「部屋」を作りながら3D素材の扱い方を知ろう!
実際に操作しながら3D素材の基本操作を学ぼう!
クリスタで3D素材を扱えるようになると、超便利です!
特に構造が難しいものを描くときや同人誌制作などで背景を描くときなど、3D素材があると本当に助かります。
とはいっても慣れるまで難しいです……。私もかなり苦戦しました。
でも慣れたら超便利なんです……!
そこで、実際に3D素材を組み合わせて部屋のレイアウトを作りながら、基本的な扱い方を知ることができるTIPSを用意しました。
今回作ったレイアウトは、登録しておけば自分用にいつでも呼び出せます!
「主人公の自室」などを作って登録しておけば、漫画の背景として活躍しますよ!
部屋を作る前の準備
まずは使う3D素材を用意しておきましょう!
部屋の大枠(壁・床・ドアなど)と置きたい家具の3D素材があればOKです。
初心者の方でやり遂げられるか不安な場合は、とりあえず部屋の大枠と家具を1つずつ用意して、できそうなら増やすといいかもしれません。
このTIPSでは、執筆者が作った3D素材を使用していますが、もちろん他の素材でも同じように操作できます!
clipstudioASSETSには、便利で素敵な3D素材がたくさん公開されているので、ぜひダウンロードしてみてくださいね。
作業をはじめましょう!
キャンバスを開いて部屋の大枠になる素材を呼び出す
まずはお絵かきをするときと同様に、新規キャンバスを開きます。
キャンバスを開いたら、部屋の大枠になる素材をキャンバス上に呼び出しましょう!
素材を呼び出す方法はいくつかありますが、ここでは直感的に操作できそうな「ドラッグアンドドロップ」で呼び出す方法を採用しています。
パレットについて
今回のTIPSでは、[素材]パレットと[サブツール詳細]パレットを頻繁に使います。
各パレットが見当たらないときは、ヘッダーの[ウィンドウ]から呼び出しましょう!
(画面のどのあたりに表示されるかは環境によって異なります)
また、[サブツール詳細]パレットは、選択しているツールによって表示される内容が異なります。
画像のような表示になっていないときは、[ツール]→[操作]→[オブジェクト]を選択してから、[サブツール詳細]パレットを確認してみましょう!
3D素材の基本操作を把握する
実際に呼び出した3D素材を触りながら、基本操作を把握しましょう!
優先的に把握しておきたい事項に絞ってまとめました。
カメラと3D素材
3D素材はキャンバス上の架空の空間に配置されます。
キャンバスに表示されているものは、「その架空の空間をカメラのレンズごしに見たもの」だと考えるとわかりやすいかと思います。
3D素材を扱うときは、「カメラの位置を変える」操作と「3D素材の位置を変える」操作の区別をしましょう!
今回は3D素材を読み込んだら、まずはカメラの位置を変えて全体が見やすい状態にします。
そのあと、全体が見えている3D素材の位置を調整していきましょう!
3D素材の「選択」と「表示/非表示」の切り替え
基本的には、位置を調整したい3D素材にタッチすると、その3D素材を選択できます。
選択するとマニピュレータという赤・緑・青の矢印と曲線が出てくるので、それを使うと移動させることができます。
ただ、選択が上手くいかないケースもたびたび発生します。
その場合は[サブツール詳細]パレット→[オブジェクトリスト]から選択したいオブジェクトを選びましょう!
「このオブジェクトのせいで奥が見えないな~」というとき、その部分だけを非表示にできる場合があります。
[サブツール詳細]パレット→[オブジェクトリスト]にて、目のマークをタップして表示/非表示の切り替えをしましょう!
※どれくらい細かく表示/非表示の切り替えができるかについては、3D素材自体のパーツ分けによって異なります。
3D素材の「移動」「回転」「拡大・縮小」
3D素材を選択すると「マニピュレータ」という赤・緑・青の矢印と曲線が出てきます。
これを操作して、「移動」「回転」「拡大・縮小」を行うことができます。
(操作詳細は画像を参照してください!)
3D素材の「移動」「回転」「拡大・縮小」はいくつか方法がありますが、このマニピュレータを使う方法は直感的に操作できるのでおすすめです。
イメージに沿って室内に家具を設置する
基本的な操作を確認しながら、実際に室内に家具を設置していきましょう!
ミニチュアハウスの要領です。
このとき、すでにキャンバス上にある3D素材のレイヤーを選択した状態で、追加の素材をドラッグアンドドロップしましょう!
こうすることで、複数の素材を同じ空間上に呼び出すことができます。
同じ空間上に呼び出すことができていれば、カメラの位置を動かすことで別の角度からの空間を表示することができます。
追加で呼び出した3D素材がよくわからない位置に出てくるとき
複数の3D素材を組み合わせて使うとき、後から呼び出した素材がよくわからない位置に出てくることがたびたびあります。
その場合は、機能や数値を使って一度わかりやすい位置に移動させてから調整しましょう。
地面に設置するボタン、もしくは[サブツール詳細]パレット→[配置]から3Dオブジェクトの座標を変更することでかなりやりやすくなると思います!
全体的に暗くて困ったとき
3D素材を操作していると、素材がやたら暗くて「何!?」となることがあります。
その場合はおそらく光源の設定が影響しています。
[サブツール詳細]パレット→[光源]にて、球の光の当たり方を変更してみましょう!
作った素材のレイアウトを登録する
家具を設置して好みの部屋を作ったら、それを素材として登録しておきましょう!
レイヤーを素材パレットにドラッグアンドドロップすると登録できます!
そうすることで、別の原稿作業中などにその部屋を呼び出して使うことができます。
※公開されている他者の素材で作ったものを、ASSETS等で販売することはできません。
あくまで自分用としてご利用くださいね。
ここまでできたら次のステップへ
複数素材を組み合わせてイメージする配置を作ることができたら、3D素材の一番基本的な操作をこなしたことになるかと思います。
これくらいならいけそう~と思っていただければ幸いです!
興味があればぜひ、次のステップへ進んでみてください!
次のステップも、そのうちTIPSとして投稿する予定です。
いろいろやっていくうちに3Dの便利さを実感していただければ嬉しいです!
ついでに自作素材の紹介をします
今回の説明で使った自作素材を紹介します!
執筆者(くじらげ)は、ASSETSで3D素材を中心に有料販売しています。
使えそうな素材があればぜひどうぞ!
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