3.カットフォルダーの作成

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*この記事は日本語です。 日本語以外のサイトでは、機械翻訳されています。

本講座では日本アニメーション株式会社のデジタル動画作業のやり方を基本に、CLIP STUDIO PAINTでのアニメーション制作工程を説明していきます。


前回の講座で設定が終わったのでこれからは実際に実作業に入ります。まずはじめにPC上のカット袋となるカットフォルダーを作成します。

[1][新規]ダイアログでの設定

CLIP STUDIO PAINTではじめに、カット袋となる、新規ファイルを作成します。

[ファイル」メニュー→[新規]を選択します。[新規]ダイアログが表示されるので、設定を入力していきます。


①[作品の用途]:[アニメーション]を選択します。

②[ファイル名]:作品のルールに基づき[ファイル名]を入力します。

今回講座では作例として「ちびまる子ちゃん」を取り上げます。
「ちびまる子ちゃん」ではファイル名は「Cm#話数cカット数_d」と入力しています。「Cm」はちびまる子ちゃんの作品名を表し、話数、カット数と組み合わせて表記しています。
末尾の「d」は動画の「d」です、トレスや原画、仕上げなどとファイル名が重複しないように忘れずに付けるようにしています。
基本的に「ファイル名」は文字化けを避けるため半角英数字です。(例:ちびまる子ちゃん1155話203カットでは「Cm#1155c203_d」となります。)


③[単位]単位は[PX]に設定されていることを確認して下さい。デジタル作画では、主に単位はピクセルを使用します。

④[基準サイズ]・[演出フレーム]・[作画サイズ]
こちらの項目を入力する前に、基礎知識としてフレームサイズの説明をしていきます。

はじめに日本アニメーション株式会社の仕上げ工程で使用されているフレームサイズ表をみてみましょう。

こちらの画像は、20F~200Fまでの画像サイズの表です。(Fはフレームの略です。例:100F→100フレーム)
20F~200Fの解像度は160dpiです。
(表には記載がありませんが、19F~20Fより小さいサイズでは、解像度が240dpiになります)

次に、日本アニメーション株式会社で使用されている「ちびまる子ちゃん」用のレイアウト用紙を見てみましょう。
三種類の枠が表示されています。

CLIP STUDIO PAINTで言う[基準サイズ]はこのレイアウトでは一番外側の太枠です。これは100Fの枠になります。

その手前にある点線が[演出フレーム]に当たります。
(一番小さい枠は20Fサイズの枠ですが、CLIP STUDIO PAINTでは設定する項目はありません)


日本アニメーション株式会社の「ちびまる子ちゃん」で使用する[基準サイズ]一番外側の太枠は100Fの1600×900(160dpi)です。


ここで注意する点が一つあります。

仕上げ工程において画像をスキャンする際はフレーム修正などのリテイクに対応するため100Fより10F大きいサイズ、つまり110Fでスキャンすることが一般的です。
それに準じてデジタル動画でも100Fの場合は110Fで用紙を作成しましょう。

110Fの数値は[作画サイズ]に入力します。

フレームサイズ表を参照すると110Fは1700×960になります。
原画をスキャンする際も用紙を作る際と同様のサイズにすることを忘れないようにしてください。
※日本アニメーション株式会社では、110Fの事を「基本スキャンフレームサイズ」といいます。


大抵の場合は作品ごとに仕上げ注意事項が存在しています。

注意事項には各フレームの画像サイズ、解像度が記載されているほか、100F時はどのようなサイズでスキャンすればいいか、が指定されていることでしょう。
デジタル作画をする際は必ずそちらを確認し、解像度や画像サイズが違ってしまわないよう注意してください。
(解像度や画像サイズを後から変更することは大変手間のかかる作業です。事前の確認を怠らないようにしましょう。)


それでは、[新規]ダイアログに[基準サイズ][演出フレーム][作画サイズ]の各数値を入力していきます。

今回の講座ではFIX時の場合での作画を想定して数値を入力します。
[基準サイズ]と書かれている項目には「ちびまる子ちゃん」のフレームサイズ表を参照して100Fである幅1600、高さ900、解像度160dpiの数値を入力します。

[演出フレーム]…デジタル動画の場合は特に記載する必要はありません、チェックをはずしてください。
(原画作業等でカメラワークを付けたい場合は、[演出フレーム]が安全フレームの役割を果たします。)

[作画サイズ]…実際に作業する画像サイズです。
先ほど説明したように、100FのFIX時はリテイク対応するため110Fのサイズで作画作業をします。
右のコンボボックスから[寸法指定]に切り替え、フレームサイズ表を参照の上で[幅]1700、[高さ]960(110F)と入力します。

120F~200F等の大判作画の場合はフレームサイズ表を参考に[基準サイズ]ではなくこちらの[作画サイズ]の数値を変更するようしましょう。

※ムービー書き出しを行う場合、ムービーの出力範囲は[基準サイズ]に依存します。
[作画サイズ]でのムービーを出力したい場合は[ページ管理]メニュー→[ページ基本設定の変更]を行う必要があります。
後の「13.書き出し+ムービー書き出し」の講座で詳しく説明します。

※仕上げ工程に渡す際の「アニメーションセル出力」では[作画サイズ]に対応して書き出すことが可能です。
([基準サイズ]のみを書き出すことも可能です。)
こちらについても「13.書き出し+ムービー書き出し」の講座で詳しく説明します。

⑤[余白]:基本的に数値は左右上下ともに[0]にしています。デジタルのみで作業する場合で印刷の必要がない場合にかぎりタップは必要ありませんので、余白の設定はしなくても結構です。ただし、原画作業等で印刷の予定がある場合はタップの事を考慮してあらかじめこちらで余白設定を入力する必要があるでしょう。(原画時の数値の設定については「9.原画作業」を参考にしてください。)

⑥[作品名]:上記の[余白]を設定した場合は、こちらに[作品名][話数]を入れることで余白に入力した情報が表示されるようになります。動画作業では余白を設定しないため入力不要です。

⑦[フレームレート]:通常テレビアニメーションでは1秒24コマが標準となるので、[24]を選択して下さい。

⑧[再生時間]:カット袋に書かれている秒数を入力します。ただし入力時に一つ注意が必要です。
※プルダウンメニューを開き、[フレーム数(1始まり)]から[秒+コマ]に設定し、カット袋と同じ数値を入力した後、再度プルダウンメニューを押して[フレーム数(1始まり)]に数字を変換してください。
(後の工程「タイムライン作成」を効率的に行うために、最終的に設定を[フレーム数(1始まり)]にする必要があります。)

▲[秒+コマ]で設定した上で、[フレーム数(1始まり)]に設定します。


⑨[カット番号]:カット袋に書かれた「カット番号」を入力します。

⑩[タイムライン名を自動設定]:チェックを入れておいてください。チェックを入れて横のタブから[話数+シーン+カット]にしておくと、タイムライン名が任意の状態で自動生成されます。(シーン数の指定は作品によっては指定がありません、特に指定のない場合は[1]としています)

⑪[テンプレート]:テンプレートの読み込み設定です。[カット用テンプレート]にチェックを入れると素材が読み込めます。ここでテンプレートを読み込んでおくと、カットフォルダーの[新規]作成時、[レイヤー]パレットにテンプレートが読み込まれます。動画ではダウンロード素材の「NA_ 動画用テンプレート」を使用します。



<プリセットに登録する>
はじめに作品ごと・フレーム別で[プリセットに登録]をしておくと、以降のカットフォルダー作成時に数字の入力が省けます。

①[新規]ダイアログで設定入力後、[プリセット名]右の[保存]ボタンをクリックします。


②登録の際は[解像度]、[フレームレート]と[カット用テンプレート]にチェックを入れます。


③[OK]を押し[プリセットに登録]ダイアログを閉じると、プリセットに登録されます。

④次からは、[プリセット]の一覧から選択するだけで、登録した設定が呼び出せるようになります。


すべての入力が終了したら右上の[OK]を押します。
キャンバス(紙)が作成されました。

[2]カットフォルダーの保存

カットフォルダーが作成出来たら、忘れずに[保存]を行いましょう。

① [ファイル]メニュー→[別名で保存]を選択します。


②カットフォルダーをPC上の分かりやすい場所に保存します。

CLIP STUDIOPAINTのデータは[.clip(CLIP STUDIO FORMAT)]という形式で保存されます。

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