[ LE BOUQUET D'OS ] (講評:Ki-oon)
国際コミック・マンガスクールコンテスト2021の応募作品[ LE BOUQUET D'OS ]に協賛社のKi-oonより、詳しいアドバイスをいただきました。
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[ LE BOUQUET D'OS ]
ペンネーム:Marcelo
学校:College catholique Samuel Genest
国・地域:Canada
言語:フランス語
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Page 1
①ストーリーの終わりを最初のページで示さないほうが良いのではないでしょうか? 読者の関心を高めるためには、ネタバレさせないのが最善です。
Page 3
②ダロスベイとは何か、説明が必要です(例:小さな村や有名な町?)。
ストーリーで問題にならないなら、地名を省略してよいでしょう。
③主人公はたとえ寝ている姿であっても、もっと大きく描写されるべきです。読者はまだ彼が主人公だと知らないので、設定や飼い主を描写することよりも重要です。彼の性格や夢を示して、彼の性格を伝えることができれば素晴らしいです。
④数ページ後、バーキーは飼い主に聞かれなくても普通に話していることがわかります。 この記号はあってもかまいませんが、バーキーが飼い主の前にいない限り、字幕なしにするべきです。 そうすることでバーキーの立場が明確になるでしょう。
Page 4
⑤キャラクターの大きさのバランスに問題があります。飼い主が前のページに表示されているものよりもはるかに大きくなっています。
⑥このコマは不要です。ストーリーのテンポを崩しています。 興奮しすぎたバーキーを示すコマにしたほうが良いでしょう。
Page 5
⑦2ページ目、3ページ目で描かれた背景と一致させるには、反対方向に通りを描く必要があります。
そうすることで読者の空間への理解を助けるでしょう。 1コマ目に黄色い家を含めるとなおよいでしょう。
⑧バーキーの姿がはっきり見えるように描きましょう。
⑨突然、飼い主の視点になっています。 視線が常に主人公であるバーキーの目の高さになるようにしましょう。読者は彼の反応を通して物語を理解します。
Page 6
⑩この吠えるオノマトペには、ココの個性を持たせるべきです。読者は初めてココを見るので、バーキーと差別化するべきです。
⑪このコマではまだヒロインの姿を示さず、バーキーの表情に焦点を絞りましょう。次のページの初めにヒロインの姿を見せるほうが第一印象として効果的です。
Page 7
⑫文脈で理解できるのでここのテキストは不要です。
次のページに使われているようなグラデーションも効果的ですが、ここは思い出の表現に絞りましょう。
⑬やはりキャラクターが設定に比べて小さすぎます。
ここの主題はバーキーの記憶の中にあるココなので、より大きく、彼女の魅力が引き立つ絵にするべきです。
Page 8
⑭もっと明確なセリフにするべきです。ここのセリフは「なんてきれいな娘なんだ!彼女に告白する勇気があればいいのにな…!」という意味でしょうか?
⑮ここで作者が説明を入れる必要はありません。
⑯新しいカットはうれしさに満ちた顔のアップが良いでしょう。
コマの外の余白が大きいので、広く使い切りましょう。
Ki-oon
国際コミック・マンガスクールコンテスト 2021審査結果
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