【動画】部分的にぼかしツールを使用して塗りを魅力的に見せる

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kawashita(あめ)

kawashita(あめ)

はじめに

キャラを塗る時に部分的にぼかしツールを使用すると魅力的に見えます。

使用する具体的な場所、ぼかしツールを使用しない部分も説明していきます。

準備

まずは快適に塗るための準備をします。

パーツごとにレイヤーを分けて塗っておきます。

影などを追加していくのでフォルダーも作成しておいて下さい。

そうしたら下塗りレイヤーを選択した状態で、【レイヤーから選択範囲】→【選択範囲を作成】をタップ。その状態のままフォルダーを選択、【レイヤーマスクを作成】をタップ。

そうすると塗りがはみ出なくなります。

↓試しにマスクをはずすとこんな感じになります。めっちゃはみ出てますね。

【下のレイヤーでクリッピング】でも良くない?その気持ち、わかります。

でも影にもクリッピングしたい!って時に困るんですねこれが…。

落書きの時はクリッピングのみで済ますことも多いですが、しっかり塗りたい時はレイヤーマスクがおすすめです。

肌、服、髪フォルダーにレイヤーマスクを作成しました。

(瞳はクリッピングで塗るので作成していません。)

ブラシ紹介

それでは今回主に使用するブラシを4つ紹介していきます。

1つ目はシャープ水彩のばし。いい感じに色を伸ばしてくれます。

色延びの数値によって延び方が変わってくるので自分が使いやすいと思った数値にすると良いでしょう。

ブラシを上から下に動かした場合と、下から上に動かした場合とでタッチが変わるので注意しましょう。

2つ目はデフォルトのぼかしツール。 塗った後に輪郭をぼかしたり塗りムラを馴染ませたりします。

ブラシサイズによってぼかす範囲が変化します。 個人的に小さめのサイズで使用するのがおすすめです。

何度もなぞることでしっかりぼかすことができます。

3つ目は不透明水彩をいじったやつです。 私がメインで使用してるブラシです。こちらの講座にも出てくるので参考にして下さい。↓

4つ目は自作マーカーです。 髪塗りに使用しました。 フラットマーカーをアレンジして作りました。 配布はしていないので気になる方は画像を参考に作成してみて下さい。

1.肌

それでは塗りに入ります。 線画の色トレスを行ったあとがこちら↓の画像です。 ホントは作業途中でやるんだけど途中画像を保存してなかったのでこのまま進めます。 線画がちょっと違うのも同じ理由なので気にしないでください。髪の下塗りが抜けてる部分も気にしないで下さい。

肌を塗ります。基本的に色が変わったとき、塗ってる場所が近いときは、 新規レイヤーを作成して塗っていると思ってください。不透明水彩で薄い影を塗ります。

腕の部分、鎖骨のあいだはぼかしツールでぼかすと柔らかな印象になります。

濃い色で落ち影を塗ります。 小さい影は丸ペン、大きい影は不透明水彩で塗るといい感じになると思います。

白でハイライトを塗ります。 ラフを見ながら作業をすると良いでしょう。 丸ペンで塗った後、シャープ水彩伸ばしを使用すると色が伸びていい感じのグラデになります。

ほほを染めます。 不透明水彩で描いた後、【フィルター】→【ぼかし】→【ガウスぼかし】でぼかします。 フィルターでぼかすとムラなく綺麗にぼかすことができます。

顔の立体感を出すための薄い影を塗ります。 こちらもほほと同様にしてぼかします。 肩の部分は余計なので消しゴムで消します。(乗算13%)

エアブラシ強めでさらに立体感を出します。 顔(加算発光57%)と、右側(加算発光45%)、左側(加算発光41%)に塗ります。

丸ペンで照れ線を描きます。

不透明水彩でくちびるのツヤを塗ります。

丸ペンで口を塗ります。

不透明水彩とぼかしで胸の立体感を出します。

左側にも光を描いて、完成です。

レイヤー構成↓

2.服

次は服を塗っていきます。 主に不透明水彩を使用します。 ごく薄い影を塗ります(62%)。 一部をぼかします。

少し濃いめの影を塗ります。

クイックマスクで選択範囲を作成すると塗りやすいと思います。 余計な部分は透明色で消しましょう。

胸の影を塗ります。 こちらも一部をぼかします。

のっぺりしていたので白で明るい部分を追加。

胸のしたに切り替えがあるイメージで影を塗ります(乗算)。

落ち影を塗ります(乗算)。

したのレイヤーでクリッピングを利用して、薄い色で色を抜きます。

布の裏側を塗ります。 ここは塗りつぶしで良いでしょう。

クリッピングを利用して色を抜きます。

エアブラシ強めでグラデをかけます。

細かいシワを塗ります。

薄い影の端に濃い線を描くとメリハリがついて良いと思います。 シャープ水彩のばしで一部をのばします。

クリッピングで一部に濃い色を塗ります。

薄い影を塗ります。

ついでに裏側の色も抜いときます。

丸ペンで髪の落ち影を塗ります(乗算64%)。

全体に乗算レイヤーで色を塗って暗くします(乗算13%)。

ハイライトを塗ります。塗った後に余計な部分はレイヤーマスクで消しています。

影を追加します。

クリップングで一部に濃い色を追加します。

左側にも光を追加します。

エアブラシ強めで柔らかな光を塗ります(覆い焼きカラー)。

完成です。

レイヤー構成↓

3.髪

髪を塗ります。 不透明水彩で透かしを塗ります。

薄い影を塗ります。 自作マーカーで塗ったあと、シャープ水彩のばしで色をのばします。 マーカーの不透明度を少し下げて使用するとほどよい塗りムラができて良いと思います。

透かし2を塗ります。 不透明水彩でピンク色を塗ったあと、うえのほうをぼかしで馴染ませます。 そうしたら透明ピクセルをロックを利用して、 したのほうを薄いオレンジで塗ります。 エアブラシ強めを使用します。

透かし3を塗ります。 不透明水彩で毛先にグラデをかけます。

自作マーカーとシャープ水彩のばしで細い影を塗ります(乗算59%)。

前髪のツヤを塗ります。 自作マーカーで線を描いたあと、上下をシャープ水彩のばしでのばします。

エアブラシ強めでグラデをかけます(焼き込みカラー60%)。

不透明水彩でツヤを塗ります。

塗ったあとに透明色で消します。(見やすくするために色を変えてあります。)

カラフルなツヤを塗ります。 色はクリッピングで塗っています。

ツヤの強調と影を塗ります。 ツヤ強調は自作マーカー、細い影は丸ペンを使用しています(乗算)。

丸ペンとシャープ水彩のばしで濃い影を塗ります(乗算)。

自作マーカーで細いツヤを塗ります(乗算)。

ハイライトを塗ります。

レイヤーマスクで消します。

影を追加します(乗算)。

エアブラシ強めでグラデをかけます。

ハイライトを追加します。

少し物足りなかったので髪の毛を足します。 髪の塗りレイヤーよりも下にレイヤーを作成します。 丸ペンで塗ったあとにクリッピングで影などを塗ります。

細い毛を描くと柔らかで繊細な印象になると思います。

付け足し3は線画よりもうえにレイヤーを作成します。 前髪と肩に加筆しました。

前髪のきわに濃い色を塗ります。

完成です。

レイヤー構成↓

4.瞳

まずはまつげを塗ります。クリッピングで塗っていきます。不透明水彩で端を塗ります。

中心を塗ります。

丸ペンと不透明水彩で描き込みます(焼き込みカラー)。 ふちは丸ペンで塗り、中心は不透明水彩で塗ったあと硬め消しゴムで消します。

中心を丸ペンで塗って完成です。

レイヤー構成↓

瞳を塗ります。こちらもクリッピングで塗っていきます。丸ペンを使用して光を塗ります。

暗い色を塗ります。

不透明水彩で影を塗ります。

丸ペンでキラキラを塗ります。

ふちを塗ります(焼き込みカラー)。

タッチを加えます(焼き込みカラー)。

不透明水彩で中心を塗ります(61%)。

下のほうを光らせます(加算発光41%)。

丸ペンでキラキラを塗ります。

ここから先はクリッピング無しで塗っていきます。 下瞼の線を描きます。

丸ペンでキラキラ(加算発光)。

丸ペンで中心に線を足します。

キラキラ(加算発光59%)。

さらにキラキラ(59%)。

またまたキラキラ。

白でハイライトを塗ります。完成です。

レイヤー構成↓

白目を塗ります。 影は不透明水彩で塗っています。

5.仕上げ

仕上げにはいります。 線画の色をもう少し馴染ませたかったので、さらに色トレスを行いました。

瞳に髪の透かしをいれました。

瞳にかかっている髪の色をスポイトでとって、クリッピングで塗ります。 そうしてからレイヤー不透明度を下げると透けているように見えます。

最終的なレイヤー構成↓

6.加工

加工にはいります。 プリズムブラシを使用します。

レイヤーをオーバーレイに変更します。

ガウスぼかしをかけます。

色が一部濃かったのでレイヤーマスクを作成し、 エアブラシ強めで柔らかく消します。

完成です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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