ストーリーボードを作ろう 基本編
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CLIP STUDIO PAINT Ver.2.3.2対応
*この記事は日本語です。 日本語以外のサイトでは、機械翻訳されています。
CLIP STUDIO PAINTのアニメーション機能を使って、ストーリーボードを作ってみましょう! こちらは、ストーリーボード制作のトレーニング講座です。
[1]環境設定
ストーリーボード作業の推奨環境を設定しましょう。
1. [ファイル]→[環境設定]を押します。
※iPad版「CLIP STUDIO PAINT」では[メニューバー]→[CLIP STUDIO PAINT]アイコンから[環境設定]を選択してください。
2. 左の項目から[アニメーション]を選択します。
[セルの貼り付け方法]を[選択中のレイヤーに貼り付け]にし、[レイヤーの追加時にセル指定を追加する][レイヤーの削除・移動時にセル指定を削除する]にチェックを入れておきます。設定が完了したら[OK]を押してください。
[2]フォルダー新規作成
フォルダーを新規作成し、絵を描く準備をしていきましょう。
1. [ファイル]から[新規]を選びます。
2. [新規ウィンドウ]の以下の項目を設定していきます。今回は次の内容で設定します。
ファイル名:任意の名前(今回はシーケンス1として「Seq01」と名前をつけます)
基準サイズ:幅/1920 高さ/1080 解像度/144
フレームレート:24fps
再生時間:1+0[秒+コマ]
各項目の設定の入力が終わったら、「OK」を押します。
3. [ウィンドウ]→[タイムライン]を選択して、[タイムラインパレット]を表示します。
画面下部に[タイムラインパレット]が表示されました。
4. 一度ここで[保存]を行いましょう。保存先は任意の場所に指定してください。
[3]絵を描く
実際に絵を描いていきましょう。
1. ペンツールを使用して自由に1枚の絵を描いていきましょう。
2. [タイムラインパレット]の[新規アニメーションセル]を押して2枚目の用紙を作成します。
3. [オニオンスキン]を使用すると1枚目の絵を透過することができます。
4. 2枚目の絵を作成しましょう。
5. 赤い帯を左右に動かすと前後の絵を簡易的に確認することができます。
キーボードから前後の絵を確認したい場合は[ショートカット設定]を行いましょう。
[ファイル]→[ショートカットキー設定]を押します。
[アニメーション]の[トラック編集]内にある、[前のセルを選択][後ろのセルを選択」を任意のショートカットに設定します。(ここでは「,」「.」に設定しました)
設定後、ウィンドウ右上の「OK」を押すとキーボードを使用して前後の動きを確認できるようになります。
6. 続けて連続した絵を描いていきます。
別カットの場合もそのまま同じ[アニメーションフォルダー]内に描いていきましょう。
セルの間にセルを挿入する
すでにある絵の間に絵を挿入するには、[タイムライン]上で挿入用のフレームを確保する必要があります。
[タイムライン]上でセル名をクリックしてドラッグするとフレーム間隔を調整できます。「3」のセルを右に1フレーム動かすことで、「2」が2フレームの長さになりました。
[新規アニメーションセル]で絵を追加すると間にセルを挿入することができます。
セルのリネーム
「2」「3」の間に絵を入れると「2a」「2b」などの英数字を組み合わせたセル名になります。番号順に揃えたいときは、[アニメーション]→[トラック編集]→「タイムラインの順番で正規化]を行います。
自動でセル名を番号順にリネームすることができます。
【応用編】フォルダー化してレイヤーを増やす
描画の際にレイヤーを増やして作業したい場合は各セルをフォルダー化しましょう。
1. フォルダー化したいセルを[レイヤーパレット]から選択します。
2. 右クリックしてメニューを開き[フォルダーを作成してレイヤーを挿入]を押します。
3.選択したセル(レイヤー)がフォルダー化されました。[レイヤーパレット]上部の[新規ラスターレイヤー]を押すとフォルダーの中にレイヤーを追加することができます。必要に応じてレイヤーを増やして作業しましょう。
作成したフォルダー内を1つのレイヤーに統合したいときは、フォルダーを選択して右クリックでメニューを開き[選択中のレイヤーを結合]を押します。
フォルダー内のレイヤーが統合されました。増やしたレイヤーは適宜整理して作業していきましょう。
POINT!
最初の作業時に任意のレイヤー構成でフォルダー化しておくと[新規アニメーションセル]でセルを追加した際にレイヤー構造が引き継がれます。作業時にいつも使うレイヤー構成が決まっている人はこちらの機能をうまく利用しましょう。
コピー&ペースト
「Ctrl+C」「Ctrl+V」を使用すると描いた絵を別のレイヤーにコピー&ペーストをすることができます。
ただし、[環境設定]で[選択中のレイヤーに貼り付け]が選択されている場合は、貼り付け時に新規レイヤーが作成されてしまうので注意してください。
セルの削除
削除したいセルがある場合は、[レイヤーパレット]で削除したいレイヤーを選択して[レイヤー]削除を押します。
POINT!
[環境設定]で[レイヤー削除・移動時にセル指定を削除する]にチェックが入っている場合はセルの削除時にタイムライン上のセル指定が同時に削除されます。
チェックが入っていない場合は[レイヤー削除]しても[セル指定]が残ります。セル指定を削除したい場合は、[タイムライン]上でセルを選択し、[セル指定の削除]を押してください。
【応用編】セル指定
基本的に[CLIP STUDIO PAINT] ではセルが[タイムライン]に配置されていないと描画や表示ができません。
レイヤーパレット]に表示されているレイヤーが[タイムライン]上に指定されていない場合は、[タイムライン]の[セルを指定]を押して、[レイヤー選択]ウィンドウから配置したいセルを選択します。
「2」が[タイムライン]上に[セル指定]されました。
[セル指定]は同じセルを繰り返し配置したい場合にも有効です。
[4]タイミングを調整する
絵が揃ったらタイミングをつけていきましょう。
1.セルを選択して全体のフレーム間隔を調整していきます。
セルの複数選択
フレームを複数選択(ドラッグして選択)すると複数のセルをまとめてタイムライン上で移動させることができます。
POINT!
セルを移動させる際、すでにセルが指定されている箇所にドラッグすると、セル指定を上書きしてしまうので注意しましょう。
2.フレーム数の確認を行う際は、適宜[再生]を行い、全体の動きのバランスを確認しましょう。
タイムラインの非表示
データが重くなった場合は再生時の画面下部のボタンを押して[タイムライン]の非表示を行いましょう。描画時も[タイムライン]を非表示にすることで動作が軽くなります。
3.この作業を繰り返して、短い連続した絵を描いていきましょう。
再生設定
[アニメーション]→[再生設定]から[再生開始前にレンダリングする]にチェックを入れると、再生が遅延する現象を回避することができるのでおすすめです。
[5]書き出しをする
[ムービー書き出し]と[連番書き出し]を作成します。
ムービー書き出し
1.[ファイル]→[アニメーション書き出し]→[ムービー書き出し]を押します。
フォルダー保存先の指定が出るので任意の場所に保存先を設定しましょう。ファイルの種類(mp4/mov、AVI)もこの際に指定します。
2.[ムービー書き出し設定]の項目を確認します。
[幅][高さ]は[新規フォルダー]作成時の[基準サイズ]が適用されます。[フレームレート]は任意の数字を入力してください。[OK]を押すとムービーが書き出しされます。
連番書き出し
連番書き出しを行います。
1.[ファイル]→[アニメーション書き出し]→[アニメーションセル出力]を選択します。
2. [アニメーションセル出力]の設定を行います。以下は推奨の設定になります。出力範囲は[作画フレーム]を選択すると青枠の範囲内が書き出しされます。
3.[OK]を押すと画像が連番で書き出しされます。
まとめ
上記の機能を組み合わせて使用することで長尺のストーリーボードの作成をすることが可能になります。ショートカットなどの設定やワークスペースのカスタムを行うことで、さらに作業が効率的になります。自分なりのやり方を見つけて楽しくソフトを使用しましょう。
制作:マーザ・アニメーションプラネット株式会社
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