写真をポップアートに加工する
皆さん、こんにちは。
このチュートリアルでは、Clip Studio Paintのツールを使って写真を簡単にポップアート風に加工する方法を紹介します。
グラデーションマップやオートアクションなどの力を借りて完成させます。
ツールの利用によって様々な加工ができるので、ポップアート作品を作るきっかけにれば嬉しいです。
それでは始めましょう。
1.写真を用意する
お気に入りの一枚を用意しましょう。
今回のサンプル素材は日本の御城です。(自身で撮影しました。)
キャンバス: 2000pixel×1500 pixel
解像度 : 72 pixel/inch
モード : RGB カラー
2.背景をレイヤー分けする
自動選択ツールで背景を選択し、コピー&ペーストします。
背景だけのレイヤーが追加されているのを確認してください。
確認できましたら、コピーしたレイヤーはひとまず非表示にしておきます。
3.グラデーションマップを適用する
[編集]をクリックし、[色調補正]から[グラデーションマップ]を選択します。
今回、使用させていただくグラデーションマップを紹介します。
※グラデーションマップ・セット素材の追加の方法※
グラデーションセットの選択欄の横にあるアイコンをクリックして[セット素材を読み込み]をクリックします。
ダウンロードしたセット素材の一覧が表示されますので、目的の素材を選択してOKを押します。
4.グラデーションマップで様々なパターンを作成する
好みのグラデーションマップを選択し、下矢印のついたアイコンを押すとプレビューが表示されます。色々試してみて、気に入ったものを見つけたらOKボタンを押してください。
私は建物は左下、背景は右下のカラーが気に入ったのであわせたものを使って制作しようと思います。
予め分けてあった背景レイヤーに背景に使いたいカラーのレイヤーをクリッピングする事で建物と背景を分けて制作する事ができます。
5.オートアクションを使った加工術
まずは背景から始めます。
[ウィンドウ]メニューからオートアクションを表示します。
今回使うオートアクションはこちらです。
オートアクションウィンドウの左上のアイコンをクリック→[オートアクションの追加]で追加できます。
加工したいレイヤーを選択し、カラーハーフトーンのオートアクションから『印刷効果5線』をダブルクリックで実行します。
次は建物です。
こちらのイラストトーン風化アクションの『トーン風化:5L』を使用します。
建物の影の部分には『トーン風化:15L』も重ねてみました。
ポップアートの完成です。
完成してからまたグラデーションマップを使用しても面白いと思います。
CLIP STUDIO ASSETSでは様々なカラーパターンが案内されていますので、是非面白い作品作りに役立ててください。
最後までご覧いただき ありがとうございました。
このチュートリアルが皆さんのお役に立つことを願っています。
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