4.キャラのクリーンナップ
クリーンナップ(仕上げ)作業に入ります。
今回は基本的にクリーンナップしたいレイヤーの不透明度を下げて、その上に新しいレイヤーを作成して綺麗に描き上げていく手法で進めます。
ラフの時のレイヤーの不格好な部分を少し描き足したり削ったりして、そのまま活かす場合もあります。
[1]キャラのクリーンナップ
まずは主役のキャラの体部分の線画と、顔周りを整えていきます。線画部分はラフに引き続き、細めにした[チョーク]を使っています。
服の形を整えて行く時のガイドになるので、服で隠れてしまう部分もざっと描きました。
重なって線が見えなくなってしまう服などのレイヤーは不透明度を下げて作業します。
ラフの段階で描いた部分を整えながら、さらに細かい部分を描き足していきます。
ラフでは描きこんでいなかった目の周りのお化粧や頬の赤みなどを同時にすすめました。
線ではなくベタ面のような部分は、先ほど作った「三角ぶらし」を使います。
外側を縁取るようにして形を決めてから、中を筆跡が残るように塗っていきます。
髪の毛はベタ面のような部分が塗れたら、毛の流れのような線を上から足していきます。
[2]傘のクリーンナップ
傘のビニールはただ透明なだけではく、世界の色が反射しているようなイメージで、キャラクターやドロップなどに使っている色を色々と拾いながら、線画を描いていきました。
透明だけど、パツッとした少し地厚なあのビニール感が伝わるように気をつけながら 光が白く反射している部分も三角形ブラシで塗りました。
同様の手順でまずはキャラの部分のクリーンナップが終わりました。
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