超手抜き!逆光加工
ささっと描いた落書きも、途中で影塗る気力がなくなった絵も、
ひと手間加えてSNSにあげてしまえがコンセプトの簡単加工です。
でも、仕組みがわかれば本気絵にも十分応用可能ですよー。
簡単逆光加工
背景と人物のイラストを作成します。
ここから背景と人物イラストを馴染ませて、
ちょっとした落書きも雰囲気があるように見せかける加工を施していきます。
まず、人物のイラストは1つのレイヤーにまとめておきます。
馴染ませレイヤーを作る
人物のレイヤーを複製します(該当レイヤー右クリック[レイヤーの複製])。
複製したレイヤーの[レイヤープロパティ]効果[レイヤーカラー]をクリック。
レイヤーカラー・サブカラーともに暗めのブルー系の色を指定します。
レイヤーが単色に塗りつぶされたら、[合成モード]を[焼き込み(リニア)]にし、
不透明度をいい感じのところまで下げます(70%くらいにしました)。
逆光レイヤーを作る
新規レイヤーを作成し、全体を薄いブルー系の色で塗りつぶします。
人物のイラストのレイヤーをctrlを押しながらクリックし、
選択範囲を黒で塗りつぶします。
メニューバーから[フィルター][ぼかし][ガウスぼかし]を選択し、ぼかしをかけます。
[合成モード]を[覆い焼き(発光)]にします。
先ほどと同じように、人物のイラストのレイヤーをctrlを押しながらクリックし、
レイヤーマスクを作成します。
さらに光らせたい場合は、最後に作ったレイヤーを複製し、
[合成モード]を[加算(発光)]に。
完成!
レイヤーカラーで色を馴染ませ、最後に作ったレイヤーで光らせるだけ!
今回は月明かり風で青系にしましたが、オレンジ系にすると簡単に黄昏ることも可能!
慣れれば5分もかかりません!
最後に少し解説……
背景の作り方
濃いブルーで全面塗りつぶしたレイヤーの上に、
薄いブルーの長方形を並べた窓レイヤーを作成、
窓レイヤーを複製して、ガウスぼかしをかけ、
ぼかしたものを更にもう1枚複製し[加算(発光)]45%にしただけ
逆光レイヤーって何故あんな作り方なの?何のためにやってたの?って方に。
レイヤーの[合成モード]には、その描画モードに何の影響も及ぼさない中性色というものが存在します。
加算やスクリーンで光らせようとして黒で何か書いても意味がないとか、
乗算で影のせようとして白で書いても意味がないとかのアレです。
覆い焼きや加算(光らせたいときに使うグループと考えておk)の中性色は黒です。
逆光=フチを光らせたい……なので光らせたくないフチ以外を黒に、
周りを明るい色にしてぼかしているわけです。
レイヤーマスクは人物以外に影響を及ぼさないようにするためです。
なんとなくでもなんとかなる!
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