主線無し背景作成3Dオブジェクト利用法

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ニコサナ材料工房

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3Dオブジェクトを使って主線の無い背景画像を作ります。

基礎準備

3Dオブジェクトのツールプロパティにある輪郭線幅のチェックを外すと輪郭が無くなりスッキリとした印象になります。

今回使用した3Dオブジェクトは私が作成しASSETSに公開しています。

ベッドや机や椅子などが設置された3Dオブジェクトです。

輪郭線を無くしただけだとメリハリが無いのでグラデーションマップなどを使って加工していきます。

まずは乗算レイヤーを用意し窓から離れた位置にグラデーションで影を入れます。

次にグラデーションマップを使います。

夜空系の物をおススメします。

グラデーションマップのレイヤー濃度を30%くらいにします。

窓などの光が当たる明るい部分のグラデーションマップを消しゴムツールなどで消していきます。

準備はこれで終わりです。

 

時間帯にあわせた加工

次に時間帯に合わせた加工をしていきます。

まずは朝の時間帯です。

発光やスクリーンなどのレイヤーを用意してエアブラシなどで窓の辺りに、ふんわりと光をいれます。

これだけで朝の雰囲気になります。

次に夕方です。

これは夕日系のグラデーションマップを追加するだけです。

最初に追加した夜空系のグラデーションマップの下に追加する事をおススメします。

次は夜の時間帯です。

夕日のグラデーションマップと、窓辺の明かり用に入れたレイヤーをOFFにします。

夜空のグラデーションマップの濃度を30%にしていたので、これを60%まで上げます。

次に3Dオブジェクトより下にレイヤーを用意して夜空系のグラデーションを入れます。

そこに玉ボケブラシなどの夜景に使えるブラシを使用すると夜の背景の完成です。

使用した玉ボケブラシもASSETSで公開しています。

次に雨の背景を作ります。

今回は少しだけ作業量が増えます。

まずは基礎準備で行った作業の状態まで戻ります。

夜空のグラデーションマップ30%と影の乗算レイヤーと3Dオブジェクトだけの状態に戻ります。

その後グラデーションマップを複製します。

片方のグラデーションマップを加工します。

窓の外以外の光の当っている部分にノイズ系のエアブラシなどで点を描画します。

ペンツールで描画してもかまいません。

次に3Dオブジェクトの下にレイヤーを用意して曇り空に見えるグラデーションを描画します。

次に新しくレイヤーを用意して窓の部分に水滴を描き込みます。

点や雫を描きます。

さらに平行線定規などを使って雨も描き込みます。

少しだけガウスぼかしなどでぼかしても良いと思います。

雨の背景の完成です。

今回作成した画像素材をASSETSで公開しました。

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