9.キャラクターと目の塗り

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ここではキャラクターの塗りと、目の塗りを行います。

 

[1] キャラクターの塗り

それぞれのパーツをレイヤーごとに、ブラシで重ねて塗っていきます。[レイヤー]パレット→[透明ピクセルをロック]をクリックして塗られている部分にのみ塗れるようにします。

 

【POINT:透明ピクセルをロック】

選択中のレイヤーの透明部分への描画をロックします。透明部分にはみ出さずに、すでに描画した部分に対してのみ描画することができます。

 

 

 

■塗り用ブラシの設定

 

塗りは「柔らかめ」「シャープ」と名前をつけた二種類のブラシで行います。

 

・「柔らかめ」ブラシ

[筆]→[厚塗り]→[油彩]サブツールをもとに、次のパラメータを変更しました。

 

絵の具量 100

絵の具濃度 100

色延び 0

硬さ 100

ブラシ濃度 50

 

[ツールプロパティ]パレット右下のボタンをクリックし、[サブツール詳細]パレットを開きます。

 

[ブラシ形状]の[水彩]を選択し、[ブラシ形状を適用]をクリックします。

 

・「シャープ」ブラシ

[エアブラシ]ツール→[エアブラシ]→[強め]をもとに、次のパラメータを変更しました。

 

硬さ 59

ブラシ濃度 50

間隔によるブラシ濃度調整 オフ

 

ほとんど「柔らかめ」がメインです。くっきりとした影やハイライトは「シャープ」ブラシや、Gペン、丸ペンなどを使用して塗ります。少年が手に持っているランプをメインの光源にして、影をつけていきます。

 

ベースの色を塗ったときと同じように、カラーラフの色を[スポイト]ツールで拾いながら塗っていきます。自分では選ばない色を持ってこられるので、意外な色も乗せやすくなります。また、周囲の色を[スポイト]ツールで拾って、反射させるイメージで乗せています。

 

少年は怪しい雰囲気を出したいので、紫とオレンジを混ぜたような影をつけています。ポイントで濃い影をつけると引き締まると思います。

 

 

服・肌・ランプなど

 

少年の父

 

キャラクターは目以外、だいたい塗れました。

 

[2] 目の塗り

下描きのニュアンスを確認しながら目を塗っていきます。

 

[レイヤー]パレット→[透明ピクセルをロック]をクリックして「目」の部分にのみ塗れるようにします。 髪の毛の影色を[スポイト]ツールで取り、目の影を入れます。

 

ターバンのオレンジをハイライトに入れて、目のハイライトの周りはもう一段濃い影を置きます。

 

目のハイライトはキャラの線画より上に新規レイヤーを作り、Gペンで描き入れました。

 

ランプの光が反射しているイメージでキラキラめにしています。また、彩度高めのオレンジやブルーをポイントで入れています。 まつげ部分は差し色で赤を入れてみました。

 

目の塗りレイヤーの上に合成モードを[乗算]にしたレイヤーを作り、赤紫寄りのグレーでまぶたの影を入れてできあがりです。

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