【簡単】3枚の絵からかわいい動く猫耳アニメーションを作りましょう
キャラクターに動く猫耳をつけて、より可愛く見せましょう!
はじめに
今日はClip Studio Paintのアニメーション機能を使って、動く猫耳アニメーションの作り方をご紹介します。
アニメーションを聞くと、難しいと感じていませんか?実は、このかわいい猫耳アニメーションは3枚の絵を描くだけで、簡単に作れます!
「自分のキャラクターを動かしたい」
「Clip Studio Paintのアニメーション機能が複雑そうでわからない」
「すぐできる簡単なアニメーションにチャレンジしてみたい」
そんなリクエストにお答えします!
このTipsは、Clip Studio Paintのアニメーション機能の基本操作を解説します。
後半では、用意したキャライラストへ実際に猫耳をかき加えて、動く猫耳アニメーションを作っていく実演をします。
アニメーション知識0の初心者でも簡単にできるので、ぜひ最後までご覧になって一緒に動く猫耳を作りましょう。
こんな方におすすめ
改めてですが、
このTipsはこんな方におすすめです。
・動くイラストに興味がある
・キャライラストをより魅力的に見せたい
・Clip Studio Paintアニメーション機能の基本操作を知りたい
では、早速始めましょう!
Clip Studio Paintアニメーション機能の基本操作
普段からClip Studio Paintを使ってイラストを描いているけど、Clip Studio Paintのアニメーション機能は触ったことがない方も少なくないでしょう。
最初に、Clip Studio Paintの基本的なアニメーション機能から解説していきたいと思います。
それではまず、アニメーションファイルの作成方法から。
新規ファイル作成から「アニメーション」を選択します。
まずは基準サイズを決めましょう。
基準サイズは作成する動画のサイズになります。
よく使うサイズは720Pと1080p。プリセットから選択できます。今回は720pに設定しました。
作りたいサイズがあれば、カスタムしてもオッケーです。
余白はフレームアウトの部分で、最終的に出力される動画には見えません。メモ用などに使えます。
初心者は余白を0にすることをお勧めします。そのほうが、より直感的に画面操作ができます。
フレームレートについて、アニメーションのフレームレートは24か30が一般的です。今回は24に設定します。
フレームレートは1秒間あたりに表示される静止画の枚数を表しています。
フレームレートが24というのは、1秒間に、24枚の静止画を連続表示することです。
1フレームはパラパラ漫画の1ページとしてイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
次に再生時間の単位を「タイムコード」に設定します。
そうすることで、タイムラインには分数と秒数が表示されるので、各フレームに表示される時間をより正確に把握することができます。
再生時間について、1つ注意点があります。
CLIP STUDIO PAINT PROの場合、作成できるアニメーションは最大24フレームまでとなります。
つまり、フレームレートを24に選択した場合、再生時間が最大1秒しか設定できません。より本格的にアニメーションを作りたい方はEXにアップグレードする必要があります。
でも、今回は初心者向けのGIFアニメーションを作るので、Proバーションを使用します、ご安心ください。
まず簡単なアニメーションを作ってみて、もっと本格的なアニメーションに挑戦したいとなったらアップグレードを検討してもみてもいいかもしれません。
アニメーション用のキャンバスが作成されました。
キャンパスの下にタイムラインがあります。また、アニメーションフォルダーとアニメーションセルが1つずつ作成されました。
アニメーションフォルダーとは、アニメーションのセルを管理するフォルダーです。
アニメーションフォルダー内に格納した、レイヤーやレイヤーフォルダーは、アニメーションに動きを付ける「セル」として扱われます。
ここではまた新しい言葉「セル」が出てきましたが、アニメーションセルはイラストをかくときのレイヤーとほぼ同じです。ただし、アニメーションフォルダーにあるレイヤーフォルダーも1つのセルとして扱われます。
続きまして、タイムラインをみてみましょう。
この距離は映像の1秒に相当します。
タイムラインをクリック、この赤い部分がアニメーションの1フレームです。
最後の準備として、「セル指定」の機能をご紹介します。
作成されたレイヤーをタイムラインに表示させるにはセル指定が必要です。
フレームを選択したままで右クリック、表示させたいレイヤーを選択します。
またはセル指定マークをクリックしても同じ操作ができます。
セル指定できるのは、1枚のレイヤだけではなく、レイヤフォルダーも1つのセルとして指定できます。
アニメーション機能の基本操作の解説はここまで、お疲れ様です。
ここからは動く猫耳の作り方の実演に移ります。
動く猫耳の作り方の実演
いつも通りにキャライラストを描きます。
このキャライラストのレイヤーはアニメーションフォルダーに入れる必要がありません。
ちなみに、アニメーションフォルダーにあるレイヤーはセル指定しない限り、キャンパス上には見えません。編集もできません。
アニメーションフォルダーに3つのレイヤーを作成します。
1、2、3の順番でレイヤーをセル指定します。
レイヤー2に猫耳を描きます。
この猫耳を基準に上下に動く猫耳を描きます。
レイヤー1に、下に向く猫耳を描きます。
描くときはオニオンスキンを有効にします。
そうすることで前後のセルを確認することができます。
2に描いた猫耳をベースに描きましょう。耳の付け根の部分はほぼ動かないです。
*オニオンスキンとは、編集対象のセル以外に、[ タイムライン ] で前後に指定されたセルを、キャンバス上に表示する機能です。 オニオンスキンを表示して、セルの描画を確認します。
同じ要領でフォルダー3に上向きの猫耳を描きます。
必要なセルはこの3つだけ!
続いて、セル指定で猫耳の動きを調整します。
1-2-3-2-1の順番でセル指定します。
猫みみが上に向かって動くときはやや早く、下に向くときやや遅いというメリハリをつけたいので、最初の1-2-3はそれぞれ1フレームずつ指定します。後半の3-2-1はそれぞれ2フレームの間隔で指定します。
最後にループ再生を設定して、アニメーションを書き出しましょう。
タイムラインにある青い終了マークを15あたりにドラッグして、ループ再生を有効にします。
できたアニメーションを書き出します。
ファイル>アニメーション書き出し>アニメーションGIFを選択して、ループ回数は無限、フレーム数は最初に設定したフレームレートにします。
完成です!
いかがでしたでしょうか。
今日はClip Studio Paintのアニメーション機能を使って、動く猫耳アニメーションの作り方をご紹介しました。
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また、次回のTipsでお会いしましょう。
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