もっともカンタンな手を上手に描くヒント
今回もがんばって動画を作りました!
ナレーションもつけましたので、お時間を取れる方は、ぜひ動画でどうぞ!
手の見方にもコツがある
みなさん、こんにちは
JAHANAです!
今回は、「手を上手に描くヒント」についてお話します!
手を描くのは、難しいですよね?
僕も、毎回手を描くのには苦労しています。
ですが、上手に描くヒントを知ってからは、だいぶ苦手意識はなくなってきました。
手を上手に描くヒントをズバリ言ってしまうと、「見て描く」こと!
思わず拍子抜けしちゃうような単純なことなんですが、まずは絶対に写真や鏡で、「実際の手を見ながら描く」ことが上手く描くことにつながります。
ただし、その手の見方にもコツというものがあります!
そのコツを知っているのと、知っていないのとでは、上達にかなりの差がついてしまいます!
それでは、これからお手本として、実際に手の写真を見ながら、どのようにスケッチをするのか説明していきたいと思います。
開いた手のスケッチ
それでは、一番ベーシックなポーズである、開いた手のスケッチをしていきます。
みなさんも一緒に描いていただければ、より理解が進むかと思います。
①手のひらの大まかな形を描く
まずは、撮影した写真をみながら、手のひらの大まかな形を描いていきます。
あくまでも目安なので、それほど正確さにこだわらなくて大丈夫です。
②指の骨を棒で描いていく
親指から順番に、指の骨を棒で表現していきます。
人さし指の骨を描き入れたら、骨の先端から補助線を引いて、中指の先端の位置を割り出します。
だいたいの見当をつけたら、そこからまた、骨の線を描いていきます。
この作業を繰り返して、残りの薬指と小指の骨の線も描いていきます。
③写真のシルエットをなぞるように指を肉付け
指の骨の線をすべて描き入れたら、今度は指に肉付けしていきます。
写真をじっくりみて、指のシルエットをなぞるイメージで線を引いていくと良いかと思います。
線を引くときは、まっすぐな一本線で描かずに、指の関節ごとに線を止めて描くと自然な印象になります。
お好みでシワを描き加えましょう
手の輪郭線ができた段階で、ほとんど完成です。
ただし、あなたの求める画風によっては、手のシワも描き加えると良いでしょう。
アニメや漫画の場合だと、親指側の大きく張り出した筋肉に沿ったシワや、薬指から小指の下にかけてのシワ(手相占いでいう生命線と感情線)を描き入れることが多いです。
もっとリアルに描きたいなら、もちろんそれぞれの指の関節のシワを描き加えていくと良いでしょう。
これで、開いた手のスケッチは完成です。
握り拳のスケッチ
続いては握った状態の手、いわゆる握り拳を描いてみます。
開いた状態の手よりは、もしかしたら描きやすいかもしれません。
①拳全体の形を大まかに描く
先ほどは手のひらだけの形を大まかに描きましたが、握り拳は楕円形の単純な形なので、この場合は、こぶし全体の形をおおまかに描いていきます。
②親指の骨を描いてから関節の目安となる補助線を引く
拳全体の大まかな形が描けたら、先ほどと同じように、親指の骨を描き加えていきます。
残りの指の骨を描く前に、今度は指の関節に当たる補助線を楕円で描いていきます。
③補助線を目安にして残りの指の骨を描き加える
握り拳は形自体は単純なので、慣れたら指の骨を描かないでも描けるようになると思います。
ですが、今回はなるべく手の構造を意識してほしいという狙いもありますので、丁寧に骨の線を描いていきます。
④肉付けしていく
先ほどのように写真を見ながら、シルエットを意識して指に肉付けしていきます。
まずは親指から描いていきましょう。
隠れてしまうパーツから描いてしまうと、バランスが取りづらいので、なるべく手前にあるものから描くのが鉄則です。
親指が描けたら、残りの指も順番に描き加えていきます。
関節のシワや影を加えてもいい
男性の手の場合だと、指の第2関節のでっぱりを描き加えても良いかと思います。
影も入れると、立体感が出ます。
これで握り拳のスケッチは、完成です!
スケッチをもとにデフォルメする方法
今回は、そのまま写真をスケッチする方法について説明してきました。
しかしながら、絵柄によってはスケッチしたものがそのまま使えるとは限りません。
そこで、このスケッチしたものをもとに、デフォルメするコツについて少しだけ説明したいと思います。
まず、手のデフォルメは、下にあるようなメリハリの効いた短いストロークの波線を意識します。
そのうえで、関節や腱の凹凸を強調するように、シャープな線で描いていきます。
スケッチとは逆に、手のシワをなるべく省略していくと、いわゆるアニメや漫画にあるような手の表現になるかと思います。
このようなデフォルメができるようになると、男性の手をもとに、下の画像のように女性の手が描けるようになります。
手の表現は一日にしてならず
手の表現は本当に難しいです!
少しずつ練習して、ある程度描けるようになってから、骨や筋肉の構造、指の長さなどの比率について学ぶとより上達するかなと思います!
ここまで読んでくれてありがとう!
また別の機会にお会いしましょう!
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