写真加工で田舎道のイラスト風背景作り

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エキストリーム納豆

エキストリーム納豆

時短や絵の見た目のために写真を加工して背景に使いたい、

AIは将来的に規制されそうで作品に使えないみたいな方に

喉から手(かもしれない)な知識及び技術はどうでしょう。

 

なお完全な私のオリジナルではなく参考元があります。

この技は有料ソフトのフォトショ必須なので

何とかクリスタで自分流にアレンジしたものが今回のものです。

 

ではこちらに素材を用意いたしました。

自分で撮ったのが一番ですが、せっかくなのでこの手の記事っぽく

なんか引用したいという一心にてフォトック様からお借りしました。


さて最初にやることはですね。

 

GIMPを用意します。

もう一度言いますGIMPを用意します。

 

正確に言うとG'MICというフィルタプラグインが使える

フリー画像編集ソフトであるならPaint.netでもKritaでも構いません。

そして画像を開きます。

ここでは起動が圧倒的に早いPaint.netで。GIMPはどうした。

G'MICはここにあります。

 

と思ったけど先にこの段階で空を消去してしまいます。

別にクリスタ上でやってもいいんですが

個人的にはこっちの方が空透過がやりやすいんです。

Colors → Color Grading でHDRっぽいエフェクトを掛けます。

HDRとは明るい所も暗い所も綺麗に見えるよう撮影されたものですが、

疑似的にそう見せるエフェクトですね。

ついでに後々色のコントラストを潰していくので

この時点でSaturationをガッと上げておきます。

もうすでに空透過してるんでpngで保存。

クリスタで開きます。

 

ではここで仕上がりの半分を目安に解像度を縮小、そこからもう一度拡大。

そしてスマートスムージング強。

超解像で拡大でもいいんですが強は選べないのでいちいちやります。

そしてレイヤー追加して、

クリスタアセットで配布されてる葉っぱ系のブラシで

スポイトで色を取りながらさらに絵っぽく加筆。

追いスマートスムージングとかはやってもやらなくてもよい。

 

この工程はスマートスムージングだけだと葉っぱがなんか気持ち悪くなるので入れてるのであり、ビル街とかだと要りません。

省略してますが背景透過処理の仕上げ的なものはちょいちょい挟みます。

そして出来上がったレイヤーを統合、2枚複製。

1枚はライン抽出 → ラスタライズ → 輝度を透明度に変換

もう1枚は2値化 → 輝度を透明度に変換

線画・影レイヤーはそれぞれレイヤーカラーなどで青くして

乗算モード、不透明度40%に。

イラストらしくなってきました。

そして線画レイヤーを複製。

通常、不透明度100%にして濃い色で電線を目立たせる、

木々の上端に反射光的な明るい色を入れるなどに使います。

レイヤーマスクを活用すると楽です。

あとこの線画レイヤーを参照レイヤーにすれば

消しきれなかった空をはみ出さない設定の消しゴムできれいに消せます。

 

このへんで新しい空でも追加しましょう。

適当に撮影してきて読み込み、ラスタライズ、

縮小からの拡大スマートスムージング。

 

アセットから青空系のグラデーションマップを探してきてガッ!と掛けます。

そしてアニメ背景っぽいニュアンスにするためにこんな感じで色々掛けます。

比較(明)で空気遠近法を演出。

というわけでどうしても残る粗は適当に光とか乗せて隠しまして出来上がりです。

初挑戦の時は2時間かかりましたが慣れれば30分ぐらいで出来ますかね。

お付き合いありがとうございました。

お疲れさまでした。

追記

G'MICはオンライン編集もできるみたいです。

もちろんColor GradingでHDR加工も可能。

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