5.描き味の調整方法
ペン・ブラシなどの描画系ツールは設定を細かく調整することができます。
実際の紙とペンで描くときに自分に合った道具を選ぶように、デジタルでは設定で調整します。
1.[ツールプロパティ]パレット
ペン・ブラシの描き味は、主に[ツールプロパティ]パレットで調整します。
①[ブラシサイズ]
線をどれくらいの大きさで描くかを決定します。キャンパスサイズや自分の筆圧に合わせて調整しましょう。
②[不透明度]
ツールの不透明度を調整します。数値が低ければ低いほど薄く描画されます。
③[アンチエイリアス]
ツールのアンチエイリアスのかかり方を4段階から選ぶことができます。印刷用のモノクロマンガの線画を描く場合は、「無し」に設定しておきます。
④[手ブレ補正]
手のブレを補正してなめらかな線に修正する機能です。数値が大きいほど滑らかに補正されます。
2.[サブツール詳細]パレット
さらに細かい設定を行いたい場合は、[ツールプロパティ]パレットの右下にある、サブツール詳細で調整します。例えばこんなことが設定できます。
①ブラシ先端
[硬さ]・[厚さ]・[向き]などが調整できます。
②補正
[手ブレ補正]のほかに、[後補正]や[はらい]などが調整できます。
③入り抜き
描き始めと描き終わりの線の太さを調整したり、ストロークの速さによって入り抜きを調整することができます。
ペンの設定を変えて描いて自分になじませてみましょう。設定を変えれば自分だけのペンができます。
[ツールプロパティ]と[サブツール詳細]パレットについては、以下で詳しく解説しています。
コメント