月暈と雪の夜
これは私が遭遇した雪景色の中でも最も幻想的なものを再現したイラストです。
雪の降下速度はゆっくりなので晴れながらの降雪と言うのは珍しくないですが、月暈がかかるような明るい月夜に密度の高い降雪が重なるという気象条件は今のところ人生で一度しか出会ったことが無いので、やはり非常に珍しい現象なのでしょう。
今回はこのイラストのメイキングとなります。
要旨まとめ
①ラフはまずおおむねの構図や形を決め、その後でパースを当てはめたほうが奇麗にできる
②今回は通常夜景で選ぶ色よりも明るく
③月夜の雲はまず形のわかる白っぽい色で塗り、あとから透明ピクセルをロックして影を足す
④ちょうどいい色は一回暫定的に色を置いてできた中間色からスポイトすると作りやすい
⑤近景の降雪は白、遠景のものは街よりは明るく照らされた雲よりは暗い色を選ぶ
非常に珍しい光景ではありますが、
使う技法は風景イラストを描く際に一般的に適用可能なものなので
是非参考にしてください。
今回は以上となります。
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