自分だけのオリジナルシグネチャーロゴタイプを作って自分の作品に組み込もう

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あっとますた

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シグネチャーロゴ/ロゴタイプとは】

◆シグネチャーはサイン、署名の意味を指します、デザインして図案化したものをシグネチャーロゴと呼びます。

よくスポーツ選手のブランド商品や企業商品等に使われています。

◆ロゴタイプは社名、商品名等の文字を図案化したものを呼びます。一般的によくみかけるのがこのロゴタイプです。

【参考見本】

 

 

近年のAI生成による作品保護対策や作品証明という意味も含め、一度作っておけばオリジナルウォーターマークにも転用でき創作活動に期待できます。

◆さっそくシグネチャー・ロゴタイプを作ってみよう

作り方は多々ありますが、自分に合った作り方でまずは作ってみましょう。

1)自筆サインからデザインして作る

2)フォントで作る

3)自作でロゴタイプを最初から作る

 

※本作品例では「栗星塗子」というフィクション作者を模して紹介しています。

※各作例のロゴ画像は作品絵柄に被せる形でレイヤー「合成モード」>「焼き込み(リニア)」を実行しています。


1)自筆サインからデザインして作る

作品に添付するサインを書き、テキストツールでデザインします。

これだけでシグネチャーロゴとして十分活用できます。

【作り方】

手書きで書いたサイン画像を読み込ませて、

編集>輝度を透明度に変換(B)を実行し背景を透明にしたあと

必要なテキストを組んでデザインして完成です。

 

【作例その壱】

作例見本 シグネチャーロゴ 

【完成見本】

【作例その弐】

手書きによる落款印(らっかんいん)スタイル

【完成見本】


2)フォント(書体)で作る

自分の作品に似合った書体を選んで作ります。文字のプロポーショナル(文字幅、バランス)は欧文と和文とではクセがあるので文字詰めをしながら整えるとよいです。

出来上がったものはロゴタイプと呼ばれるものです。

【作り方】

「ツール」の「テキスト」を使って文字を書き、「長方形」で枠を作成。

【完成見本】


3)自作でロゴタイプを最初から作る

書体を使わず、フルスクラッチでロゴタイプを作るやり方。

一番時間のかかる手順ですがコツさえわかれば簡単に作れます。

慣れてしまえば、ちょちょいのちょいです。(外国でどう翻訳されるのかな)

【作り方】

新規ドキュメントはA4、ベースになる書体を半透明にして下絵にします。下絵のレイヤはロックします。

ロゴ造りの最初はなるべく大きく作ってから編集工程でちっさくすると

編集中で劣化せず作業がしやすいです。

 

 

画面解説の下絵書体は「MS Pゴシック標準」を使用して作成しています。

 

書体「MS Pゴシック標準」のプロポーショナルをうまくガイドとして利用し、

下絵の文字は透明度50%程にしてトレスっぽく作ります。

新規ラスターレイヤを作って縦、横、はらい、文字基本の(かく)となるオブジェクトを複製して伸ばして引っ張って、どんどん作成していきます。

 

 

文字の一画(いっかく)が出来上がったら、「レイヤメニュー」内の「レイヤ変換」で「画像素材レイヤ」にし、都度修正しながら各所パーツを仮編集していきます。

あまり難しく考えず、ざっくりこんな感じでよいと思います。

東海道中央リニア新幹線くらいヤバイ速度で申し訳ないです。(動画)

どうかあなたの素晴らしい眼力でモーションを見極めてください。

1文字分作ったら都度フォルダにまとめます。4文字なら4フォルダという具合。

そうすればレイヤがどの文字部分だったか迷子になりません。

あとはイメージ通りにデコレーションしたらオリジナルロゴタイプの完成です。

【完成見本】

◆オリジナル シグネチャーロゴ・ロゴタイプの活用法

オリジナルで作ったロゴを作品のウォーターマークとしても活用してみましょう。

 

1)対象の作品画像データに作ったロゴ画像を読み込ませます

(解説)>3)自作でロゴタイプを最初から作る

で説明した事と同じ要領でロゴ画像のレイヤを「画像素材レイヤ」へ変換します。

(画像参照)


2)ツールパレットの操作」アイコンをアクティブにして、

サブツール詳細画面を呼び出し「タイリング」があるのを確認します。

注意)ラスターレイヤのままだと「タイリング」項目は出現しません。


3)「タイリング」にチェックを入れて折り返し」に設定、タイリング方向は「□■□」左右を選択、リアルタイムで参照画面のように横並びスタンプが出来上がるので、この時に拡縮回転を用いて全体のバランスを整えます

※)本作例参照画像はロゴの間隔(バランス)とるために無地のデータに

白の下地範囲をあらかじめ加えてタイリングしています。


4)編集輝度を透明度に変換を実行するとロゴ背面白色を飛ばして

最後にロゴタイプ画像にに色を付けて作品絵柄に被せる形でレイヤーの「合成モード」の「焼き込み(リニア)」を実行して完成です。

 

 

(完成見本その壱)

ロゴタイプ画像レイヤ合成モード「焼き込み(リニア)

足元だけでも十分威力は発揮されます。

(完成見本その弐)

ロゴタイプ画像レイヤ合成モード「スクリーン

銭湯の回数券を思わせるような攻めのデザイン。

好きに合成モードをいろいろ変えてみてもいいですね。

今回作例で紹介したウォーターマークの作り方は完全に手作業で慣行しましたが、

Clipstudioの「ファイル」から「タイムプラス記録」と「画像を統合して書出し」でウォーターマークからでも画像を呼び出せば同じように使う事が出来ます。


《参考・補足/ウォーターマーク、書出し方法についてのTIPS》

Clipstudioの書出しによるウォーターマークの設定の仕方(Ver.2.2以降)

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/1880#97c5ace0

Clipstudio公式ウォーターマークに関しての公式レポートと詳細

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/9585


あとがき

「栗星塗子」とは果たして何者だったのか、を考えさせるヒマもなく説明を終えてしまいましたが(笑)自身でオリジナルで作ったロゴはこれからも作品に重ねるだけで容易に転用できますし、一度クラウドに保存しつつ修正改変を加えていってもいいですし、こういったオリジナルのロゴは作品における自分自身の志証(エンブレム)と同じものだと感じています。

 

これからも皆さんの善きクリエイターライフをお祈りしております。

ClipStudioPaint EX Ver.3.0.4 2025.0105 あきべん

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