目を描くTIPS
ベクターレイヤーに描いた「目」の文字
ストロークを消していくことで、書き順のアニメーションを再現することができます
同じことをラスターで消しゴムすると消したところが不自然になるのですが
ベクターの場合は描きかけ状態のまま消すことができます
はじめに
新規イラストを用意します
ベクターレイヤーにサブツールの墨「粗め」で「目」を描きます
五画の字なので助かりました
画数が多くなると24コマのアニメでは命取りになります
オブジェクトツールを選びます
このベクターレイヤーの一画ごとを選んで
編集メニューの「切り取り」
レイヤーパレットで「新規ベクターレイヤー」を作成
編集メニューの「貼り付け」を繰り返して
「目」の文字を一画ごとの5枚のベクターレイヤーに分けます
アニメーションフォルダー
1)
あちこち散乱しないようにベクターレイヤーをフォルダーにまとめておきます
新規タイムラインを作成します
フレームレートを8、再生時間を3秒 + 0コマにします
「新規アニメーションフォルダー」を追加します
レイヤーフォルダーを追加する
2)
レイヤーパレットで「アニメーションフォルダー」の名前を「1画目」とします
「レイヤーフォルダー」を追加します
フォルダーの名前が「1」になっています
タイムラインの2コマ目を選んで
右クリックしてセルレイヤーの一覧から「1」を選びます
タイムラインの2コマ目に「1」が入力されました
1コマ目には何も表示しないようにしたいので2コマ目に1枚目を作成します
「新規アニメーションセル」を続けて3枚追加し4枚にします
4枚目もフォルダーに「目」の一画目のベクターレイヤーを移動させます
各フォルダーの終わりにベクターレイヤーを移動
3)
続けて同じように
「2画目」の「新規アニメーションフォルダー」を追加します
「2画目」タイムラインの1画目の終わりのコマのとなりを選んでおいて
2画目は「新規アニメーションセル」を6枚作成します
6枚目のフォルダーに2画目のベクターレイヤーを移動します
終わりのコマのとなりに
「3画目」と「4画目」は「新規アニメーションセル」を3枚作成して
それぞれの終わりのコマに3画目、4画目のベクターレイヤーを移動させます
「5画目」も同じ「新規アニメーションセル」を4枚作成します
残ったベクターレイヤーを移動させます
コマが残ってますが、書き終わりを見せるためです
ベクターレイヤーをまとめていたフォルダーを削除します
ベクターレイヤーを複製して消しゴムをかける
4)
消しゴムのサブツール「ざっくり」を選びます
「ベクター消去」にチェックを入れて、アンチエイリアスは切ります
レイヤーパレットで
「5画目」のベクターレイヤーを複製します
複製したベクターレイヤーを一つ前のフォルダーに移動させます
キャンバスで描き終わりを消します
レイヤーパレットで
少し消したレイヤーを複製して、一つ前のフォルダーに移動させます
キャンバスで続けて少し消します
先頭のコマまで続けます
5画目の先頭のコマには5画目の描き始めのベクターレイヤーが出来上がります
5)
残りの4画も複製しては一つ前のフォルダーに移動させて消しゴムします
完成
6)
出来上がりはこんな状態になります
消しゴムで消す幅を、自分なりに考えるともっと生き生きとした表現ができると思います
一番大変だと思ったのは「目」という文字を描くことだったかもしれません
思いの外、力が入り太っとい線になったりして難しかったです
作品中でもタイトルの表現とか文字を書くとか壁にペンキを塗るとか猫を伸ばすなど
面白い使い方ができるのではないかと思います
大変かもしれないけど
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