かわいい動物を描くポイント

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こんにちは。今回解説するテーマは《かわいい動物キャラクターの描き方》です。よろしくお願いします。

 

皆さんは《かわいい》動物キャラクター、動物をモチーフにした人気キャラクターほとんど全てに共通する要素があることをご存知でしたか?

 

その要素について解説する前にそれらを兼ね備えた動物キャラクターを描いてみましょう。

完成しました。

ではここから見た人に《かわいい》と思わせる要素を取り除くとどうなるか、その要素について解説しながら見ていこうと思います。

画像を並べました。左が元の絵で右の絵を変化させていきます。

 

かわいいと思わせる要素の1つめは、体に対して頭の大きさの比率が大きい。です。

では、右の絵の頭を小さくしてみましょう。

体に対し頭が小さくなりました。

 

要素の2つめは額が広い。です。

では額を狭くしてみます。

額が狭くなりました。

 

3つめは目が大きく黒目の比率が大きい。です。

白目を描き、目の印象を変えました。

 

4つめの要素は目、鼻、口が顔の下に寄っている。です。

目と鼻の位置を移動し、顔の印象を変えました。

 

5つめの要素は体がふっくらしていて手足が短い。です。

手足を長くしました。

これで《かわいい》と思わせる要素を全て取り除きました。

 

好みは人によって分かれると思いますが、どちらがより《かわいい》か選んでと言われて右を選ぶ方はほとんどいないと思います。

 

ではなぜこの5つの要素を兼ね備えたものを《かわいい》と感じるのか、察しのよい方なら気付いているでしょう。

そうです。これは赤ちゃんを構成する要素なのです。

 

生まれたばかりの赤ちゃんは未熟で世話をし、保護してくれる人が必要です。そのため赤ちゃんは人が本能的に《かわいい》と感じる要素を持っています。

そのためそれと同じ要素を持つものにも赤ちゃんに対しかわいいと感じるのと同じ感情を抱いてしまうのです。

 

では右側の絵はダメなのかというと、そういう訳ではありません。

今回のテーマがかわいい動物キャラクターの描き方なので悪い例のようになってしまいましたがかっこいい、頼もしいと感じるキャラクターを描きたい場合にはかわいいと感じさせる要素をなくす必要があります。

 

大切なのは自分がどんなキャラクターを描きたいのかによって使い分けることです。

 

ここまでに人を《かわいい》と感じさせる要素5つとそれを兼ね備えたものをなぜかわいいと感じるのかについて解説したので改めて実践としてそれらを兼ね備えた動物キャラクターを解説しながら描いてみましょう。

完成しました。

 

今回解説した要素を全て取り入れれば悩むことなく《かわいい》動物キャラクターが描けると思います。

 

ぜひ実践してみて下さい。

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