ベンデイドットを作ろう!

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JAHANA

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みなさん、こんにちは!

JAHANAです。

今回は六角形定規を使って、「ベンデイドット」を作っていきます!

意外とカンタンにできるので、ぜひご覧ください!

動画のナレーションは日本語ですが、今回は英語字幕を作成し、表示されるように設定しました!

ぜひ、英語圏の方にも見てもらいたいです!

ベンデイドットとは?

「ベンデイドット」という言葉を聞いたことがない人もいるかと思いますが、もしかしたら見たことはあるかもしれません。

そう、ロイ・リキテンスタインのアートの中でです。

ロイ・リキテンスタインが、1960年代に発表したアートに用いられている特徴的な網点のことを、「ベンデイドット」といいます。

 

「ベンデイドット」はもともと1879年に発明されたカラー印刷技術で、その発明者であるベンジャミン・ヘンリー・デイ・ジュニアにちなんで「ベンデイドット」と呼ばれています。

この「ベンデイドット」は1930年代からアメリカンコミックのカラー表現に使用されていました。

そして、1960年代初頭にアメリカンコミックの一コマと「ベンデイドット」を大きく引き伸ばして、アートにしたのがリキテンスタインでした。

「ベンデイドット」は、スクリーントーンやハーフトーンと円の配置や密度が異なっていて、独特な印象があります。

この「ベンデイドット」をうまく使うことができれば、私たちの作品もより豊かなものになると思いませんか?

作業の下準備

それでは、これから実際にベンデイドットを作っていきましょう。

 

みなさんが再現しやすいように、新規ファイルの用紙設定から始めていきます。

新規作成ボタンを押し、用紙サイズを[A4]にして、解像度は[350 dpi]、基本表現色を[カラー]に設定します。

キャンバスが用意されたら、細かい作業が必要なところがあるので、表示倍率を100%にします。

 

次に、グリッドを表示させましょう。

[表示]メニューから[グリッド]にチェックを入れます。

表示された初期状態だと、グリッドの目が細かいので、グリッドの大きさを調整します。

もう一度、[表示]メニューから[グリッド・ルーラーの設定]を選択して、グリッド設定の分割数を1にします。間隔は100pxのままでOKです。

六角形定規を作る

グリッドの設定が終わったら、六角形の定規を作ります。

サブツールの[図形]を押して、[定規作成]と進み、[図形定規]を選択します。

ツールプロパティから図形の形状を[多角形]にし、[多角形の頂点数]を[6]にします。

初期状態だと[確定後に角度調整]という所にチェックが入っているので、このチェックを外しておきます。

定規の設定ができたら、グリッドの角に合わせて、六角形定規を作ります。

ただし、[定規作成]ツールは、[グリッドにスナップ]ボタンが押されていても、グリッドにスナップしません。

ですので、手動でぴったりグリッドの角にあわせて、定規を作ります。

液晶タブレットでの作業だと、自分の手でグリッドが隠れてしまうので、ここからの作業はマウスを使うほうが操作しやすいかと思います。

グリッドの角にカーソルをなるべくキレイにあわせることができたら、Shiftキーを押しながら正六角形の定規を作ります。

定規を作った角から、右に3マス行ったところに六角形の上下の頂点と、中央を表す十字がちょうどグリッドの角にあわさるところがあるので、そこで定規を作成します。

六角形の頂点と中央に円を描く

つぎに、サブツールパレットから[サインペン]に持ち替えて、六角形の各頂点と、中央に円を描きます。

 

サブツールの[マーカー]から[サインペン]を選択します。

ブラシサイズを[15]にして、[アンチエイリアス]を[無し]にします。

定規を作ったときと同じように、六角形の中央にキレイにカーソルを合わせます。

スタンプを押すように、マウスを左クリックして円を描きます。

 

同じように、グリッドの十字や定規を目安にして、六角形の各頂点に円を描いていきます。

基本パターンを素材登録する

ベンデイドットの基本となるパターンができましたので、これからこの画像を素材登録して、オリジナルトーンにしていきます。

 

そのためにはまず、サブツールの[選択範囲]から[長方形選択]を使用します。

[選択範囲]ツールだと、[グリッドにスナップ]することができます。

[グリッドにスナップ]した状態で、六角形定規を作ったグリッドの角から選択範囲を作っていきます。

選択範囲ができたら、キーボードの矢印キーで選択範囲を左に移動させます。

右端の2つの円に、ギリギリ選択範囲がかからないところで移動を止めます。

それができたら、[グリッドにスナップ]を解除します。

今度は左端の2つの円から、はみ出た部分の選択範囲を削除します。

Altキーを押しながら[長方形選択]ツールを使って、左端の円の縁ギリギリのところまで広げて、選択範囲を削除します。

できた選択範囲を素材登録したいのですが、その前に六角形定規を削除しておきましょう。

素材登録の時に、定規がそのままだと、定規も一緒に登録されてしまいます。

それにより、[貼り付け動作]にチェックを入れることができず、トーン化できません。

必ず定規を削除しておきましょう。

レイヤーパレットの三角形の定規マークにカーソルをあわせて、マウスを右クリックします。

出てきたメニューから、[定規を削除]を選択します。

定規を削除したら、[編集]メニューから[素材登録]、[画像]と進むと登録画面が出てきます。

素材名を「ベンデイドット」と入力して、[貼り付け動作]の[拡大縮小]と[タイリング]にチェックを入れます。

これで[ベンデイドット]の繰り返しパターンが作れます。

素材保存先は[単色パターン]→[基本]→[網]に入れると良いかと思います。

あとから検索しやすいように[検索用タグ]も追加するなら、[オリジナル]や[リキテンシュタイン]のタグを入れておきましょう。

入力が終わり、OKボタンを押したら、素材欄に[ベンデイドット]が追加されています。

出来映えを確認しておきましょう。

[ツールプロパティ]から拡大率も変更できるので、使いやすい大きさに調整して使ってください。

カラーで使いたい場合は[レイヤー]パレットで「ベンデイドット」レイヤーを右クリックし、[ラスタライズ]を選択します。

その後、カラーセットから変更したい色を選択し、[編集]メニューから[線の色を描画色に変更]を実行します。

これで「ベンデイドット」をカラー化できます。

 

これで、本講座は終了です。

ぜひご自身の作品で、[ベンデイドット]を活用してみてください。

最後まで読んでいただき、どうもありがとう!

また別のTIPSでお会いしましょう!

 

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