3Dオブジェクトを活用して効率的にイラストを完成させましょう。
こんにちは。
今日はCLIP STUDIO ASSETSのユーザー素材を使って恋愛ファンタジー風のイラストを描いてみます。
色々な素材の中でも3Dオブジェクト機能を使うことが多いので、イラストが完成するまでの過程を見ていきながら自分なりのコツもお伝えします。
まずはイラストの構想段階を経てラフスケッチを描きました。ソファーに座る主人公たちを描き、全体的に古風な雰囲気が出るように心がけました。
次に、頭の中でイメージした背景を絵に転写する工程を進めていきます。
このとき、3Dオブジェクト機能を使って、ダウンロードした素材を空間に合わせて調整・配置していきます。
3D素材の配置が終わりました。この過程で、ソファーモデルの持ち手部分は下の方にあるべきだと思ったので、少し修正を加えました。
このように素材を加工して、違和感なく意図に沿うようにすることが大切だと思います。
作成した背景とキャラクターのラフを組み合わせて、一度全体像を確認します。問題がなければ、より詳細なキャラクタースケッチに進みます。
キャラクターの下絵を描きました。
キャラクターが背景に馴染むように細かい位置を調整し、線画が描けるように綺麗に整えました。
この工程でクッションを入れた方が良いと思い、3Dオブジェクトを使って追加しました。
線画が完成しました。
キャラクターの線画と同じブラシを使って、先ほど配置した3Dオブジェクトの背景の輪郭線も描きました。
3Dオブジェクトを加工せずに線画を描いたのは、自分の絵と素材の違和感を少しでも減らすためです。
ベースカラーを流し込みます。以上の工程で、全体の形が自分の意図通りに表現されているか確認します。
1 度のコントラスト設定で光の方向にペイントします。
暗い色調と中間色調を追加するプロセスを繰り返して、フィギュアの色付けを完了します。
最後に背景も着色して補正して絵が完成します。
背景に着色する際は、キャラクターと明るさがなるべく重ならないように注意します。
最後の補正工程では、加算(グロー)を使って光の方向をより明確にし、キラキラ感を出して絵の華やかさを表現しました。また、ドレスやクッションにはブラシ素材を使って模様を入れました。
本棚の本も素材で埋めやすくしました。
こんな感じでCLIP STUDIO ASSETSの素材を使ってイラストを完成させました。
イラストに使用した素材は下記に公開していますので、参考にして頂ければ幸いです。
記事を読んで頂きありがとうございます!
ラインアートブラシ
ラフスケッチブラシ
使用される3Dオブジェクト素材
装飾材料
コメント