4.インターフェースとパレットの基本(LO・原画編)

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本講座では日本アニメーション株式会社のデジタル作画作業のやり方を基本に、CLIP STUDIO PAINTでのアニメーション制作工程を説明していきます。

*この記事は日本語です。 日本語以外のサイトでは、機械翻訳されています。

[1]インターフェースの基本

画面上のインターフェースについて説明します。

一番上部に表示されている部分が[メニューバー]です。
その下に並んでいるアイコンの列を[コマンドバー]といいます。第2回の講座で、[コマンドバー]にはアニメーションに使用する基本的なツールを追加して、設定変更しました。
右上のパレットは[レイヤー]パレットです。レイヤーやレイヤーフォルダー、アニメーションフォルダーが表示されます。
[レイヤー]パレットの下は、[アニメーションセル]パレットです。[アニメーションセル]パレットは作画時に使用していきます。

[2]レイヤーパレットとアニメーションセルパレット

第3回で作成したカットフォルダーの内容を、[レイヤー]パレットと[アニメーションセル]パレットで確認していきます。

 <レイヤーパレット>

画面右上にある[レイヤー]パレットには、すでにいくつかのフォルダーが作成されています。
新規カットフォルダー作成時に「NA_LO用テンプレート_社内用160dpi」を読み込むと、日本アニメーションのLO用紙やフレームサイズ表、タップなどの情報といくつかの描画レイヤーが作成された状態で新規カットフォルダーを作ることができます。
下から「用紙」「template」「デジタルカット袋」「LO」があります。


【POINT】 [アニメーションフォルダー]と[レイヤーフォルダー]の違い
[アニメーションフォルダー]に格納された画像(レイヤー)は[タイムライン]パレットでセル指定を行い、アニメーションさせることができます。
[レイヤーフォルダー]に入っている画像(レイヤー)はアニメーションさせることができません。


「template」は、用紙作成時のコピー元のアニメーションフォルダーです。(作業で直接使用することはありませんが消さずにそのままにしておきましょう。)


「デジタルカット袋」は、カット袋の表と合成伝票を記入するためのものです。アニメーションフォルダーなので、タイムシートに打たない間は表示されません。
(※「Na_LO-原画用テンプレートver01_社内用160dpi」「Na_動画用テンプレートver03_社内用160dpi」にのみ格納されています。)


「LO」はレイアウト用のアニメーションフォルダーです。中に「1」というレイヤーフォルダーが格納されています。


【POINT】
[レイヤー]パレットをよく見ると、「1」レイヤーフォルダーは展開できるようになっています。
「1」レイヤーフォルダーを展開してみると、以下のようにレイヤーが格納されています。


この講座では、基本的に[レイヤー]パレットで原画用紙のレイヤー構成を展開させることを推奨していません。
理由は、次の<アニメーションセルパレット>の項目で説明します。

「1」の左横の▽ボタンを押して、レイヤーの展開を閉じておきましょう。

 <アニメーションセルパレット>

下の[アニメーションセル]パレットを見ていきましょう。

[レイヤー]パレットで「LO」内の「1」レイヤーフォルダーを選択していると、その内容が[アニメーションセル]パレットに表示されます。


[アニメーションセル]パレットの下部では、今現在どのフォルダーの内容が表示されているか確認することができます。


[レイヤー]パレットでレイヤー構成を展開させないことを推奨した理由は、[レイヤー]パレットで選択しているフォルダーのレイヤー構成は、[アニメーションセル] パレットに表示されるためです。

 <「1」レイヤーフォルダーの内訳>

[アニメーションセル]パレットに表示された「1」のレイヤー構成について詳しく見ていきましょう。
上から「Black」「Red」「Blue」「Green」「Shadow」の描画用のレイヤーと、「tap」「100frame」の画像素材レイヤーが格納されています。

「Black」は実線の黒色、「Red」は赤色のトレス線、「Blue」は青色トレス線、「Green」は緑色トレス線、「Shadow」は影色の裏塗り・動画番号の転記用に、それぞれ使用します。

各レイヤーは表現色をグレーに設定した上で、[レイヤーカラー]で描画される色を管理されています。
そのため、「Black」では黒、「Red」では赤というように、選択している描画色の影響を受けず、[レイヤーカラー]で設定された色で描画されます。

「Shadow」レイヤーだけは[レイヤーカラー]を設定しておらず、描画色の選択が自由にできるようになっています。

この5枚のレイヤーを、[アニメーションセル]パレット上でクリックして切り替えながら、鉛筆を持ち替えるような感覚で描画します。



【POINT】「Blue」レイヤーに関して
各色のレイヤーの描画色はpaintmanと互換性のある色を設定してありますが。「Blue」に関して色が濃く出すぎてしまい、作画時や印刷時などに「Black」の色と混同してしまうことがあります。
このような事例が発生した場合は「Blue」レイヤーの不透明度を描画しやすい、もしくは印刷しやすい不透明度に下げて作業することをお勧めします。
※各色トレス線のレイヤーは不透明度を調整しても、動画時仕上げに渡す際[アニメーションセル書き出し]の[Paintman向けに出力]にチェックを入れて書き出すと、不透明度が強制的に100%表示に変換して書き出しされます。設定した不透明度のまま書き出したい場合は、[Paintman向けに出力]のチェックを外す必要があります。


【POINT】ベクターレイヤーについて
描画用のレイヤーには、[ベクターレイヤー]と[ラスターレイヤー]が存在します。
ベクターレイヤーは、描画したあとでも線の情報が残り、線を再編集できるレイヤーです。
ラスターレイヤーは、描画したあとの線は画像として保存され、線の再編集はできません。

どちらを使用するか、好みによって分かれるところですが、この講座では描画用のレイヤーには[ベクターレイヤー]を推奨しています。

理由は、後の工程で加工(線幅修正などの線の調整)が必要になった場合、[ベクターレイヤー]で作成した方が線加工の自由度が増すためです。
[ラスターレイヤー]で描画した線は、画像の拡大などの編集をした時に線が荒くなってしまいます。また、ベクター修正機能で線幅修正なども行えないため、線加工の自由度が低くなってしまうのです。ただし描き心地の良さについて[ラスターレイヤー]の方が良いと感じる人が多いです。
一方で塗りの「shadow」レイヤーには[ラスターレイヤー]を選択しています。
[ベクターレイヤー]には[塗りつぶし]ツールによる彩色ができないためです。
この講座で配布している素材を使用する場合は、その点をご理解の上でご使用ください。


次回の講座では、用紙作成について説明します。
「A_rough」セルのフォルダー(アニメーションフォルダー)の原画用紙(アニメーションセル)を5枚作成し 「B_rough」「C_rough」セルのフォルダーを追加します。

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