4.インターフェースとパレットの基本

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*この記事は日本語です。 日本語以外のサイトでは、機械翻訳されています。

本講座では日本アニメーション株式会社のデジタル動画作業のやり方を基本に、CLIP STUDIO PAINTでのアニメーション制作工程を説明していきます。

[1]インターフェースの基本と、カスタマイズ方法

インターフェースについて説明していきます。
併せて、デフォルトの状態から、描画できるキャンバス部分を広く使うためのカスタマイズ方法を紹介します。

画面上の白い紙が表示されている場所は[キャンバス]ウィンドウといいます。まずはキャンバス周りから説明していきます。


<トンボ・基本枠>

最初にキャンバスを見てみましょう。用紙の大きさは先ほど[新規]ダイアログで入力した[作画フレーム]のサイズ1700×960です。
その内側の青枠が[基準フレーム]で、1600×900の100Fです。

この枠は、作業中は表示させなくても構いません。
表示をオフにする場合は[表示]メニューから[トンボ・基本枠]のチェックを外してください。


チェックを外すと、以下のように[基準フレーム]の青枠が非表示になります。

本講座では、[基準フレーム]を非表示にした状態で作業を進めていきます。


<キャンバスタブ>

左上に表示されているファイル名が表示されているタブを[キャンバスタブ]と言います。


キャンバスタブは非表示にすることが可能です。必要なければ閉じてしまいましょう。

[ウィンドウ]メニュー→[キャンバスタブを常に表示する]のチェックを外すことで、キャンバスタブが非表示になります。
※複数枚キャンバスを開いている場合は、チェックを外した状態でもキャンバスタブが表示されます。



<タイトルバーとメニューバー>

画面上部に表示されているのが①[タイトルバー]と②[メニューバー]です。

タイトルバーには先ほど作成したファイル名と画像サイズ、解像度が表示されています。
メニューバーからは色々な操作が出来ますが、第2回の講座(2.作業環境を作る_設定変更)で動画に必要な機能は[クイックアクセス]パレットに操作をまとめているため、動画作業で直接メニューバーが必要になることはほとんどありません。
特に操作の必要がなければ[タイトルバー]と[メニューバー]も非表示にして画面を広く使いましょう。

①まずタイトルバーを隠します。[ウィンドウ]メニュー→[タイトルバーを隠す]を押すとタイトルバーが非表示になります。


②[タイトルバー]を非表示にした状態だと [ウィンドウ] メニュー→[メニューバーを隠す]を選択できるようになり、[メニューバー]も非表示にできるようになります。

※[タイトルバー]と[メニューバー]はキーボードショートカットの「Shift+Tab(⇄)」でも表示、非表示の切り替えができます。(Tabキーの表記がないキーボードも存在しますが、大抵キーボードの「Q」ボタンの左にある「→」のキーがTabの代わりになります。)


【POINT】
また、PCの設定で[タスクバーを自動的に隠す]という設定をしておくと、PCのスタートメニューなどを隠すことも出来ます。各自のPCで設定をさがしてみるのも良いでしょ う、「タスクバーを隠す」等で検索をするとOSごとに操作の仕方を見つけることができるはずです。

(Windows10では上記のような設定画面があります、タスクバーを右クリックすると「タスクバーの設定」から自動的に隠すをONにできます。)

デフォルトで上下に表示されている全てのバーを非表示にしました。画面がだいぶ広くなったと思います。特に狭い画面で作業している人には非表示を推奨します。


【POINT】
大きなディスプレイで作業する場合、ウィンドウの文字が小さくなってしまって見にくく感じることもあるかと思います。
その際はコントロールパネルの[ディスプレイ設定]で画面の拡大率を変更できます。
しかし、画面の拡大率を変更することで描き味のニュアンスが変わることもありますので、その点に気をつけて設定しましょう。



<キャンバスコントロール>

画面左下の[キャンバスコントロール]で、キャンバスの表示サイズや角度などを設定できます。左側の枠内で[拡大表示・縮小表示]系統、その右隣の枠内で[回転表示]系統のコントロールができます。実際操作していただいた方が分かりやすいですが、バーをつかんで横にドラッグするとキャンバスの拡大率や回転角度が変わります、[100%表示][回転リセット]もあります。[動画作成]時にはこれらのツールを使ってキャンバスを操作していきます。

※[キャンバスコントロール]は、[表示]メニュー→[スクロールバー]を選択すると、表示・非表示を切り替えられます。


<パレットドック>

画面の右上に、いくつかアイコンが表示されています。この場所を[パレットドッグ]と言います。
ここに「動画作業」中にメインで使用するパレットが格納されています。
上から[レイヤー]、[アニメーションセル]、[ツールプロパティ]それぞれのパレットです。アイコンをクリックするとパレットが開きます。

次の章から、作業で使用する主なパレットについて説明していきます。

[2]ツールプロパティパレット

まず[パレットドッグ]一番下の[ツールプロパティ]パレットを開いてみましょう。

[ツールプロパティ]パレットのアイコンをクリックすると、パレットが展開します。
左側の[クイックアクセス]パレットで[ペン]を選択している時には[ペン]のツールプロパティが表示されます。[クイックアクセス]パレットで選択しているツールの詳細設定ができるパレットです。


[ペン]、[図形]のツールでは[ブラシサイズ]や[手ブレ補正]の効果量、[ベクター吸着][入り抜き]などの数値を変更できます。
[パレットドック]を元の状態に閉じるときは、右上の一重のやじるしマークを押します。
(その右側の二重のやじるしマークを押すと、アイコンも全て畳まれます。好みでどちらかを使用してください。)

[3]レイヤーパレット、アニメーションセルパレット

[レイヤー]パレットと[アニメーションセル]パレットはアイコンがつながって表示されています。今度はこちらのアイコンをクリックしてみましょう。


アイコンをクリックすると、上に[レイヤー]パレット、下に[アニメーションセル]パレットが表示されます。

それぞれのパレットの見方について説明していきます。


<レイヤーパレット>

上部の[レイヤー]パレットには先ほど [新規]ダイアログで読み込んだ「NA_動画テンプレート」が読み込まれて表示されています。

(下から)
①[レイヤーをロック]のかかった「用紙」
※操作不要なのでロックがかかっています。
②「色・質感調整」フォルダー
※初期設定で非表示ですが、こちらのレイヤーを表示させると紙のような質感のテクスチャを下に敷いて作業できます。用紙の明度を落とすこともできるので、作業で目が疲れにくくなります。お好みに応じて表示、非表示切り替えて作業しましょう。
※このレイヤーは[アニメーション書き出し]に反映されません。
③用紙を作成するために使用するコピー元の「ORIGINAL」アニメーションフォルダー
※操作不要なので用紙と同じくロックがかかっています。
④「原画」フォルダー
⑤「A」セルアニメーションフォルダー
⑥「B」セルアニメーションフォルダー

[レイヤーフォルダー]は黄色いファイルのアイコン、[アニメーションフォルダー]は動画用紙のような形の白いアイコンで表示されます。


【POINT】 [アニメーションフォルダー]と[レイヤーフォルダー]の違い
[アニメ―ションフォルダー]に格納された画像は[タイムライン]パレットでコマ指定を行い、アニメーションさせることができます。
[レイヤーフォルダー]に入っている画像はアニメーションさせることができません。

それぞれのフォルダーの左横の▷ボタンを押すとフォルダーが展開され、中身を見ることができます。
「原画」「A」「B」の▷ボタンをそれぞれ押してみましょう。
▽が下向きになり中身が表示されます。

「原画」のフォルダーには何も入っていませんが「A」セルのアニメーションフォルダーの中には「a0001」レイヤーフォルダー、「B」セルのアニメーションフォルダーの中には「b0001」レイヤーフォルダーが入っています。
「a0001」と「b0001」が動画用紙にあたります。初期設定で「A」セルのアニメーションフォルダーに「a0001」の動画用紙が1枚、「B」セルのアニメーションフォルダーに「b0001」の動画用紙が1枚収納されています。

このパレット上でセルを増やしたり、削除したり、動画用紙を増やしたり、減らしたりする工程を行います。

【POINT】
[レイヤー]パレットをよく見ると、動画用紙の「a0001」「b0001」の左横にも▷のボタンがあります。
「a0001」レイヤーフォルダーの左横の▷を試しに押してみましょう。「a0001」内のレイヤー構成が表示されました。
こちらの講座では基本的に、[レイヤー]パレットで動画用紙のレイヤー構成を表示させることを推奨しません。
理由は次の<アニメーションセルパレット>の項目で説明します。
中身を確認したら「a0001」の左横の▽ボタンを押して閉じ、中身が見えないようにしておきましょう。



<アニメーションセルパレット>

下の[アニメーションセル]パレットを見ていきましょう。
今の時点では[編集対象セル]には何も表示されていないかと思います。

▲薄い色で、上には[編集対象セル]、下には[セル固有ライトテーブル]と表示されています。

上の[レイヤー]パレットで「a0001」レイヤーフォルダーを選択してみましょう。


すると、下の[アニメーションセル]パレットに先ほど見た「a0001」フォルダー内のレイヤー構成が表示されました。
[セル固有ライトテーブル]と書かれていた所には上の[レイヤー]パレットで選択した画像が何であるか表示されています。

先ほど注意点として、[レイヤー]パレットでは動画用紙「a0001」のレイヤー構成を表示させないことを推奨した理由は、この[アニメーションセル]パレットで、[レイヤー]パレットで選択したフォルダーのレイヤー構成が表示されるためです。


<動画用紙の内訳>

[アニメーションセル]パレットに表示された「a0001」のレイヤー構成について詳しく見ていきましょう。
上から「Black」「Red」「Blue」「Green」「Shadow」レイヤーです。
「Black」は実線の黒色、「Red」は赤色のトレス線、「Blue」は青色トレス線、「Green」は緑色トレス線、「Shadow」は影色の裏塗り・動画番号の転記用に、それぞれ使用します。
各レイヤーは表現色をグレーに設定した上で、[レイヤーカラー]で管理されているため、「Black」では黒、「Red」では赤というように、指定された色のみで描画されます。
「Shadow」レイヤーだけは[レイヤーカラー]を指定しておらず、描画色の選択が自由にできるようになっています。

この5枚のレイヤーを、クリックして切り替えながら、鉛筆を持ち変えるような感覚で描画します。


【POINT】ベクターレイヤーについて
レイヤーには[ベクターレイヤー]と[ラスターレイヤー]が存在します。
ベクターレイヤーは、描画したあとでも線の情報が残り、線を再編集できるレイヤーです。
ラスターレイヤーは、描画したあとの線は画像として保存され、線の再編集はできません。

好みによっても賛否分かれるところですが、こちらの講座では描画用のレイヤーには[ベクターレイヤー]を推奨しています。

理由は後の工程で線幅修正等の線の加工などを行う必要が出た場合、[ベクターレイヤー]で作成した方が線加工の自由度が増すためです。
([ラスターレイヤー]で描画した線は、画像の拡大などの編集をした時に線が荒くなってしまいます。また、ベクター修正機能で線幅修正なども行えないため、線加工の自由度が低くなってしまうのです。)

デジタルデータの受け渡しにおいてデータをどのように作成しておくかは非常に重要です。作画のみで完結せず、後の工程を考慮した場合はベクターでの作業が必須になります。

一方で塗りの「shadow」レイヤーには、特に画像加工時の精密さを必要としない点から[ラスターレイヤー]を選択しています。こちらの講座で配布している素材を使用する場合は、その点をご理解の上でご使用ください。

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