画像フォーマットの説明
画像フォーマットいろいろ
JPEG
特徴
質感のあるイラストや写真など、色数の多い画像のファイル容量を少なく保存できるフォーマットです
画像の圧縮率を設定してよりファイルを小さくもできますが、ファイルを圧縮するほど画質は劣化します
画像の圧縮
非可逆圧縮(圧縮すると画像が劣化します)
PNG
特徴
色数の多い作品の保存に向いている形式です
画像は圧縮されファイルサイズも小さめですが、元のクオリティに戻せるタイプの圧縮方式なので画像は劣化しません
透明部ピクセル(透過イラスト)も扱えます
画像の圧縮
可逆圧縮(画像のクオリティが劣化しません)
WebP
特徴
圧縮方法で
■PNGのように画像のクオリティが劣化しない圧縮
[WebP設定]→[画質を優先]
■画像は劣化するののJPEGに比べて効率的な圧縮
[WebP設定]→[ファイルサイズを優先]
のどちらかを選べます
透明部ピクセル(透過イラスト)が扱え、アニメーションにも対応するJPEGとPNGの長所を併せ持ちます
解像度(dpi)を記録しないので、印刷用途には不向きです。その名の通りWebで扱いやすいフォーマットです
2024年現在、Webブラウザのほとんどで対応していますが、未対応のサービスがあるかも知れないので確認をお忘れなく
画像の圧縮
[可逆圧縮](画像のクオリティはそのまま)と
非可逆圧縮(画像のクオリティが劣化)のどちらかを選べます
BMP
特徴
BitMap Imageの略でBMP。Windowsの開発元であるMicrosoftが策定したフォーマットです。画像が劣化することはありませんが、圧縮することを想定していないためファイルサイズが大きくなりやすい特徴があります
CMYKカラープロファイルに対応していないため印刷用途での使用はおすすめできません
画像の圧縮
画像のクオリティが劣化することはありませんが、ファイル容量は大きめです
GIF
特徴
クリスタではアニメーション機能(アニメGIF)で利用しています。色数の少ない作品の保存に向いている形式です
最大256色まで減色してファイルサイズを小さくできます。グラデーションなどの階調の表現が苦手など用途が限られるため注意が必要です
透明部ピクセル(透過イラスト)も扱えます
画像の圧縮
色数が256色に減色されます
psd (Photoshopフォーマット)
特徴
Adobe(R)Photoshopはデファクトスタンダードとして印刷会社で利用されることも多く、CMYKを含むカラープロファイルを埋め込めるので印刷物向けとして利用しやすい画像形式です
クリスタで保存する場合にレイヤーを保持して保存することもできますが、クリスタ独自の機能は削除またはラスタライズされる場合があります
ファイルを開くことができるアプリや環境が限られているため、特に相手から「Photoshop形式で」と指定されている場合に限りやり取りように利用するなど、注意が必要です
透明部ピクセル(透過イラスト)も扱えます
画像の圧縮
画像のクオリティが劣化することはありませんが、ファイル容量は大きめです
TIFF
特徴
印刷物用に利用されることもあるファイル形式です
画像の劣化がなく、RGB/CMYKのカラープロファイルにも対応しています
(厳密にはJPEGのように画像が劣化する圧縮形式を選択することもできるできるフォーマットですが、クリスタでは画像が劣化しない状態で保存されます)
クリスタでは画像を結合した状態でのみ保存できます
ファイルサイズは大きめです
画像の圧縮
クリスタは[可逆圧縮](画像のクオリティはそのまま)で保存します
(ファイルフォーマットの定義上は[可逆圧縮](画像のクオリティはそのまま)と
非可逆圧縮(画像のクオリティが劣化)のどちらかを選べますが、クリスタでは非可逆圧縮のオプションはないので、画像が劣化することはありません)
TGA
特徴
可逆圧縮のため画像の劣化はありませんが、古いファイル形式なので、ファイルサイズはそれほど小さくありません
アニメーション制作現場で利用されるPaintMan(アニメーション用のセル着彩アプリ)が扱う画像フォーマットがTGAです。これらの画像をやりとりできるようにクリスタもTGA形式に対応しています
画像の圧縮
[可逆圧縮](画像のクオリティは劣化しません)
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