【カンタン!】キャライラストが映える! 3ステップ構図法

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Moonlichi

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いつも同じような斜め向きバストアップを描いてしまう、頑張って全身描いたけど上手く画面に収まらない!構図について勉強したけど、なかなか自分のイラストに落とし込めない!

こんな悩みを解決します!今から紹介する構図の作り方は初心者でも簡単にできるので、ぜひ最後までご覧になってバズるイラストを作りましょう。

こんな人におすすめです

「構図」とは?

まずはおさらいです、そもそもキャライラストに役に立つ構図とはなんでしょうか?

 

「構図」と聞くとなんだか難しくそうで、逃げたいですが、でもご安心ください、キャライラストをかくときに使う「構図」はそんなに複雑なものではないです。

 

ではここでいう「構図」とは何か?

 

シンプルで言うと、「伝えたいことをフレームに収めることです。」

 

みなさん、よく考えてみてください、イラストはあなたのアイデアを言葉や文章ではなく、イラストという表現で他の人に伝えることです。

 

あなたのアイデアがうまく伝わるように手助けするツールは構図です。

 

伝わる文書はパターンとルールがあるように、伝わるイラストの構図もルールやパターンがあります。それに沿ってやっていけば上手くいきます。

では実践に移りましょう!

実例として、「廊下で片思いしている人にすれ違う女の子」のイラストラフを作っていきます。

Step1. フレームを決める(三分割法)

真っ白のキャンパスに、いきなり構図を描こうと言われても、なかなか難しいです。

そこで、まずはフレームを描きましょう。

 

描いたフレームに簡単な図形で構図をかければいいです。

 

練習の時はフレームの比率は気にせずに適当に書けても構いません。

Tips: Clip studio paintの「図形」サブツール「長方形」を使えば、簡単にフレームをかけます。

フレームを決めたら、単純化したキャラクターを置きます。

 

キャラクターをどこにおけばいいかわからないときは、必殺技の三分割法を使いましょう。

三分割法を聞いたことがある人も多いと思います、簡単に説明しますと、フレームの縦横を三分割して、その線上に、イラストの主役を置く構図のことです。

 

さらに、その線が交わる4つの点のどこかに、主役をおくとバランスのいい絵になります。

 

これは縦長のフレームでも横長のフレームでも使えるとても便利な構図です。

迷ったら三分割法で配置してみましょう。

それをガイドラインにキャラクターを置きます。

Step 2. ショットを決める

次に画面に対する人の大きさを決めましょう。

 

言い換えるとフレームに対してどれくらいの人体を見せるかを決めます。

 

いわゆる、全身ポーズか、バストアップ、あるいは顔のクローズアップですね。

 

これはショットと言います。

ショットはロングショット、フルショット、ニーショット、ウエストショット、バストアップ、クローズアップ、スーパークローズアップの7つあります。

 

これを知っておくとキャライラスト構図のアイデアが一気に増えますね。

 

では、どのようにショットをえらんでいいか?

 

それはあなたのイラストが何を伝えたいか、何を見せたいかによります。

 

例えば、キャラクターの顔と表情が一番見せたいなら、クローズアップがいいですし、顔も見せたいけど、キャラクターは「どこ」で「何を」しているかを伝えたいときは、背景も見えるバストアップかウエストアップがおすすめです。

 

さらにシチュエーションを伝えたいときはニーショットがフルショットが有効です。

 

さらに世界観を伝えたいなら、思い切ってロングにしてもいいです。

 

ほとんどの場合、アップになればなるほど、主観的になり、引けば引くほど客観的な絵になります。

今回は女の子のドキドキしている気持ちを伝えたいけど、「好きな人とすれ違った!」というストーリーも表現したいので、背景も見えるウエストアップにします。

 

それが決まれば、キャラクターの大きさを調整します。男の子はあくまで背景の一部として思い切って切ります。

 

それで構図はほぼ完成ですが、より完成度の高い、魅力的なイラストにするために、仕上げに、視線誘導についても少し意識しましょう。

Step 3. 視線誘導を追加

視線誘導とは、背景や小物などの要素をリズムよく配置することで、見せたい部分に見る側の視線を誘導するテクニックです。

 

視線誘導は上級者のテクニックと思われるかもしれませんが、構図と同様に難しく考えず、シンプルに公式として覚えましょう。

 

よく使われる視線誘導の仕組みを3つご紹介します。

1、大きいものから小さいものへ流れる

人の視線は大きいものから小さいものへと流れていく性質があります。

 

このように、イラストの主役は大きい物から小さい物へ誘導した先に置きましょう。

 

また、大きいものは手前、小さいものは奥という遠近感も演出できるので、平面的になりがちのイラストに奥行きをもたらせるのでとてもおすすめです。

2、線を追う

人は並んでいるものを見ると無意識に線に沿って視線を動かします。

 

線が実際に書かれていなくても、見えない線を感じ取ることができます。

なので、一番見せたいものは線の先に配置すれば、自ずと人の視線をそこに集中させることにできます。

 

漫画によく使われる集中線それを誇張したいい例である。

 

モチーフをどこに配置すれば導線が作れるかががわからないなら、集中線を下書きに置いて、簡単にモチーフを配置することができます。

3、疎密のコントラストによる誘導

この絵を見てください。ドットが均一に並んでいます、疎密がありません。

 

特に目をひくところもないです。

では、ドットの配置を変えて、均一ではなく、密度の高いドット中に、あえて一箇所だけ間隔を開けると、目が不思議にそこを見てしまいます。

 

逆も同じです。

 

モチーフがたくさんあるイラストに特に相性がいいテクニックですね。ぜひ試してみてください。

今回のイラストで言うと、女の子が主役なので、窓のラインや、木などを使って視線誘導させます。

線を綺麗にした構図ラフはこちらです。これを下書きにイラストをかきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は3ステップで見栄え良い構図を作るコツを紹介しました。1つからでもいいので、ぜひ試してみてね!

 

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