【簡単】イラストをもっと魅せる水彩厚塗り花の描き方

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Moonlichi

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Hello、 イラストレーターのムーンライチです。

今日はClip studio paintを使って、イラストを彩る水彩厚塗り花のかき方をご紹介します。花のかき方を覚えれば、いろんな作品に活用することができ、あなたのイラストをもっと魅力的に魅せます。

初心者でも簡単にできるので、ぜひ最後までご覧になって、一緒に花のイラストを描きましょう。

使用するブラシ

今回使用するブラシは3つ、全てClip studio paintのデフォルトブラシです。

1、鉛筆R

鉛筆のサブツールの1つです。下書き、線画を描きおこすときに使用します。線画はお好みで他のブラシでも代用可能ですが、厚塗りは線画が塗りの一部になるので、アナログの質感が残るブラシがよく馴染みます。

 

2、濃い水彩ブラシ

水彩のサブツールの1つです、花びらの塗りや書き込みに使用します。

 

3、塗りなじませ

厚塗りのサブツールの1つです。濃い水彩ブラシで載せた塗りをなじませるためのツール。厚塗り感を出せます。

 

Tips: バージョンによって、デフォルトブラシの種類が異なります。「濃い水彩」などがミツからい場合はClip Studio Assets よりダウンロードしてください。

基本手順

では水彩厚塗り風花の基本手順を解説していきます。まずは下絵と線画を描きます。線画ができたら、下塗りをし、花びらの色と模様を載せます。そして、塗りなじませツールで書き込みしていきます。最後に、イラスト全体のイメージや雰囲気に応じて、ハイライト、陰影などを活筆して完成です。

Step 1 下書き、線画

今回は「夏の思い出」をテーマにイラストを描きました、飾りとして、人物の周りに朝顔置きたいので、朝顔を描いていきます。

 

よっぽど描き慣れたモチーフでなければ、いきなり描きはじめるのをやめましょう。

まず参考資料を探します。グーグル検索やPinterestなどで朝顔を検索して、好きな写真をいくつかピックアップし、花の形や色合いを確認してから下書きを描きます。

 

Tips: 資料探しはめんどくさいけど、資料が見て書いたほうが絵のクオリティが断然に上がります。

下書きを書くとき、花を単純な形に置き換えて書くと簡単に描けます。

朝顔の場合は楕円に置き換え描きます。

こうして簡単の図形をフレームにして花びらを描き込んでいきます。

葉っぱも同じく、単純な形に置き換えてから描き込んでいきます。

Tips: イラストの飾りに花を沢山置きたい場合、描いた線画を素材に登録すると便利です。

素材登録の方法はとても簡単です。登録したい線画のレイヤーを選択して、[編集]メニュー→[素材登録]→[画像]から登録できます。

後から見つかりやすいようにタグづけもおすすめです。

Step 2 色塗り

まずはバケツツールでベースの色をベタ塗りします。

線画で使用する鉛筆はざらつきが強いので、綺麗に塗りつぶしできない部分は選択ツールや丸ペンなどで塗ります。

そして、ベースの上にもう一枚レイヤーを追加して、クリッピングします。

イラスト全体の色味に合わせて、色を選んで、濃い水彩ブラシで色を載せていきます。自然の花びら色にむらがあるので、均一ではなく、ざっくり色を載せていきます。

塗りなじませブラシでぼかしていきます。ぼかしすぎると塗りが均一になってしまうので、ぼかしブラシのサイズは小さくして、全体のバランスを見て少しずつぼかしていきます。

最後に、濃い水彩で色を加筆していきます。

葉っぱも同じ要領で塗っていきます。

Step 3 加筆、仕上げ

この工程は描くイラスト全体の雰囲気やシチュエーションによるので、臨機応変に描き込みしてください。

今回のイラストを作例に、朝顔をイラストに載せる工程をおみせします。

まず構図から考えて、朝顔の置き場所を決めます。朝顔の線画を事前に素材に登録したので、時短でできます。

Step2の手順で色塗りします。

イイラストの色を青に統一したいので、朝顔レイヤーの上に青を塗りつぶしたレイヤーを追加して、レイヤーモードを焼き込みにし、透明度を下げて、色味を調整します。

さらに、加算(発光)レイヤーを追加して、エアブラシ(強め)でハイライトを追加します。

今回の朝顔はフレームを彩る脇役なので、それ以上描き込んでいません、情報量が増えすぎると主役の女の子の印象を薄めてしまいます。

花を飾りとしてイラストに描く場合は、全体のバランスを意識することが大事です。

終わりに

今回はイラストの背景や飾りに大活躍できる水彩厚塗り風花の描き方を紹介しました。あなたのイラストに役に立てると嬉しいです。

最後までごご覧いただき誠にありがとうございました。

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