省エネで本棚を描く(近景・アオリ角度)
近景で、ある程度説得力のある本棚が必要な場合の時短作画TIPSです。
キャラの後ろになんとなく本棚があればいい、という場合は
もっと省エネで、パース定規のみでぱぱっと描くといいと思います。
なお、クリスタ以外のソフトでも変形ができるソフトなら
同じ考え方で時短できます。
本の背表紙部分の素材を用意する
背表紙を平面的に描いた画像素材を用意します。
細かい設定があるなら全部の本を描いた素材を用意するもよし、
数冊だけ描いた素材をあちこちに使い回すもよし。
【POINT】
どんな本棚か、によって並ぶ本の種類や並び方が違います。
例えば、
★マンガや小説など特定のジャンルが多い本棚なら
文庫やコミックサイズの本だけがずらっと並び、
1つの作品が数巻ずつ並んでいたり、
違う作品が並んでいてもレーベルで背表紙デザインが同じだったり
★物語系が多い本棚で、新刊で買った本が多いなら、
帯がついていることが多い
★ジャンル問わずとにかく様々な本が整理されず並んでる本棚なら
判型も背表紙デザインもバラバラ、
隙間に横向きにつっこんであったりも…
一般的な本棚、であれば、判型は2~3種類くらいにしておくと
それっぽいです。(ハードカバーと文庫/少年漫画と青年漫画、など)
本棚を描く
本棚を描きます。
ここでは大枠だけ描いて、本に隠れてしまう部分などは
最後に描き足すと、より時短になります。
パース定規を使うとらくちんです。
(パース定規については、詳しく説明されてるサイトや本が
他にありますので、ここでは割愛)
背表紙素材を変形して配置する
ファイルオブジェクト(フォトショだとスマートオブジェクト)で
貼り付けると、変形の微調整がしやすくておすすめです。
1つの素材をあちこちに配置する場合は、
縦横比やサイズ感を揃えるか、あえてバラバラにするか、でも
印象が変わります。
特徴的な背表紙を描いていなければ、あちこちに使い回しても
(じっくり見る読者じゃなければ)案外気づきません。
奥行きを加筆する
以上です!
なお、フカン角度の場合、同じやり方だと、
小さい判型が奥に引っ込んでいる部分の調整が逆に面倒になるので、
同じ判型だけの数冊ずつの素材を複数用意して、
変形&貼り付けで織り交ぜるといいかんじです。
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