定が引き継がれているようである。
第一パラメータ:□電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする<オフ>
電源管理の第二パラメータをオンにしていたのでこの場所では設定が引き継がれているようである。
第二パラメータ:□このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする<オン>
⑨新型TABMATEのペアリング開始
・ペアリング
新TABMATEのペアリングをすると簡単に正常に終了した。
・デバイスとプリンタ
・旧CSR製ドライバと違って、「デバイスとプリンタ」画面では未表示であったTABMATEが表示される様になった。
⑩新型TABMATEと旧型Tab-Mate Controllerの背反条件のトラブル解決
クリスタ内の「メニュー:ファイル→Tab-Mate Controller」も「メニュー:ファイル→CLIP STUDIO TABMATE」でも
新型も旧型も設定がグレー表示でなく正常に表示された。
新型TABMATEと旧型Tab-Mate Controllerの使用に関する背反条件は解消されて、クリスタ内で同時に使用できる様になった。
⑪新Bluetoothデバイスの画面
・新Windows標準ドライバのタスクバー上の表示とデバイス画面の起動方法が変わった
旧CSR製Bluetoothドライバはデスクトップの右下のタスクバー上にBluetoothアイコン(*)が表示されていたが、
新Windows標準ドライバではデスクトップの右下のタスクバー上の▲(隠れているインジケータを表示)のクリックで表示される
画面内にBluetoothアイコン(*)が表示される。
これを右クリックすると「デバイスの追加」、「Bluetoothデバイスの表示」、「設定を開く」が実行される。
・「Bluetoothデバイスの表示」画面で「Q12アイコンの異常マーク」がいつの間にか消えていた。
⑫システム構成
Windows 標準ドライバーを導入したが、システム構成内のCSR製のBluetoothドライバも実行中であることを確認した。
サービスを停止しなくてもWindows標準のBlueToothデバイスが機能している。
その他
前環境より「Bluetoothデバイスの表示」で消えた二つのミニキーボードも簡単にペアリングできてアイコンが追加された。
「デバイスとプリンタ」にも二つのミニキーボードのアイコンが表示された。
■Windows 標準ドライバー(Generic Bluetooth Adapter)とCSR製ドライバー(CSR Bluetoothラジオ)の運用上の差異
CSR製ドライバー(CSR Bluetoothラジオ)の特徴は(その2)で説明してきました。
Windows 標準ドライバー(Generic Bluetooth Adapter)ではCSR製ドライバーと下記の違いがあります。
・新型TABMATEのペアリング後の毎回の接続操作がスムーズである。
・接続、非接続時のポップアップメッセージが出なくなった。今までのメッセージはCSR独自の処理か?
・「デバイスとプリンタ」で表示されなかったTABMATEアイコンやその他のBluetoothデバイスのアイコンが表示されるようになった。
・Q12イヤホンのデバイスについていた警告マーク「!」が消えた。
・画面下のBluetoothアイコン(*)表示が「隠れたインジケータ」内に表示されるようになった。
■あとがき
「デバイスマネージャ上でBluetoothドライバーをWindows 標準ドライバーにする方法」の手順を参考にしたが、
下記でWindows 標準ドライバーは見つかりませんでした。
・デバイスマネージャ→Bluetooth Radios→CSR Bluetoothラジオ
何気なくデバイスマネージャ内の他のBluetooth関連場所を見ていると、下記でWindows 標準ドライバーを発見しました。
・デバイスマネージャ→ユニバーサルシリアルバスコントローラー→CSR BlueCoreデバイス
手順の最終画面でCSR BlueCoreデバイス、Generic Bluetooth Adapter、Generic Bluetooth Radioの3つの表示がありました。
手順を実行すると、簡単に「Generic Bluetooth Adapter」に変更できました。
【追加コメント】
■コメント1:
前報告の「新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状(その2)」の【新コメントの追加】で述べた通り、
「新型TABMATEと旧型Tab-Mate Controllerの使用に関する背反条件について」の問題検証時に
PCシステムの最大のデータ用内臓ドライブ(2TB)が突然クラッシュして、本件のTIPSの投稿が1週間ばかりの遅れを
余儀なくされることになりました。
当方のPCシステムはHP製でOSにC:とD:ドライブが占有されます。
従って、ユーザの追加ドライブはE:ドライブからとなります。
クラッシュしたドライブは当方のPCシステムの最大のデータ用内臓ドライブ(2TB)でした。
いわくつきE:ドライブはこれで2回のクラッシュでした。
1回目:購入時より装着していたものです。メーカ返却交換品
ベンダ Seagate /デバイス名 ST31500341AS/サイズ 1.5 TB
2回目:保障期間外だったので自分で交換
ベンダ Seagate /デバイス名 ST2000DM001-1CH164/サイズ 2.0 TB
現在品:自分で交換(今回)
ベンダ Seagate /デバイス名 ST4000DM004-2CV104/サイズ 4.0 TB
ところが、交換品の内臓ドライブ4TBは認識しましたが容量表記は2TB以下(1677.90GB未割り当て)でした。
バックアップ用の通常の外付けUSB接続のドライブ(4TB、2個)を問題なく運用していたので、思いもかけないトラブルでした。
ネットで検索して「内臓ドライブが2TB以上を認識しない問題」を1週間がかりで調査して対応を検討しました。
その結果と対策方法を自分への備忘録として残し、かつ誰かのアドバイスになれば幸いです。
●調査結果
調査した対策をまとめて、実行手順の優先順位を①>②>③>④にまとめた。
①「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー(IRST)」の導入
SetupRSTプログラムは購入時よりインストール済みであったV9501037(日本語)
操作の参考例を見たが、ディスクのアレイ操作がメインの処理か? 容量設定に使えるとは思えない!
しかし、古いIRSTを新しくするとHDDの4TBを認識できたとする報告がある。
SetupRST インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー対応言語:日本語あり!
SetupRST(V14.0.0.1143):Windows7用の最終バージョンか?
インテルラピッドストレージテクノロジーユーザガイド参考程度irst_ug.pdf
②「Seagate DiskWizard(日本語版あり)」の導入
DiscWizardSetup-1806036.jp.exe
日本語版のマニュアルあり。DiscWizarddw_dw_ug.jp_1806036用?.pdf
③「ドライバーの自動アップデート インテル ドライバー & サポート・アシスタント」の導入
(Intel Driver and Support Assistant Installer)
使用する時はOS対応を間違わない様にドライバ&サポートアシスタントを使用して自動実行する。
インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー(IRST)も含まれるか?
④「Seagate 容量拡張マネージャ(英語版?)」の導入
DiskWizard内にもある。
DiskWizardから独立させたものか?
●対策の実行
【インストール実行】
・①SetupRST.exe(V14.0.0.1143)をインストールした。→問題なく成功した。
・コンピュータ管理の画面の確認
「ディスクの管理」でディスク1の表示が「3725.90GB」で4GBを認識している→成功!
・コントロールパネルの「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を確認すると、
購入時よりインストール済みであった「V9.5.0.1037」が削除されて、正常に「V14.0.0.1143」となっている。
優先順位の一番目の①が成功したので、②~④はスキップした。
●古いHDD(F:、G:ドライブ)の扱い
当方のPCシステムにはWindowsXP時代から使用している外付けの古いHDD 120GB(F/G:ドライブ)を接続している。
充分に持ち応えているのでそのまま継続を期待するか、HDDは消耗品であることを考慮して、壊れる前にリスク回避の判断が必要になった。
新Eドライブを4TBの1パーティションにするのは多少のリスクがあるので、新HDDを3つのパーティション、
新E:(2TB)・新F:(1TB)・新G:(1TB)にすることにした。
古いHDD 120GB(F/G:ドライブ)は使用しないで保管し、外付けHDDなのでいつでも接続使用できる。
●故障HDD(旧E:)ドライブのフォーマット
・旧EのHDDを単体でUSB外付け接続すると、次のメッセージが出る。
「Q:¥にアクセスできません。 データエラー<巡回冗長検査(CRC)エラー>です。」
「ドライブQ:を使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか? ディスクのフォーマット/キャンセル」
故障HDD(旧E:)をフォーマットしたところ正常に実行できた。
故障から回復したが次に使用する場合に、この内臓HDDの信頼性は安心できるものなのか不安である。
・故障トラブル時、ドライブE:は認識していなかったので、「フォーマットしますか?」のメッセージがあったならば
新品の内臓HDD 4TBの購入を回避できた。
■コメント2:Q12イヤホン
Q12イヤホンは前環境からペアリング済みであったが、警告マークが付いたり消えたりして、現在また付いたままである。
現在、スピーカからの音はQ12イヤホンで聞けない状態である。
警告マークの理由はインストールプログラムの一部に不具合があるようである。
また、二つのミニキーボードとポメラDM100(キーボード)をペアリングで新しく接続している。
サウンドの設定→サウンド.再生で「Bluetooth Hands-free Audio」を「既定値に設定」することでスピーカからの音を
Q12イヤホンで聞けるようになった。
Q12イヤホンには相変わらず警告マークが付いたままである。
■2018年07月17日現在
他のユーザ様の同名投稿(そのN)を想定してのシリーズですが、現ボードの制約上、非シリーズ化の編集です。
投稿状況は下記の通りです。
・新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状【要望】 by BigField
・新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状(その2) by BigField
・新TABMATE の動作環境とBluetoothアダプタの現状(その3) by BigField
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