時短 ファー&ニット
こんにちは!Metosoiです!
今回は冬の装いであるファーとニットの簡単な描き方を解説します!
ファー
ファーには長毛、短毛などいろいろな種類があります。
今回は
・ボア生地
・ファー
・ポンポン
・羽毛
の簡単の解説です。
ボア生地
ボアとは短い毛足で起毛加工の施された生地のことを言います。
①影の領域を分ける
②半透明のブラシでエッジをぼかす
陰と光の境界線をブラシでなぞり境界線をぼかします。柔らかく面が変化していく様子が現れます。
使用したブラシは以下です。
デフォルトのエアブラシツールに含まれています。
③境界に毛を描き足す
陰の色をスポイトした薄く細いブラシを使います。
デフォルトの鉛筆ツールに含まれています。
硬すぎないブラシを使うことで細かい毛の束感を出すことができます。
柔らかくした境界に短い毛を描き足します。面の方向を意識して短いストロークを重ねましょう。
常に画面から離れて見て無駄な描き込みがないか確認するのがコツです。
ファー
先ほどのボア生地と同一の手順ですが、意識するポイントがあります。
ブラシの硬さ
毛の長さ
先ほどの柔らかい鉛筆の硬さを上げて、長い毛の毛束を表現します。
ほとんど点描のようなボア生地と比べて、ストロークを若干残すことで長い毛束が表現できます。
ポンポン
①球体を描く
ざっくりと球体の陰のあたりをとります。
②硬く細いブラシで毛糸を描き足す
使用したのは硬い鉛筆です。
デフォルトの鉛筆ツールに含まれています。
ブラシサイズは一本の毛糸の細さにしましょう。
中心から毛糸が外側に向かっているのを意識しながら境界線のみに毛を描き足します。
ここでもなるべく不要な質感を出さないようにしましょう。
球体を意識すると、こちら側を向いている毛糸が何本かあるのに気が付きます。
そこは小さな陰の領域を作り点々とブラシを置くことで表現できます。
離れて、過不足なければ完成です。
羽毛
このイラストではほとんどおまけですが、服に応用できる描き方なので羽毛の描き方も解説します。
①境界を分ける
先ほどのボア、ファーと同様に境界を分けます。
②粗く太いブラシで羽毛を描き足す
使用したブラシはこちらです。
デフォルトの鉛筆ツールに含まれています。
羽は細かい毛束の塊です。
クローズアップしたイラストでない限りこのぐらいの描きこみを保ちます。
描きこみでできた柔らかい境界にさらに青を足すと白い羽が空の光を反射している様子が描写できます。
ニット
ニットは網目を描かなければわかりづらいのに描くのは時間がかかるのでブラシを作ります。
ここでは新しいブラシの作成方法を解説していますが、このイラストに使用したブラシはダウンロードすることができるので、ブラシのつくり方をご存じの方や自作が面倒くさい方はこちらからダウンロードしてください!
①ブラシを作る
このような先端画像を用意してブラシを作ってみます。
編集>素材登録>画像素材
を選択します。
素材のプロパティメニューのブラシ先端画像として使用にチェックを入れます。
保存先のファイルを選んでOKを押せば保存が完了します。
保存先のファイルを作成していない場合は
ウィンドウ>素材>素材[]
から素材ウィンドウを開きます。
素材ウィンドウが開いたら、左下のファイルに+がついたアイコンを選択し新しいフォルダーを作成しましょう。
素材が保存出来たらクリップスタジオのデフォルトブラシのうち、「チロリアンテープ」をカスタマイズしてニットブラシを作成します。
サブツール>服飾
からアクセスすることができます。
サブツールの複製からチロリアンテープブラシを複製します。
ツールプロパティ右下にあるスパナマークを選択します。
表示されたサブツール詳細メニューの「ブラシ先端」項目からブラシに使用されている画像素材を削除します。
削除した状態が以下の画像です。
先ほどまで先端形状が表示されていた部分をクリックして作成したニットの先端画像を追加します。
完成したブラシ素材の名前を変更してわかりやすくしましょう。
ブラシを右クリックしサブツールの設定から名前を変更します。
このままではまだ初期設定がチロリアンテープのままなので、なにかブラシに異常が起きた際に初期設定に戻すとニットブラシではなくチロリアンテープに戻ってしまいます。
そうならないためにも初期設定に登録しておきましょう。
ツールプロパティの左上、三本線のアイコンをクリックし初期設定に登録します。
初期設定に登録が完了したらしたらニットブラシの完成です。
②網目を描く
先ほど作成したブラシでニットの網目を描いていきます。
マフラーが首に巻き付いているのをイメージしながら描きこんでいきます。
ブラシを作ったおかげで網目を一つ一つ描く必要はなくなりましたね(;´・ω・)
終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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以下に使用した素材のURLを添付します。
良いお絵描きライフを!
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