1.ラフ・線画

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[1]ラフ

■1.構図を決める

 

[筆]ツール→[不透明水彩]のブラシサイズを10pxくらいに設定して、ざっくりと構図を描いていきます。

今回は2案作成し、より女の子らしい右側の構図にすることにしました。

 

 

 

■2.下描き

 

構図案をベースに下描きに進みます。今回は『宝石の国のプリンセス…』のようなイメージを固めていきました。

 

[2]配色プラン

色をつけながら細部を詰めていきます。

この段階で配色を決めておくと完成イメージがはっきりするため、塗りや最終的な仕上げに悩む時間が短縮できると思います。

全体的に私の好きな紫系でまとめて、宝石のカラフルさを引き立てる為に人物に使う色は少なめに彩度も低めにする計画です。

 

[3]線画

■1.人物などの主な線画

 

①[鉛筆]ツール→[濃い鉛筆]のブラシサイズを6pxに設定して線画を描きます。

 

②[レイヤー]パレットで、ラフを描いたレイヤーを選択し、不透明度を25%に下げます。

また、その上に「線画」レイヤーフォルダーを作成しました。このフォルダーの中に新規ベクターレイヤーを制作します。ベクターレイヤーは、線の削除、修正がしやすいため線画制作に最適です。

 

【POINT】

ベクターレイヤーは、[レイヤー]パレット下部の[新規ベクターレイヤー]アイコンをクリックするか、または[レイヤー]メニュー→[新規レイヤー]→[ベクターレイヤー]を選択すると作成できます。

 

③ラフを参考に、ベクターレイヤーに線画を描いていきます。できるだけ線の数を減らした方が修正する際に線の選択がしやすいため、顔以外の部分については少ないストロークで仕上げるように心がけています。

 

④後から修正するときなど作業しやすいように、パーツごとにレイヤーを分けてペン入れしておきます。

また、それぞれのパーツに[レイヤーカラー]を設定して色分けしました。

 

【POINT】

[レイヤーカラー]はレイヤーに描画された部分の表示色を変更する機能です。設定したいレイヤーを選択した状態で[レイヤープロパティ]パレットから設定します。[レイヤーカラー]の設定を解除すれば、元の描画色が表示されます。

※画面上に[レイヤープロパティ]パレットが表示されていない場合は、[ウィンドウ]メニュー→[レイヤープロパティ]を選択して表示させます。

 

⑤人物の線画を描き終え、線の色を変更したところ、下図のようになりました。

 

 

 

■2.細かい模様

 

主な線画が終わったら、次に洋服の模様などを入れていきます。

[レイヤー]パレット内の「線画」フォルダーの上に「模様」フォルダーを作成し、ベクターレイヤーに描画します。

模様は[デコレーション]ツール→[罫線]の[点線]と[破線]を使用し、パーツの大きさや間隔を調整しながら描いていきます。

 

次に、[ペン]ツール→[マーカー]→[サインペン]を使用して、リボンなどのラインを入れます。

 

また、腰部分のパーツも[デコレーション]ツールで制作します。

新規ベクターレイヤーを作成し、[デコレーション]ツール→[罫線]→[点線]で装飾を作ります。

 

点線を描画したレイヤーに、[レイヤープロパティ]パレットの[フチ]効果を適用します。

フチの太さや色を調整します。

 

同じ要領で、星も制作して模様が完成です。

 

作者プロフィール:和錆

東京生まれ東京育ちのイラストレーター兼漫画家。萌え系や児童向けなどで活動中。

かわいい女の子とキラキラした小物が大好物。

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