線画を強弱でコントロールする

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きさらぎエヴァンジェリスタ

きさらぎエヴァンジェリスタ

はじめに

Hello.

 

わたしは線画が苦手です。

どれだけ時間をかけても上手くいきません。

神様のようなイラストレーターが公開しているブラシと筆圧設定を同じにしたところで同じようにはなりません。

 

イラストをこなしてきた量や質が違うのはもちろんのこと、筋力やそれぞれの身体の構造は同じではありません。同じデバイスや設定を与えられても同じように再現することはとても難しいことです。

 

しかしCLIP STUDIO PAINTの機能を使うことで線画のコントロールが少しだけできるようになりました。

 

わたしなりの活用例を紹介したいと思います。

よろしくお願いします。

 

 

あぁ…いいなぁ…と思う線を言語化してみる

ヒトが美しいと感じる線はどんな特徴があるのでしょうか。

ひとつの答えとして“入り抜き”や“強弱”があげられるように思います。

・ただ細い

・ただ太い

 

この2つの円の情報量は1だと定義したいと思います。

 

・細い&太い

・ブラシのテクスチャ&太い

 

この2つの円の情報量は2だと定義したいと思います。

 

ヒトは2以上の情報量があると美しいと感じるようにできているのかもしれません。

 

 

ボックスではどうでしょうか。

右2つのボックスにより美しさを感じませんか。

思い通りの線を描くいくつかの方法

線に2以上の情報を加えることで美しさを表現できるかもしれません。

対比があるということです。

 

線を細くする→光が当たっている

線を細くする→物体が遠くにある(遠近感)

 

線を太くする→影や陰(オクルージョン)

線を太くする→物体が近くにある(遠近感)

 

これらのことを実践するにはどうしたらよいでしょうか。

わたしはベクターレイヤーの使用をおすすめします。

 

ベクターレイヤーは後戻りしやすいと感じています。修正しやすいとも言えます。

[図形]を使って円を描いたらいよいよ練習です。

Shiftを押しながらマウスを動かすと正円が描けます。

 

[線修正]

→[線幅修正]

を選択するとツールプロパティにいくつかのことが表示されます。

 

[指定幅で太らせる]

[指定幅で細らせる]

などいくつかのオプションがあります。

お好きなオプションを選択し、お好きな数値を入力して練習してみるのもいいかもしれません。

 

なんだか上手くいかないなと思った時は、

[制御点を追加して修正]

を有効または無効にして試してください。

CLIP STUDIO ASSETSのベクターレイヤー素材を使うこともおすすめです。

そのまま使うのももちろんですが、後から好みの線幅に変更したり強弱をつけられます。

 

またベクターレイヤー素材の定規化も可能です。

[レイヤー]

→[定規・コマ枠]

→→[ベクターから定規]

 

定規化したのち、自身のお好きなように強弱をつけて描けます。

これまでの知識をキャラクターに応用しましょう。

中央のキャラクターは

 

・アウトラインが太い

・線と線がクロスするところが太い

 

といった特徴があります。

 

1番右の“色トレス”とは、線画を塗りと馴染ませるテクニックです。

好きなブラシ

最後に好きなブラシを紹介させてください。

CLIP STUDIO ASSETSから検索可能です。

 

 

ダウンロード後、そのままの設定で使用するのもよいと思います。

[手ブレ補正]や[後補正]を自分好みに変えるのももちろんよいですね。

おつかれさまでした

ここまで大変お疲れさまでした。

動画で視聴したい方は下記のYouTubeチャンネルへお越し下されば幸いです。

ありがとうございました。

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