【動画】描き文字にフチや影をつける方法
漫画の描き文字にフチや影をつける方法や描き文字の描き方を説明していきます。
動画版はこちらです↓
1.描き文字にフチや影をつける
黒文字に白フチをつけたり文字にトーンを貼ったりする方法を説明していきます。
この「バーン」という文字は丸ペンで描いてから消しゴムで端を消すと描くことができます。
ベタ修正ペンを使用するともっと手軽に描けます。(下段はベタ修正ペンで描いたもの)
まずは黒文字に白フチをつける方法です。
レイヤープロパティの【境界効果】→【フチ】を選択しフチの色を白にします。
フチの太さをお好みで調整します。
コレで完成です。
次に白文字に黒フチをつける方法です。
先ほどのレイヤーのフチの色を黒に変更します。
白を描画色にした状態で【線の色を描画色に変更】をクリックします。
コレで完成です。
次は文字にグラデトーンを貼る方法です。
グラデーションツールから「マンガ用グラデーション」を選択します。
上から下にドラッグしてトーンを貼ったら黒フチ文字レイヤーの上にトーンレイヤーを置きます。
「下のレイヤーでクリッピング」をすると文字部分のみトーンが貼られます。
コレで完成です。
グラデーショントーンで説明しましたが通常トーンでも応用できます。
次は透かし+白フチの方法です。
黒フチ文字レイヤーの下に何も描いてない新規レイヤーを作成し結合させます。
結合させるとレイヤー表現色が「カラー」の状態になるかと思います。
【輝度を透明度に変換】をクリックします。
そうすると白の部分のみ透かすことができます。
それにフチをつければ完成です。
最後に影をつける方法です。
先ほど結合させたレイヤー(表現色がカラーになってるもの)を複製します。
描画色を黒にした状態で【線の色を描画色に変更】で黒に変えます。
【レイヤー移動】ツールでカゲレイヤーを右下の方に少しずらせば完成です。
コレで描き文字にフチや影をつける講座は終了です。
2.4種類の文字を描き分ける
次は文字の形についてです。
同じ「どきっ」という文字でも形が違うだけで印象が変わります。
Aの先細り型は好きな人にときめいてキュンとした時などに使えるかと思います。
普通にびっくりした時に使っても良いです。
この形はポップすぎずシリアスすぎずで汎用性の高い形だと個人的に思います。
Bのは感情の動き的にはAのときめきと近いですがかなりポップな形なので
Aよりもコミカルなシーンに向いてると思います。
Cはかなり驚いてる様子です。
恐怖を感じているようにも見えるのでホラーシーンに使用しても良いでしょう。
Dはちょっと驚いたくらいの印象です。
この形も主張が激しくなくなじみやすいと思います。
それではそれぞれの文字の描き方を説明していきます。
まずはAの形です。
こちらは【境界効果】→【フチ】を利用して描いていきます。
入り抜き補正のかかるペンを使用してささっと描きます。
少し文字を縦長にするイメージで描くと良いです。
(補正のかかるペンの作り方はこちら↓)
これで完成です。
使用例↓
(文字に白フチがついていますが、レイヤーフォルダーに境界効果(フチ)をつけ、その中に文字レイヤーを入れるとフチがつきます。)
次はBの形です。
こちらはサインペンを使用します。
A同様【境界効果】→【フチ】を利用して描きます。
丸っこく描くイメージです。
文字の一部を太めに描くと良いと思います。
文字の輪郭が描けたら新規レイヤーを作成します。
輪郭レイヤーよりも細いフチに設定し、文字のツヤを描きます。
よりポップな感じが出たと思います。
これで完成です。
使用例↓
次はCの形です。
こちらは境界効果を使用せずそのまま描きます。
ざらつきペンを使用します。
まずは太めのブラシサイズで描きます。
次に細めのブラシサイズで加筆をします。
こうすることで文字に勢いが出ます。
加筆前→加筆後
(右は加筆部分を青くしたもの)
これで完成です。
使用例(少しホラー注意です)↓
最後はDです。
C同様そのまま描きます。
べちょ筆を使用して描きます。
A同様少し縦長に描くイメージです。
これで完成です。
使用例(見やすくするために白フチをつけてあります。)↓
3.使用例まとめ
使用例画像を並べてみました。
4パターン紹介しましたが他にも色んな形があるので
探してみたり自分で創作してみたりしましょう。
これで今回の講座は終了です。
pixivやTwitterでは他の講座も投稿してます。
よかったらチェックしていただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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