オートアクション機能の基本
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はじめに
ここでは、CLIPSTUDIOPAINTのオートアクション機能について紹介していきます。動画でも紹介しています。字幕をオンにしてご覧ください。
オートアクション
オートアクションとは、記録を開始してから終了するまでの間の動作を再実行できる機能です。すべてを記録できるわけではないのですが、その解説はのちほど。
とにかく時短
たとえば、「下描き」の表示・非表示を毎回目玉アイコンのクリックでおこなっていると、面倒ではないでしょうか。更にはネームや下描きなどのレイヤーセットを数秒で用意できれば時短になるはずです。
ここからはオートアクションの組み立てについて解説していきます。(自作しなくても初期でも様々なオートアクションは収録されていますし、ASSETSにもたくさん出品されています。)
オートアクションを組み立てる土台
オートアクションパレット右上の、左側のアイコンをクリックで「新規オートアクションセット」を作成することができます。右下の左側の赤丸のアイコンをクリックして記録を開始し、任意の動作をすることでセットの中のオートアクションに「コマンド」をつくることができます。記録中はアイコンが四角に変わります。記録を停止するときはその赤い四角のアイコンをクリックします。(再生するときは「目的のオートアクションをクリックしてから右下の左から2番目の三角のアイコンをクリックする」か「目的のオートアクションをダブルクリック」。)
コマンドのチェックボックスのチェックを外すとそのコマンドはスキップされます。チェックボックスとコマンドの文字の間に別の四角い欄がある場合、それをオンにしておくと再生時に毎回詳細設定を表示させることができます(再生の途中でその時だけの数値などに変更できます)。
オートアクションセットに新規でオートアクションを作りたい場合は右下の左から3番目のアイコンをクリックしてください。
できること・できないこと
プログラミングと一見似ているようで結構違う「オートアクション」。まず、ツールの持ち替えや描画は記録されません。同様に、フォルダーの開閉や、『ドラッグアンドドロップ』でのレイヤーの並べ替え、そしていわゆるアンドゥ・リドゥも記録されません。
レイヤーの並べ替えを記録したい場合、画面上部「レイヤー」の「並べ替え」からおこなってください。(現時点でレイヤー右クリックで表示されるほうにはこの項目がないです。)先ほどの表示・非表示については、レイヤー名が「下描き」のレイヤーを対象にしたい場合、別のレイヤーにペンマークがあるときに、レイヤー名「下描き」のレイヤーの目玉アイコンをクリックすることで「レイヤー名」を対象にしたアクションが作成可能です。この場合、「表示」用アクションと「非表示」用アクションを別々に作ってショートカットにそれぞれ登録するのが無難でしょう。(同じ「対象レイヤー名」のレイヤーが複数存在すると上手く動作しない可能性も。)
バケツツールではない「塗りつぶし」や「消去」、「自由変形」や「フィルター」、「レイヤープロパティ」の操作や「合成モード」の変更など大抵のことは記録できるのですが。
更に効率的に
オートアクションは「ショートカット(上部「ファイル」から)」や「コマンドバー」、「クイックアクセス」に登録しておくと使いやすくなるでしょう。
「ファイル」の「一括処理機能」が使える場合、複数のページに一気に実行することも可能です。
ASSETSオートアクション素材
おわりに
オートアクションの実行前にはファイルを保存しておくほうがいいでしょう。
ながながとおつきあいくださってありがとうございました。どなたかのお役に立てたなら幸いです。
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