8.仕上げ
[1]グラデーションを追加する
仕上げに、絵に深みが出るように部分的に色のグラデーションを追加していきます。
その際にぼやっとしたグラデーションではなく、手でタッチを重ねたようなグラデーションになるように[デコレーション]ツールの[カケアミ・砂目]グループのサブツールを使用します。
[カケアミ1カケ]をベースにして、部分的に[カケアミ4カケ]や[トーン削り用]を使用しています。ブラシサイズは修飾キーの「Ctrl + Alt」で適宜サイズを変更しながら、240px~380pxぐらいです。
女の子の辺りにスポットライトがあたっているようなイメージで、明るい部分と暗い部分を意識しながら、パーツごとに分けたレイヤーに明るい色と暗い色をそれぞれ1色ずつぐらい塗り足していきます。
カケアミは色面のレイヤーの上に新規レイヤーを追加し、[下のレイヤーでクリッピング]に設定したものに入れていきます。
※レイヤーのクリッピングは、キーボードショートカット「Ctrl + Alt + G]でも設定できます。
パーツによっては、カケアミ用のレイヤーを追加せず、パーツのレイヤーの設定を[透明ピクセルをロック]にして、色を重ねていきます。
クリッピングしたレイヤーでの加筆は、カケアミと元から塗ってある色を後からバラバラに色調整できる利点がありますが、レイヤーがどんどん増えてしまうので、後で調整が必要なさそうなものは[透明ピクセルをロック]を使っています。
[2]色の調整
一番上に色調整用のレイヤーを用意します。
[レイヤー]パレットの左上のボタンをクリックしてメニューを表示し、[新規色調補正レイヤー]→[トーンカーブ]を選択します。
[トーンカーブ]ダイアログが表示されます。
ドロップの色鮮やかさが際立つように、全体のコントラストを少し上げるイメージでトーンカーブを調整しました。
明るい部分をさらに明るく、濃い色をさらに濃くするように調整して全体の色味を締めて完成です。
【完成イラスト】
コメント