1.作業環境を作る_素材の読み込み

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ClipStudioOfficial

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はじめに

本講座では日本アニメーション株式会社のデジタル動画作業のやり方を基本に、CLIP STUDIO PAINTでのアニメーション制作工程を説明していきます。

(C)さくらプロダクション/日本アニメーション

*この記事は日本語です。 日本語以外のサイトでは、機械翻訳されています。

使用バージョンについて

本講座のアニメーション制作作業では[タイムライン編集]ツールや[アニメーションセル出力]機能を使用するため、「EX版」を使って解説しています。
※使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT ver.1.8.4
※古いバージョンをご利用の方へ:講座におけるコマンド名やパレットのアイコン、各素材の登録方法が異なる場合がありますので、ご注意ください。

アニメーション制作工程の流れ

CLIP STUDIO PAINTを使用したアニメーション制作の流れは以下のようになります。
■カットフォルダー作成→■作画用紙作成→■タイムライン作成→■動画作業→■書き出し

また、2値化済みの線の使用を推奨していません。動画はアンチエイリアスありの絵で作画し、書き出し時に2値化します。

1.作業環境を作る_素材の読み込み

本講座では、動画作業に入る前にCLIP STUDIO PAINTをアニメーション制作作業に特化した設定にカスタマイズします。

カスタマイズする項目は、主に以下の4点です。

・[ワークスペース]:CLIP STUDIO PAINTでは、パレットのレイアウト・ショートカットの設定・コマンドバーのレイアウト・環境設定の単位設定を、[ワークスペース]として登録できます。作業工程に合わせてワークスペースを作成して、切り替えながら作業できます。
・[テンプレート]:レイヤー構成をカットフォルダー作成時に維持し、読み込むための[テンプレート] です。
・[オートアクション]:複数の操作を記録し、記録した操作をまとめて実行することができます。
・[クイックアクセス]:[クイックアクセス]パレットには、よく使用するツール、メニューコマンド、オートアクション、描画色などの機能を登録できます。

この設定は一度行えば次からは再設定する必要がありません。

今回は、本講座のために配布している[ワークスペース][ツール][オートアクション]素材の読み込みを行っていきます。


【POINT】作業環境のバックアップを取る

作業環境を作る前に、現在の作業環境のバックアップを取っておくと、作業環境を変更しても、元の状態に戻せます。バックアップには、CLIP STUDIOのクラウドサービスを使用します。

CLIP STUDIOを起動して、クラウドバーをクリックします。


[クラウド]画面が表示されたら、[アプリ設定のバックアップをいますぐ行う]ブロックをクリックします。 確認のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
これで、作業環境がバックアップされました。

元の作業環境に戻す方法については、「異なるデバイスに設定を引き継ぐ」の「設定を復元する」を参照してください。

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/887

[1]素材のダウンロード

はじめに、CLIP STUDIO ASSETSで公開している以下の素材をダウンロードしておきます。
「日本アニメーション_アニメーション制作素材集」

https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1745434



<CLIP STUDIO ASSETSから素材をダウンロードする方法>
①CLIP STUDIOを起動します。

②左側メニューの[素材を探す]をクリックし、CLIP STUDIO ASSETSを表示します。

③検索バーに「日本アニメーション_アニメーション制作素材集」と入力し、表示される素材集をダウンロードします。

※素材の詳しいダウンロード方法については、以下の講座をご覧ください。
【PC】CLIP STUDIOで素材をダウンロードする

https://tips.clip-studio.com/ja-jp/series/86


配布素材「日本アニメーション_アニメーション制作素材集」内訳は以下の13点です。
(※NA=日本アニメーションの略です。)

■ワークスペース(1点)
・「NA_ワークスペース」
こちらのワークスペース素材には、キーボードショートカット設定と画面のレイアウトが登録されています。
ショートカット設定は、CLIP STUDIO PAINTの前身で原画・動画作業に多く用いられていたStylosの使用感に寄せて設定しています。

■オートアクション(1点)
・「NA_オートアクション」
動画作業に便利なオートアクションが入ったセットです。

■テンプレート(2点)
・「NA_動画用テンプレート」
日本アニメーションのデジタル動画で使用している動画用のテンプレートです。
・「NA_原画用テンプレート」
日本アニメーションのデジタル動画で使用している原画用のテンプレートです。

■ツール(8点)
・「NA_トレス用ペン」
トレス用のブラシ素材です。動画作成時のトレスに特化したペンで線が引けます。ペンの質感に合わせた曲線ツール「NA_トレス用ペン曲線」と楕円ツール「NA_トレス用ペン楕円」があります。
・「NA_トレス用鉛筆」
トレス用のブラシ素材です。動画作成時に鉛筆のような線が引けます。(※ブラシサイズ0.35mm以上で使用することを想定しています。)鉛筆の質感に合わせた曲線ツール「NA_トレス用鉛筆曲線」と楕円ツール「NA_トレス用鉛筆楕円」があります。
・「NA_消しゴム」
アンチエイリアスをオンにした消しゴムです。(※広い範囲を消す際は「[投げなわ選択]ツールで消去したい範囲を選択+[消去]」で消すことが多いため、[消しゴム]のブラシサイズがデフォルトで0.30mmと小さめになっています。主に細かいピクセル単位の修正に使用します。)
・「NA_塗りつぶし」
参照先の設定が[すべてのレイヤー]に設定された[塗りつぶし]ツールです。主に影塗りする際に使用します。

■カラーセット(1点)
・「NA_カラーセット」
デジタル作画作業に必要な色が入ったカラーセットです。仕上げの工程で使用されるソフトPaintMan向けに出力する際、互換性のある色で構成されています。

[2]ワークスペースの登録

①素材をダウンロード後、CLIP STUDIO PAINTを起動し、[素材]パレットのアイコンをクリックします。

※ワークスペース画面がこちらの図と異なり、[素材]パレットアイコンが表示されていない場合は、[ウィンドウ]メニュー→[素材[カラーパターン]]から[素材]パレットを表示させてください。

②[素材]パレットの[ダウンロード]フォルダーを開くと、先ほどダウンロードした素材一覧が表示されます。


③「NA_ワークスペース」を選択して、キャンバス(青枠)にドラッグします。


④ワークスペースを使用していなかった場合、[ワークスペースを登録]ダイアログが表示されます。任意の名前を付けて[OK]を押すと、現在のワークスペースが保存されます。(ワークスペースの削除や名前などの設定は後から変更できます)


⑤続けて[ワークスペースの読み込み設定]ダイアログが表示されます。すべての項目にチェックが入っていることを確認して[OK]を押します。


⑥ワークスペースが変更され、メッセージが表示されるので[OK]を押します。


「NA_ワークスペース」が読み込まれました。


【POINT】ワークスペースを変更したい時
[ワークスペース]は複数登録して用途によって切り替えを行うことが可能です。
切り替えを行いたい時は、 [ウィンドウ]メニュー→[ワークスペース]から、登録したワークスペースを選択します。

※[クイックアクセス]パレットの内容は、ワークスペースの読み込み項目に含まれません。

[3]ツールの登録

ツールの読み込みを行います。
[ウィンドウ]メニュー→[ツール]、[ウィンドウ]メニュー→[サブツール] をそれぞれ押して、2つのパレットを表示させます。



■1.[ペン]ツールの読み込み

①[ツール]パレットの[ペン]を選択します。


②[サブツール]パレットに表示された、[ペン]のサブツールグループにダウンロードしたブラシ素材を読み込みます。[サブツール]パレット]の右下[素材からサブツールを読み込み]を押します。


③[サブツール素材を読み込み]ダイアログが表示されるので、先ほどダウンロードした「NA_トレス用ペン」を読み込みます。


サブツールパレットにダウンロードしたペン素材が登録されました。
必要であれば、同じ手順で「NA_トレス用鉛筆」も読み込んでおきましょう。



■2.[図形]ツールの読み込み

次に[図形]ツールの読み込みを行います。

①[ツール]パレットから[図形]を選択すると[サブツール]パレットに[直接描画]のサブツールグループが表示されます。
ここに先ほどダウンロードした素材を読み込みます。


②[サブツール]パレットの右下の[素材からサブツールを読み込み]を押して、先ほどダウンロードした「NA_トレス用ペン曲線」を読み込みます。

③同様の手順で「NA_トレス用ペン楕円」も登録します。
※鉛筆でトレスしたい方は、「NA_トレス用鉛筆曲線」「NA_トレス用鉛筆楕円」を読み込みましょう。


[図形]ツールの素材登録が完了しました。



■3.[消しゴム]ツールの読み込み

消しゴムも読み込みます。

①[ツール]パレットから[消しゴム]ツールを選択します。


②[サブツールパレット]の右下の [素材からサブツールを読み込み]を押し、[サブツールを読み込み]ダイアログで、先ほどダウンロードした「NA_消しゴム」を読み込みます。



■4.[塗りつぶし]ツールの読み込み

①同様に[ツール]パレットから[塗りつぶし]を選択します。


②[サブツール]パレットの右下の[素材からサブツールを読み込み]を押し、 [サブツール素材を読み込み]ダイアログで、先ほどダウンロードした「NA_塗りつぶし」を読み込みます。


すべてのツール素材の読み込みが終了しました。

③[ツール]パレット、[サブツール]パレット、それぞれの右上の[閉じる]を押して、パレットを閉じます。

[4]オートアクションの登録

[オートアクション]素材を読み込みます。

①[ウィンドウ]メニュー→[オートアクション]を選択して[オートアクション]パレットを表示させます。


②[オートアクション]パレット右上の[素材からオートアクションセットの読み込み] をクリックすると[セット素材を読み込み]ダイアログが表示されます。

③先ほどダウンロードした「NA_オートアクション」を選択して[OK]を押します。


オートアクションセット「NA_オートアクション」が読み込まれました。


次回は、素材として配布できない設定項目を、手動で設定していきます。

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