モノクロイラストの描き方【動画】

40.115

kawashita(あめ)

kawashita(あめ)

モノクロイラストの描き方を説明していきます。

動画は字幕をONにすると解説が出ます。

(動画で描いた順番とこちらのTipsの解説の順番が違うことがありますが見やすさ重視のためご了承ください。)

 

1.ラフ〜下絵

まずはラフを描きます。

大まかな構図と雰囲気がわかればよいのであまり描き込みません。

色のメモなども書いておきます。

下絵を描きます。

ラフレイヤーを縮小して不透明度を下げます。

新規レイヤーを作成してそれに描いていきます。

下絵が描けました。

これを拡大して使用します。

2.線画

線画を描きます。

丸ペンを使用しました。

印刷用イラストの場合はアンチエイリアスを無しにした状態で描きますが

今回はweb用なのでアンチエイリアス有りの状態で描きました。

線の滑らかさが違うのがわかると思います。

(左アンチエイリアス無し、右アンチエイリアス有り)

パーツごとにレイヤーを分けて描いていきます。

まずは顔〜髪を描きます。

髪は後から黒で塗ってしまうのでアウトラインのみ描いておけばよいです。

髪は細めに輪郭は太めに描くとメリハリが出て見やすくなります。

次は服を描きます。

(見やすいように下絵レイヤーは非表示にしてあります。)

太めのペンでアウトラインを描いてから細いペンでシワを描き込むとよいでしょう。

人物の線画が終わりました。

次はブーケを描きます。

花を描くのは時間がかかって大変なのでブラシを使うと便利です。

今回はこちらの「ブーケブラシ」を使用しました。↓

ポンポンと点を打つようにブラシを動かします。

この時外側から中心へ描いていきましょう。

そちらの方が立体感が出やすいので綺麗に見えると思います。

(左中心から外側、右外側から中心)

これで線画作業は終了です。

3.ベタ

ベタを塗ります。

線画レイヤーとは別のレイヤーに塗っていきます。

 

まずは髪を塗ります。

塗りつぶしツールで塗ってから細いペンで加筆します。

(わかりやすいように不透明度を下げて表示しています。)

線画レイヤーよりも上のレイヤーに新規レイヤーを作成します。

白で加筆して髪の繊細さを出します。

次に花の加筆をします。

線を太くしたりベタを入れたりして人物の線となじませます。

(左加筆無し、右加筆有り)

奥のリボンを塗ったりカゲをつけたりしました。

これでベタ作業は終了です。

次はトーン作業です。

4.トーン

トーンを塗ります。

新規レイヤーを何枚か作成してそれに塗っていきます。

黒で塗った後に「レイヤープロパティ」で「トーン」に変換してレイヤー不透明度で濃度を調整という風に塗っていきます。

まずはグラデトーンを塗ります。

人物の周りを選択した状態で「マンガ用グラデーション」ツールでドラッグすると選択した部分のみグラデがかかります。(他の部分はマスクがかかった状態になります。)

レイヤープロパティで「トーン」にすれば完了です。

首の部分のカゲを塗ります。

塗った後にレイヤーマスクで下部を削ると繊細な印象になります。

レイヤーマスクで消すと失敗したときにやり直しがしやすいです。

削りにはトーン削り用のブラシを使用しています。

服のカゲなどを塗って終了です。

5.仕上げ

最後の仕上げをします。

雰囲気が暗いので明るくキラキラさせます。

後ろのグラデーションの不透明度を100%→30%に変更しました。

雰囲気が軽くなったと思います。

髪のベタの一部を「4かけしごむ」で消します。

レイヤーマスクを使用して消します。

4かけしごむブラシはこちら↓

花の部分にもカゲトーンをほんのり塗りました。

花びらを追加します。

風が吹いている感じになりました。

使用ブラシ↓

飛沫ブラシでキラキラを足します。

6.完成

これで完成です!

最終的なレイヤー構成はこちらです。↓

これで今回の講座は終了です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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