【講談社】プリセットを使った原稿作成方法
CLIP STUDIO PAINTでは、講談社用のプリセットを使用して、原稿を作成できます。
*CLIP STUDIO PAINT、CLIP STUDIOをVer1.9.1以降にアップデートしてからご利用ください。
[1]講談社用のプリセットで原稿を作成する
CLIP STUDIO PAINTには、講談社入稿用のプリセットがあります。このプリセットを利用すれば、講談社の標準的な原稿設定が使用できます。
※マンガ賞に応募する場合は以下に紹介するプリセットではなく、「商業誌用 裁ち落とし5mm」のプリセットを使用してください。
①[ファイル]メニュー→[新規]を選択します。
[新規]ダイアログの[作品の用途]から、[すべてのコミック設定を表示]を選択します。
②[プリセット]から、入稿先に合わせて次のいずれかを選択します。
単行本のサイズに合わせて、プリセットを選択してください。
・講談社マンガ誌A(少年マガジン、なかよしなど / 新書判単行本化)
・講談社マンガ誌B (ヤングマガジン、モーニングなど / B6判単行本化)
これで、原稿用紙の設定ができました。このほか、[新規]ダイアログで次の設定をしておきましょう。
③[複数ページ]をオンにして、作品のページ数を入力します。
④[開始ページ]の向きを確認します。
・開始ページが左ページの場合は、[左から]を選択してください。
・開始ページが見開きの場合は、[右から]を選択してください。
⑤[参照]をクリックして、[保存先]を選択します。
設定が終了したら、[OK]をクリックします。
⑥[ページ管理]ウィンドウが表示されたら、ページをダブルクリックして、キャンバス(原稿用紙)を開きます。
講談社入稿用プリセットで作成した原稿には、通常のトンボのほかに、セーフラインが設定されています。
セーフライン:
雑誌と単行本のように媒体によって印刷する判型が変わる場合、どの判型でも表示される範囲を示すための枠です。初期設定では、緑の線で表示されています。
裁ち落としいっぱいまで描画する前提であれば、どの雑誌・コミックスでも問題ありません。
ただし、実際の紙面レイアウトは、雑誌やコミックスによって微妙に異なります。そのため、裁ち切り位置は、必ずしもトンボ通りにはなりません。
裁ち切りコマを入れる場合は、キャラクターの表情やセリフなどの大事な情報は、セーフラインの内側に入るように描画してください。
「基本枠(内枠)」や「裁ち落とし幅」など、漫画用原稿用紙の設定項目と各部の名称についての詳しい説明や、原稿用紙の作成方法については『持ち込み用漫画原稿の準備と書き出し』をご覧ください。
[2]原稿の作成
マンガ原稿の作成方法については、必要に応じて『マンガを描いてみよう モノクロマンガ編』をご覧ください。
[3]CLIP STUDIO SHAREを利用して入稿する
CLIP STUDIO PAINT EXで、描いたマンガ作品を管理している場合は、CLIP STUDIO SHAREを使用して、入稿データ(印刷用の高解像度データ)を送付することができます。
入稿する手順は、以下の講座をご覧ください。
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